野菜の栽培カレンダー!育てる季節は野菜によって変わる
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- プランター菜園の野菜作りの基本
- 目的(解決できる悩み)
- 野菜を育てる季節、土の適正酸度(pH)、連作障害、必要な道具を覚える
- 目次
- 1.野菜の栽培カレンダー
- 実もの野菜の基本栽培情報
- 葉もの野菜の基本栽培情報
- 根もの野菜の基本栽培情報
1.野菜の栽培カレンダー
野菜には育てる適切な季節があることをご存じでしょうか。
野菜を育てる季節を事前に確認しておくことはとても重要です。なぜなら、5月に植え付けて7~8月に収穫するミニトマトの苗を7月に植え付けて育てても秋に収穫できないからです。
また、暑さに強いけれど寒さに弱い野菜もあれば、その反対に寒さに強いけれど暑さに弱い野菜があり、野菜が大きく生長する適切な気温となる季節に苗を植え付けることで苗を枯らず失敗を減らせます。
野菜栽培をスタートできる季節は、1年間で春作(春に苗を植え付けて夏の終わりに収穫)と秋作(秋に苗を植え付けて冬に収穫)の2回チャンスがあります。
家庭菜園で人気があるそれぞれの野菜に適した苗の植え付け時期や種撒きの季節、収穫適期、土の適正酸度(pH)の値、連作障害のありなし、おすすめの品種、用意する道具についてまとめたので、野菜を育てる際は下記を参考にしてみてください。
実もの野菜の基本栽培情報
実もの野菜である、次の野菜を育てる基本情報を紹介しています。
トマト、ナス、ピーマン、トウガラシ、キュウリ、小玉カボチャ、小玉メロン、小玉スイカ、つるなしインゲン、エダマメ、エンドウ、オクラ、トウモロコシ、イチゴ
- 大玉トマト・中玉トマト・ミニトマト
- 発芽適温:25~30℃
- 種撒き:3月(保温して発芽させること)
- 苗の植え付け:5月
- 収穫:7~8月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:あり。接ぎ木苗を使わない方は3年以上休んだ方がいい
- おすすめの品種:麗夏(大玉)、フルティカ(中玉)、アイコ(ミニ)
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、長い支柱、誘引用のひも、トマトの苗
大玉トマトの苗の植え付けから収穫までの詳しい育て方は、大玉トマトの育て方をご覧ください。
中玉トマトの苗の植え付けから収穫までの詳しい育て方は、中玉トマトの育て方をご覧ください。
ミニトマトの苗の植え付けから収穫までの詳しい育て方は、ミニトマトの育て方をご覧ください。
- ナス
- 発芽適温:25~30℃
- 種撒き:3月(保温して発芽させること)
- 苗の植え付け:5月
- 収穫:7~10月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:あり。接ぎ木苗を使わない方は3年以上休んだ方がいい
- おすすめの品種:千両2号、筑陽
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、長い支柱、誘引用のひも、ナスの苗
- ピーマン・シシトウ・甘トウガラシ・パプリカ
- 発芽適温:20~30℃
- 種撒き:3月(保温して発芽させること)
- 苗の植え付け:5月
- 収穫:6~9月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:あり。接ぎ木苗を使わない方は3年以上休んだ方がいい
- おすすめの品種:京波、万願寺
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、短い支柱、誘引用のひも、ピーマンの苗
ピーマンの苗の植え付けから収穫までの詳しい育て方は、ピーマンの育て方をご覧ください。
甘トウガラシの苗の植え付けから収穫までの詳しい育て方は、甘トウガラシの育て方をご覧ください。
パプリカの苗の植え付けから収穫までの詳しい育て方は、パプリカの育て方をご覧ください。
- トウガラシ
- 発芽適温:20~30℃
- 種撒き:3月(保温して発芽させること)
- 苗の植え付け:5月
- 収穫:6~9月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:あり。接ぎ木苗を使わない方は3年以上休んだ方がいい
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、短い支柱、誘引用のひも、トウガラシの苗
- キュウリ
- 発芽適温:25~30℃
- 種撒き:3~4月(保温して発芽させること)
- 苗の植え付け:5月
- 収穫:6~8月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:あり。接ぎ木苗を使わない方は2~3年休んだ方がいい
- おすすめの品種:夏すずみ、シャキット
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、長い支柱、誘引用のひも、キュウリの苗
キュウリの苗の植え付けから収穫までの詳しい育て方は、キュウリの育て方をご覧ください。
- 小玉カボチャ
- 発芽適温:25~30℃
- 種撒き:3~4月(保温して発芽させること)
- 苗の植え付け:5月
- 収穫:7~8月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:起きにくい
- おすすめの品種:栗坊
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、空中栽培する方は長い支柱、誘引用のひも、カボチャの苗
- 小玉メロン
- 発芽適温:25~30℃
- 種撒き:3月(保温して発芽させること)
- 苗の植え付け:5月
- 収穫:7~8月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:あり。接ぎ木苗を使わない方は3年以上休んだ方がいい
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、空中栽培する方は長い支柱、誘引用のひも、小玉メロンの苗
- 小玉スイカ
- 発芽適温:25~30℃
- 種撒き:3月(保温して発芽させること)
- 苗の植え付け:5月
- 収穫:7~8月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:あり。接ぎ木苗を使わない方は3年以上休んだ方がいい
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、空中栽培する方は長い支柱、誘引用のひも、小玉スイカの苗
- つるなしインゲン
- 発芽適温:20~30℃
- 種撒き:4~5月
- 収穫:6~7月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:あり。2~3年休んだ方がいい
- おすすめの品種:さつきみどり2号、サクサク王子
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、つるなしインゲンの種
つるなしインゲンの種撒きから収穫までの詳しい育て方は、つるなしインゲンの育て方をご覧ください。
- エダマメ
- 発芽適温:20~30℃
- 種撒き:4~5月
- 収穫:7月
- 土の酸度:pH6.5くらい
- 連作障害:あり。2~3年休んだ方がいい
- おすすめの品種:おつな姫、湯あがり娘
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、エダマメの種
エダマメの種撒きから収穫までの詳しい育て方は、エダマメの育て方をご覧ください。
- エンドウ
- 発芽適温:20℃
- 種撒き:10月
- 収穫:5~6月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:あり。3年休んだ方がいい
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、支柱、エンドウの種
- オクラ
- 発芽適温:20~30℃
- 種撒き:4~5月
- 収穫:7~9月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:あり。2~3年休んだ方がいい
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、オクラの種
- トウモロコシ
- 発芽適温:20~30℃
- 種撒き:4~5月
- 収穫:7~8月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:起きにくい
- 用意するもの:深底型のプランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、トウモロコシの種
トウモロコシの種撒きから収穫までの詳しい育て方は、トウモロコシの育て方をご覧ください。
- イチゴ
- 苗の植え付け(春植え):5月
- 収穫:7月
- 苗の植え付け(秋植え):9~10月
- 収穫:翌年5~6月
- 土の酸度:pH5.5~6.5くらい
- 連作障害:あり。1~2年休んだ方がいい
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、イチゴの苗
葉もの野菜の基本栽培情報
葉もの野菜である、次の野菜を育てる基本情報を紹介しています。
ブロッコリー、キャベツ、コマツナ、ハクサイ、ホウレンソウ、レタス、ネギ、タマネギ、ニラ、ニンニク
- ブロッコリー
- 発芽適温:20~30℃
- 種撒き(春撒き):3~4月
- 収穫:6月
- 種撒き(秋撒き):8~9月
- 収穫:12~翌年2月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:あり。2~3年休んだ方がいい
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、ブロッコリーの種
- キャベツ
- 発芽適温:15~25℃
- 種撒き(春撒き):3~4月
- 収穫:6月
- 種撒き(秋撒き):8月
- 収穫:12~翌年4月
- 土の酸度:pH5.5~6.5くらい
- 連作障害:あり。2~3年休んだ方がいい
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、キャベツの種
- コマツナ
- 発芽適温:15~25℃
- 種撒き:3~10月
- 収穫:4~11月
- 土の酸度:pH5.5~6.5くらい
- 連作障害:あり。1~2年休んだ方がいい
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、コマツナの種
- ハクサイ
- 発芽適温:15~25℃
- 種撒き(春撒き):3~4月
- 収穫:6月
- 種撒き(秋撒き):9月
- 収穫:11~翌年1月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:あり。2~3年休んだ方がいい
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、ハクサイの種
- ホウレンソウ
- 発芽適温:20℃くらい
- 種撒き(春撒き):3~4月
- 収穫:5~6月
- 種撒き(秋撒き):9月
- 収穫:10~12月
- 土の酸度:pH6.5~7.0くらい
- 連作障害:あり。1~2年休んだ方がいい
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、ホウレンソウの種
- レタス
- 発芽適温:20℃くらい
- 種撒き(春撒き):4月
- 収穫:6月
- 種撒き(秋撒き):9月
- 収穫:11月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:あり。1~2年休んだ方がいい
- おすすめの品種:オリンピア、レガシー
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、レタスの種
レタスの種撒きから収穫までの詳しい育て方は、レタスの育て方をご覧ください。
- ネギ
- 発芽適温:20℃くらい
- 種撒き(春撒き):4月
- 収穫:翌年1~2月
- 種撒き(秋撒き):9月
- 収穫:翌年7~8月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:あり。1~2年休んだ方がいい
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、ネギの種
- タマネギ
- 発芽適温:20℃くらい
- 種撒き:9月
- 収穫:翌年5~6月
- 土の酸度:pH5.5~6.5くらい
- 連作障害:起きにくい
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、タマネギの種
タマネギの種撒きから収穫までの詳しい育て方は、タマネギの育て方をご覧ください。
- ニラ
- 発芽適温:20℃くらい
- 種撒き:4月
- 収穫:翌年5~9月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:起きにくい
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、ニラの種
- ニンニク
- 発芽適温:20℃くらい
- タネ球の植え付け:9~10月
- 収穫:翌年5~7月
- 土の酸度:pH5.5~6.0くらい
- 連作障害:起きにくい
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、ニンニクのタネ球
根もの野菜の基本栽培情報
根もの野菜である、次の野菜を育てる基本情報を紹介しています。
ニンジン、ダイコン、カブ、落花生、サトイモ、サツマイモ、ヤマイモ、ジャガイモ
- ニンジン
- 発芽適温:15~25℃
- 種撒き:8月
- 収穫:12~翌年1月
- 土の酸度:pH5.5~6.5くらい
- 連作障害:起きにくい
- 用意するもの:深底型のプランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、ニンジンの種
ニンジンの種撒きから収穫までの詳しい育て方は、ニンジンの育て方をご覧ください。
- ダイコン
- 発芽適温:15~25℃
- 種撒き(春撒き):4月
- 収穫:6月
- 種撒き(秋撒き):9月
- 収穫:12月
- 土の酸度:pH5.5~6.5くらい
- 連作障害:あり。1~2年休んだ方がいい
- おすすめの品種:青首大根
- 用意するもの:深底型のプランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、ダイコンの種
ダイコンの種撒きから収穫までの詳しい育て方は、ダイコンの育て方をご覧ください。
- カブ
- 発芽適温:15~25℃
- 種撒き(春撒き):4~5月
- 収穫:5~7月
- 種撒き(秋撒き):9~10月
- 収穫:10~12月
- 土の酸度:pH5.5~6.5くらい
- 連作障害:あり。2~3年休んだ方がいい
- 用意するもの:プランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、カブの種
- 落花生
- 発芽適温:20~30℃
- 種撒き:5~6月
- 収穫:10~12月
- 土の酸度:pH5.5~6.5くらい
- 連作障害:あり。2~3年休んだ方がいい
- 用意するもの:横広型のプランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、落花生の種
- サトイモ
- 発芽適温:15~30℃
- 種いもの植え付け:4~5月
- 収穫:10~11月
- 土の酸度:pH6.0~7.0くらい
- 連作障害:あり。3年以上休んだ方がいい
- おすすめの品種:石川早生、土垂れ
- 用意するもの:深底型のプランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、サトイモの種いも
サトイモの種いもの植え付けから収穫までの詳しい育て方は、サトイモの育て方をご覧ください。
- サツマイモ
- 発芽適温:20~30℃
- 芋つるの植え付け:5~6月
- 収穫:10~11月
- 土の酸度:pH5.5~6.0くらい
- 連作障害:起きにくい
- おすすめの品種:紅あずま、鳴門金時
- 用意するもの:深底型のプランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、サツマイモの芋つる
サツマイモの芋つるの植え付けから収穫までの詳しい育て方は、サツマイモの育て方をご覧ください。
- ヤマイモ
- 発芽適温:20~30℃
- 種いもの植え付け:5~6月
- 収穫:10~12月
- 土の酸度:pH6.0~6.5くらい
- 連作障害:あり。3年以上休んだ方がいい
- 用意するもの:深底型のプランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、長い支柱、誘引用のひも、ヤマイモの種いも
- ジャガイモ
- 発芽適温:15~25℃
- 種いもの植え付け(春植え):2~3月
- 収穫:6~7月
- 種いもの植え付け(秋植え):9月
- 収穫:12月
- 土の酸度:pH5.5~6.0くらい
- 連作障害:あり。2~3年休んだ方がいい
- おすすめの品種:男爵、メイクイーン
- 用意するもの:深底型のプランター、培養土、肥料、ジョウロ、移植ごて、ジャガイモの種いも
ジャガイモの種いもの植え付けから収穫までの詳しい育て方は、ジャガイモの育て方をご覧ください。
(記事作成日:2017年12月4日、最終更新日:2021年6月21日)