中古車を購入する時の7つの確認ポイント

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中古車の失敗しない購入方法!確認しておきたいポイント

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ジャンル
車を購入する時の費用と賢い購入方法
目的(解決できる悩み)
中古車を選ぶ時に確認しておきたいポイントを覚えて購入する時の不安を解消すること
目次
1.中古車を購入する時の確認ポイント
年式と走行距離の確認
車検の残り期間の確認
修復歴の確認
所有者歴の確認
ボティー、下回り、内装の確認
消耗品の確認
試乗して確認

1.中古車を購入する時の確認ポイント

車のエンジン

中古車は新車と比べると安く購入できるので節約志向の方がよく買われる車です。

中古車の特徴としては、人気車種は車両価格は高く、不人気車や大衆車は車両価格は安く設定されていますが、中古車は新車を購入する時と同じように、車両価格の他に、税金、代行手数料、整備費用などが必要です。

中古車は点検整備後に引き渡しされることが普通ですが、整備せずに現状引き渡しされることもあるので、安く買えたとしても整備する費用に多大な金額が掛かってしまれば安く購入できたメリットがありません。

中古車を買う時は、買った後に消耗部品の整備費用がそれほど掛からない状態の車を選ぶことが重要です。

例えば、前オーナーがある程度メンテナンスして乗られていた車は購入するのに相応しく安心できる車ですので、しっかり現車確認してから購入しましょう。

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年式と走行距離の確認

中古車販売店に行くと、製造されてから5年や10年経過している車、走行距離が5万kmや10万kmの車などいろいろな状態の車が販売されていますよね。

次のような2台の走行距離が10万kmの中古車が販売されていたらどちらの方がいいと思いますか。

年式と走行距離で車を判断

  • 5年落ちで走行距離が10万kmの中古車:走行距離は多いが部品はまだ新しい
  • 10年落ちで走行距離が10万kmの中古車:年式が古いので部品の劣化が心配

走行距離が多い車は避けた方がいい傾向がありますが、5年落ちで10万kmなら問題ないと思います。私が思うには年式が新しかったら走行距離はあまり気にしなくてもいいと思います。

車のエンジンは10万km走行したくらいでは壊れませんので、走行距離よりも年式の方を気にしてください。

どうして年式を気にしなければいけないのかというと、年式が古いと消耗部品も劣化しているからです。

物質は、時間が経つと、ゴム類は硬くなり、金属は錆ついて、オイルは酸化してきます。

特にゴム類は何もしていなくても劣化しますので、硬化したゴムブッシュなどは正常に機能していませんし、シール類の劣化でオイル漏れなどが起きることがあります。

乗り心地がおかしいのはサスペンションのダンパーの劣化、エンジンの振動が大きく伝わってくるはゴムブッシュが劣化しているからです。

走行距離が多い場合は年式が新しい方が良いと覚えておきましょう。

車検の残り期間の確認

車検が切れている車は価格は安いですが、車検を新たに取るとプライスボードに書かれている車両価格よりもプラス10万円くらいの費用を上乗せされるので気をつけましょう。

また、車検の有効期限が短い車も価格は安いですが、車検を受ける時に10万円くらいの費用がかかることを覚えておいてください。

車検が付いているのか切れているのか、車検の有効期限が長いのか短いのかで車両価格が変わってきます。

修復歴の確認

中古車を購入する時は、フレーム(車体の骨格となる部分)の修復歴があるかないかを必ず確認してください。

中古車販売店の中には、事故を起こした車のフレームを修正したのに修復歴なしとして売っていることもあるので気をつけてください。

できれば試乗してみて、ハンドルの動きやギアの入り具合などの動きを確認してください。特にハンドルの動きに違和感を感じる車は事故を起こしている可能性があります。

所有者歴の確認

中古車には、ワンオーナー車と複数オーナー車があります。

当然、複数オーナー車よりもワンオーナー車の方が安心でき、法定点検した時の点検記録簿があればなおいいです。

新車時からのメンテナンスをした時の点検整備簿があれば、どこの点検をして部品を交換したのかという過去の整備状況がわかりますし、総走行距離も点検記録簿に記録されているので走行距離計を巻き戻しているのかの判断ができます。

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ボティー、下回り、内装の確認

中古車の確認方法は、まずは、次のような車の外側と内側をチェックすることから始まります。

ボディーのキズ、へこみ
中古車は多少のキズはあるので、ある程度は妥協した方がいいです。
フロントガラスのひび割れ
ガラスのひび割れはリペアされていないと車検に通らないので確認しておきましょう。
車体の下回りの錆
通常では錆は発生しませんが、雪国で乗られていた車は融雪剤の影響で下回りは錆びやすいです。海に近い地域で乗られていた車も塩分で錆びやすくなっているので注意しましょう。
マフラーの穴
マフラーに穴が開いていると排気音が大きくなり過ぎて車検に通らないので注意してください。また、マフラーが錆ているとその錆が原因でマフラーに穴が開くので錆びていないか確認してください。
室内の臭い
室内の臭いは消臭剤でなんとかなりますが、タバコの臭いや犬などの動物を頻繁に乗せていた車などは中々臭いが取れないので注意してください。
エアコンの効き具合
エアコンの効き具合が悪い時はエアコンのガスが抜けているのか、コンプレッサーが寿命なのかを確認してください。コンプレッサーが壊れている時は修理代は高くなります。
年式と走行距離
どんなに価格が安くても年式が10年前で走行距離が10万kmを超えている車はメンテナンス費用がかさむので購入を見送った方がいいです。総走行距離はオドメーターで確認しましょう。

消耗品の確認

車の部品が消耗していると車検の時に交換しなければいけなくなり思わぬ出費が増えるようになります。特にタイヤブレーキパッドは必ず確認するようにしてください。

タイヤの溝の残りの深さと偏摩耗
タイヤは走る為に必要なものです。タイヤにスリップサインが出ていないか、タイヤがひび割れしていないか確認してください。また、タイヤが片減りしている車はショックアブソーバーがヘタっていたりホイールアライメント(車輪の角度)がずれている可能性があるので注意してください。
ブレーキパッドの残りの厚さ
ブレーキパッドは走っている車を止める為に必要なものです。ブレーキパッドの厚みが2mm以下になると交換時期となるので厚みを確認してください。

タイヤは1本1万円とすると4本交換して4万円の出費となります。

ブレーキパッドはフロントのみを交換するなら1万5千円くらい、フロントとリアの両方を交換すると3万円くらいの出費となります。

スポーツカーや2000cc以上の車はフロントとリア共にディスクブレーキを採用しているのでフロントとリアのブレーキパッドの交換が必要です。

また、コンパクトカーなどの小さめの車はフロントがディスクブレーキ、リアはドラムブレーキを採用していますが、ドラムブレーキはブレーキシューの交換が必要です。

このように、タイヤとブレーキパッドを交換するだけでも5万円以上の費用がかかるので忘れずに確認しましょう。

その他に確認した方がいい消耗品としては、

中古車の購入時に確認するパーツ

などがあります。

また、総走行距離が9万kmくらいを過ぎるとタイミングベルトなどのベルト類の交換時期にさしかかるので走行距離が多い車を購入する時はメンテナンス費用のことも考慮してから決めましょう。

試乗して確認

中古車を購入する時は、ボディー、下回り、内装、消耗品を確認すると同時に車を運転して確認しましょう。

特に、エンジンの掛かり具合と異音についてはしっかり確認した方がいいです。

エンジンが掛かりにくい時は、点火プラグの劣化やバッテリーの寿命が考えられます。

エンジンを掛けるとキュルキュル鳴くことがありますが、ベルト類が劣化していることが原因の可能性があるので注意してください。また、エンジンの音を確認すると同時にエンジンからオイルのにじみがないかボンネットを開けて確認してください。

その他には、ブレーキの効き具合が悪い時はブレーキ系統に問題がありますし、ギアの入り具合が悪い時はトランスミッションに問題があります。

試乗してみて少しでも違和感を感じた車は購入を見送った方が後々のメンテナンス費用を考えると賢い選択です。

(記事作成日:2018年4月4日、最終更新日:2021‎年7‎月24‎日)

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