自動車のスパークプラグ(点火プラグ)の点検方法

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車のスパークプラグ(点火プラグ)の点検方法

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カテゴリー
自動車の悩み
ジャンル
スパークプラグのメンテナンス
目的(解決できる悩み)
自分でスパークプラグのメンテナンスを行い交換費用を節約すること
節約できる金額
自分で交換すれば約3200円の節約ができます
目次
1.スパークプラグのメンテナンス
スパークプラグの点検方法と交換時期
スパークプラグの交換費用と作業時間
スパークプラグの交換時に使う部品と工具
おすすめのスパークプラグのメーカー

1.スパークプラグのメンテナンス

ガソリンエンジン車のエンジンにはスパークプラグが装着されています。

スパークプラグは消耗部品なので数万km走行ごとに定期的に点検して電極の角が丸まっていたら交換が必要です。

なお、スパークプラグは電極に使われている素材(ニッケル合金、白金、イリジウムなど)で寿命は異なりますので2万~3万km走行ごとに絶対に交換しないといけないわけではありません。

スパークプラグの点検方法と交換時期

車のスパークプラグの中心電極が少し消耗した状態

ガソリンの燃料で動く車のエンジンには、スパークプラグが必ず取り付けられています。

スパークプラグ(点火プラグ)は、中心電極と外側電極の角が丸くなってきたら交換時期となりますが、スパークプラグが交換時期に差し掛かっているかはエンジンから取り外してみないとわかりませんよね。

スパークプラグをエンジンから取り外して確認することが面倒な方は、エンジンの状態や走行距離からでもおおよその判断はできます。

エンジンの状態で判断する時は、

スパークプラグの交換の目安

  • アイドリングがばらつくようになった
  • エンジンの掛かりが悪くなった
  • エンジンの吹け上がりが悪くなった
  • 加速がもたつくようになった
  • 燃費が悪くなった

という症状が現れたら交換する目安と思ってください。

走行距離で判断する場合は、

スパークプラグの交換時期

  • 一般プラグや中心電極のみイリジウムや白金を使ったタイプのプラグでは2万~3万km
  • 中心電極と外側電極の両方にイリジウムや白金を使ったタイプのプラグ(ダブル白金、ダブルイリジウム)では5万~10万km

が交換の目安となります。

世間では旧車に乗っている方が多いですよね。旧車は一般プラグを使っている車が多いので3万km走行ごとにスパークプラグの状態を一度確認することをおすすめします。プラグのタイプで交換時期は大きく異なりますので、無駄が生じないように交換の判断をしてください。

なお、スパークプラグはガソリンエンジンに装着されている部品です。ディーゼルエンジンは空気を圧縮して着火しているのでスパークプラグは装着されていません。ガソリンエンジン車に乗られている方のみスパークプラグのメンテナンスが必要です。

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スパークプラグの交換費用と作業時間

4気筒ガソリンエンジンの車のスパークプラグをカーショップに依頼して交換してもらった時と自分で交換した時のおおよその費用と作業時間を比較してみます。

カーショップで交換した時の交換費用と時間
  • スパークプラグ代金(一般プラグ4本):約3200円
  • 交換工賃(4本):約2000円
  • 作業時間:作業自体は30分くらいで完了しますが、ピットが混雑していると1時間以上待たされることもあります

カーショップで一般プラグに交換した時の費用は合計すると5200円です。

自分で交換した時の交換費用と時間
  • スパークプラグ代金(プレミアムRX4本):約6400円
    ※今回使ったスパークプラグは安価品ではなく、プレミアムRXという中心電極にルテニウムを配合して高性能が売りの信頼できるNGKのスパークプラグです。高性能プラグではなく一般プラグを購入すれば4本で2000円くらいです
  • 作業時間:作業は30分くらいで完了できます

自分で交換すると工賃がいらないので、プレミアムRXを使う場合の費用は6400円、一般プラグを使う場合の費用は2000円です。
※プラグレンチなどの工具代は含まれていません。

一般プラグで比較すると、5200円-2000円=3200円となるので、自分でスパークプラグ(一般プラグ)に交換すれば3200円の節約ができます。

なお、インターネットショップでスパークプラグを購入すると、一般プラグは1本500円、イリジウムプラグは1本1300円、プレミアムRXプラグは1本1600円くらいが相場です。商品のこだわりがなければ価格が安い一般プラグへ交換すれば問題ありません。

スパークプラグの交換時に使う部品と工具

スパークプラグを自分で交換する時は、スパークプラグだけ用意すれば交換ができるわけではありません。

スパークプラグの他には、スパークプラグをエンジンから取り外す為のプラグレンチ(プラグのソケット)、エンジンの上部カバーのボルトを取り外す為のソケットレンチなどが必要になります。どのような物を用意しないといけないのか見ていきましょう。

スパークプラグの交換時に使う部品
車のスパークプラグ(NGKのプレミアムRX)

スパークプラグ交換で用意するもの

  • スパークプラグ(純正品又はNGKのプラグがおすすめです)

スパークプラグを交換する時に用意する本数は、4気筒エンジンは4本、6気筒エンジンは6本、8気筒エンジンは8本必要となります。費用を安くしたいなら一般プラグを選ぶのがいいです。注意点としては、スパークプラグの商品を製造しているメーカーの適合表でスパークプラグを交換する車に合う品番を確認してから選ぶことを守りましょう。

スパークプラグの交換時に使う工具
スパークプラグ交換で使う工具

スパークプラグ交換で用意する工具

  • プラグのソケット(スパークプラグを脱着する時に使用します。ホームセンターのカー用品売り場に売っています)
  • ラチェットハンドルとソケット(エンジンの上部の樹脂カバーやプラグキャップを固定しているボルトを脱着する時に使用します。ソケットのサイズは10mmくらい)
  • エクステンションバー(奥まったボルトを脱着する時に使用します)
  • 六角レンチ(1990年代より前の車はプラグカバーを脱着する時に使うかもしれません)

ラチェットハンドルとソケットの使い方は、ラチェットハンドルの先端部分の回転するところにソケットを取り付けて使います。奥まった場所にあるボルトにはソケットがとどかないのでエクステンションバーを連結させて使ってください。

おすすめのスパークプラグのメーカー

カー用品店に行くといろいろなメーカーのスパークプラグが店頭に並んでいるのでどれを選んだらいいのかさっぱりわからないですよね。

私がおすすめするスパークプラグのメーカーはNGK(日本特殊陶業)です。

現在のNGKのスパークプラグの種類は、

NGKのスパークプラグの種類と特徴

  • 一般プラグ:価格が安いプラグ
  • イリジウムIX:イリジウムプラグのエントリーモデル
  • イリジウムMAX:イリジウムIXの性能を維持したまま寿命を伸ばしたモデル
  • プレミアムRX:中心電極にルテニウムを採用した高性能タイプ

の4種類があります。

あまり聞き慣れないメーカーのスパークプラグを使うと、エンジンに締めつけたり外したりする時にプラグの絶縁体が割れて2つに分解することがあるので注意して選んでください。

おすすめ商品おすすめのNGKのスパークプラグ

商品名:NGK RXプラグ ロングリーチ (ターミナル:ポンチカシメ)1本 LFR6ARX-11P

NGKのプレミアムRXプラグは高性能なスパークプラグです。

プレミアムRXプラグの特徴は、一般プラグよりも中心電極が細く作れるので着火性に優れる、アイドリングが安定する、アクセルレスポンスや加速性能・燃費性能が上がるなどです。特にアイドリング時のエンジンの振動が気になる方は試してみてください。

スパークプラグは車種によって形状が異なるので適合していないと装着不可です。NGKのスパークプラグを購入する際は、必ずNGKのホームページなどで車種適合表を確認してからにしてください。装着可能なスパークプラグの品番と必要本数が書いてあります。

(記事作成日:2018年2月4日、最終更新日:2021‎年8‎月1‎日)

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