野菜の種の撒き方と育て方の基礎知識

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野菜の種の撒き方と育て方!種の発芽は水・温度・酸素が必要

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カテゴリー
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ジャンル
プランター菜園の野菜作りの基本
目的(解決できる悩み)
野菜の種を撒いて発芽させて育苗できるようになること
目次
1.野菜の種撒きの基礎知識
直播栽培での種撒きの方法
移植栽培での種撒きの方法
2.野菜の種の発芽と育苗の基礎知識
野菜の種を発芽させる方法
種が発芽した後の育苗の方法

1.野菜の種撒きの基礎知識

春になるとホームセンターや園芸店では、トマト、キュウリ、ナス、ピーマンなどの野菜の苗が売っているので、多くの方は野菜の種ではなく苗を購入して家庭菜園を始めることが普通ですよね。

しかし、野菜の苗を購入して育て始めるのではなく、野菜の種を購入して育て始めることも可能であることをご存じでしょうか。

野菜の種を発芽させて育てる方法は、大きく分けると直播栽培と移植栽培の2種類があります。野菜の種はどのように撒いて育てればいいのか見ていきましょう。

直播栽培での種撒きの方法

野菜の種撒き

直播栽培とは、育苗箱、セルトレイ、ビニールポットを使わずに、畑やプランターへ野菜の種を直接撒いて野菜を育てる方法のことです。

直播栽培の種撒きの方法には、次のように、すじ撒き、点撒き、ばら撒きの3種類があります。

種の撒き方

  • すじ撒き:直線で撒き溝を作り一定の間隔で種を撒く(葉ネギ、ニラ、こまつな、ホウレンソウ、ニンジンなど)
  • 点撒き:一定間隔ごとに撒き穴を開け1箇所に3粒くらいずつ種を撒く(インゲン、エダマメ、トウモロコシ、キャベツ、ダイコンなど)
  • ばら撒き:間隔を気にせずに種を撒く(小さい野菜、タマネギの苗作りなど)

葉もの野菜はすじ撒き、大きい種は点撒き、小さい種はばら撒きを行って育てる野菜に応じて撒き方を使い分けてください。

直播栽培を行う時の注意点は、地温が発芽適温でない時は種は発芽しないので、発芽に適した地温となるようにべたがけやトンネルで保温する必要があります。

葉もの野菜と根もの野菜は地温が約20℃、実もの野菜は地温が約20~30℃必要なので春撒きする時は発芽不良にならないように工夫して育ててください。

移植栽培での種撒きの方法

ビニールポットで育苗

移植栽培とは、畑やプランターへ野菜の種を直接撒くのではなく、育苗箱・セルトレイ・ビニールポットを使って違う場所で植え付け(定植)に適した苗になるまで育ててから畑やプランターへ定植する方法のことです。

道具の説明

  • 育苗箱:種を発芽させる為の小型の容器のことです。
  • セルトレイ:種を発芽させる為の小さなくぼみがたくさんある容器のことで、セルトレイ1枚で100~200個の種の発芽の管理ができます。
  • ビニールポット:育苗箱やセルトレイで発芽させた種を育苗する為のビニール製の容器のことで、直径が6~9cmくらいの大きさのものを使うことが普通です。

上記で説明した、育苗箱、セルトレイ、ビニールポットを使った育苗方法は、

移植栽培で種から苗を作る方法

  • 育苗箱で種を発芽させた後にビニールポットに植え替えて苗を作る方法
  • セルトレイで種を発芽させた後にビニールポットに植え替えて苗を作る方法
  • ビニールポットで種を発芽させた後にそのまま苗を作る方法

の3タイプがあります。

どのように使い分ければいいのかというと、苗をたくさん作らないといけない場合は育苗箱やセルトレイで発芽させた後にビニールポットへ植え替える方法、苗を数本だけ作る場合はビニールポットで発芽させて育てる方法が適しています。

移植栽培の最大のメリットは、育苗箱・セルトレイ・ビニールポットは持ち運びができるので温度管理がしやすく発芽不良になりにくいことです。

直播栽培の春撒きでは気温が低いので地面を保温しないと種は発芽できないので移植栽培の方法をとることが一般的です。

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2.野菜の種の発芽と育苗の基礎知識

野菜の種を発芽させるには、種が目覚める為の水と温度、呼吸する為の空気の3点を種に供給しなければいけません。

種が発芽した後は、水、温度、空気の他に、光合成を行う為の光と生長を促す為の肥料が必要になります。

野菜の種を発芽させる方法

ポットに種撒き

野菜の種が発芽するには、水、温度、空気(酸素)が必要になります。

野菜が生長するには肥料が必要なのに、野菜の種が発芽するには肥料はいらないのかと不思議に思うかもしれませんが、野菜の種の内部には発芽する為の養分(デンプン、タンパク質、脂肪など)を蓄えているので肥料はいりません。

したがって、タネが発芽するのに必要なものは、

種が発芽する条件

  • 水:種が目覚めて発芽を始める為
  • 温度:それぞれの野菜の種が発芽に適する為
  • 酸素:種が呼吸する為

の3点のみです。

但し、野菜の種には、好光性種子(キャベツ、レタス、インゲン、ニンジンなど)と嫌光性種子(ナス、トマト、ピーマン、キュウリ、ネギなど)があるので光が関係することもあるので土を種に被せる厚さに気をつけてください。植物は発芽した後に光で光合成をする必要があるので、光がある環境なのか確認しているのかもしれません。
※好光性種子の覆土(ふくど)は薄く、嫌光性種子の覆土の厚さは種の厚みの2~3倍くらいが目安です。

また、野菜の種を発芽させるコツは、

種を発芽させるpoint

  • 硬い種は水に1日浸してから土に埋めること
  • 土を押さえつけて種と土をしっかり密着させること
  • 発芽温度を発芽するまで保つこと

を適切に管理できれば発芽させることができます。

室内で発芽させる時は部屋の暖かい場所に置いておけばいいですが、春に屋外で種撒きをする場合は発芽温度に達しないので、

屋外で種を発芽させるpoint

  • 透明のビニールフィルムや不織布をべたがけする
  • ビニールフィルムとトンネル用支柱で温室を作る
  • 透明な容器を被せる

などの対策を施して、防寒・保温・温度管理をしっかり行うことが大切です。
※実もの野菜の種は発芽するのに地温が20℃以上必要です。

発芽に必要な全ての条件が揃うと、硬い種の皮を破って根と芽を伸ばして蓄えられていた養分を使って大きく生長していきます。

種が発芽した後の育苗の方法

エダマメの種の発芽

野菜の種が発芽するまでは、水、温度、酸素が必要でしたが、種が発芽して根と双葉が出てきてからは、

発芽後に生長させる条件

  • 葉で光合成を行う為の水・光・二酸化炭素(二酸化炭素は空気中から摂取できます)
  • 生長を促進する為の温度と肥料

といった、水、光、温度、養分の4点が必要になります。

また、種が発芽してからは根を土の中に広く伸ばさないと大きく生長できないので、水はけと水持ちのよい培養土を使って根腐れさせないことも必要です。

育苗中に健全な苗に育て上げるコツは、

育苗のpoint

  • 日なたで育てること
  • 生長適温を維持すること
  • 夕方ではなく午前中に水やりをすること
  • 発芽したら2週間に1回くらい液体肥料を与えること
  • 大きく生長してきたら鉢ずらし(ポットとポットの間の空間を広げる)をすること

を守ることです。

以上のことを守って、徒長苗ではなく、茎が太く・節間が短い健全な苗を作ってください。

育苗後の苗を畑やプランターへ定植する時期としては、

苗の定植時期

  • トマト、ピーマン、ナスは一番花(いちばんか)が咲き始めそうになったら
  • キュウリは本葉が3~5枚になったら
  • インゲン、エダマメは本葉が3枚になったら
  • キャベツや白菜は本葉が数枚になったら

という苗の状態になった時が定植適期となります。

温室で育てていた場合は、外の環境に馴染ませる順化作業を1週間程度行ってから定植してください。

(記事作成日:2017年12月17日、最終更新日:2021‎年6‎月4‎日)

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