自動車の車検の基礎知識

生活の悩みを解決!節約術

賢いお金の使い方・貯め方

車検の基礎知識!車検を受ける目的と用意する書類

  1. トップページ
  2. 自動車の悩み
  3. 車検の基礎知識!車検を受ける目的と用意する書類
カテゴリー
自動車の悩み
ジャンル
車検の目的と費用
目的(解決できる悩み)
車の車検の知識を深めること
目次
1.車検の基礎知識
車検とは何ですか?
車検はいつ受けるの?
12か月定期点検、24か月定期点検、車検の違い
車検時に必要となる書類

1.車検の基礎知識

車検は車を公道で走らせる為に受けなければいけない検査のことです。

新車登録した場合は初回は3年後に1回、その後は2年ごとに1回受けます。中古で購入した場合は2年ごとに1回受けます。

車検を受ける時は、前回の車検証、前回の自賠責保険証明書、最新の自動車税納税証明書を用意してください。

車検とは何ですか?

車のエンジンルーム

車検(自動車検査登録制度)とは、車が自動車保安基準に適合しているのかを検査して、検査に合格して登録することによって車を公道で走行させてもよくなり、そして、車の所有者や使用者を認める制度のことです。

車検に合格すると車検証(紙の自動車検査証)と検査標章(フロントガラスに貼るステッカー)の2点が交付されます。

車検証を交付するには、一定期間ごとに車検を受けて合格しなければいけません。自家用の乗用車と軽自動車の車検証は新車登録すると交付され、新車登録から3年後に1回目の車検となります。その後は、2年に1回ずつ車検を受けていくことになります。
※車検証を更新することを継続検査ということもあります。

また、車検証には有効期間があり、車を運転する時は有効期間内の車検証を車の中に備え付けて置くことが法律で義務付けられています。

このように、車検に合格して車検証を取得しなければ公道を走ることができませんし、車検切れの車を公道で運転すると道路運送車両法に従い罰せられるので気をつけましょう。

スポンサーリンク

車検はいつ受けるの?

車検は、有効期間が満了する日の1カ月前から受けることができます。

車検の有効期間の確認方法は、車検証の有効期間が満了する日という欄か、フロントガラスに貼ってある検査標章のステッカーの裏側の年月日を見てください。
※車検証は、助手席の前のグローブボックスの中にしまってあることが多いです。

運転免許証は誕生日の前後1カ月の間に更新すればいいのですが、車検は有効期間が満了する日の前1カ月間で行うルールがあります。車検の満了日を過ぎると車検切れになってしまいますので、満了する日までに車検を受けるようにしてください。

車検の有効期間が満了する日の1カ月前とはいつかというと、満了する日が11月15日ならば10月15日が1カ月前にあたります。10月15日~11月15日までに車検を受ければ有効期間を短縮せずに2年間更新することができます。

車検で注意することは、車検の有効期間が満了する日の前では、車検を依頼するディーラーなどへ車検を受ける予定の車を自分で運転して走らせることはできますが、車検が切れてしまった車は公道で運転すると罰せられることです。

したがって、車検が切れた車は運転することができなくなります。

車検が切れてしまった場合は、ディーラーに車を取りに来てもらうか、車検証と有効な自賠責保険証明書を持って市役所で仮ナンバー(自動車臨時運行許可証)を取得してから車を運転してディーラーへ行って整備・車検を受けるという2通りの方法で対処してください。

もう1つ注意することは、車検の有効期間が満了する日の1カ月より前に車検を行うと車検を行った日から2年後が有効期間となります。前回受けた車検期間の残りが無駄になってしまいますので気をつけてください。

12か月定期点検、24か月定期点検、車検の違い

車は故障なく安全に乗る為に定期点検といって12か月定期点検と24か月定期点検を行うことが法律で定められています。

12か月定期点検とは車検の1年後に受ける点検のことです。12か月定期点検は本当はしなければいけないのですが、罰則がないのでしなくても罪に問われることはありません。ディーラーや整備工場では24か月定期点検で悪い箇所はまとめて整備してくれるので、12か月定期点検をしなくても特に故障することはないです。但し、車検のみを専門にしているお店(車検代行業者)は車検時にしっかり点検していないことが多いので12か月定期点検はした方がいいと思います。

24か月定期点検とは車検の2年後に受ける点検のこと、車検とは車検証を交付する為の検査・登録のことです。昔は24か月定期点検を受けた後でなければ車検を受けることができませんでしたが、現在は24か月定期点検を受けなくても車検を受けることができるように変わりました。

ですので、ユーザー車検(自分で運輸支局等に車両を持ち込んで検査を受けること)を受ける人は車検に関した検査項目のみをディーラーや整備工場で整備してもらうことが多いです。

このように、現在では車検と24か月定期点検は別物となってしまっていますが、ディーラーなどに車検を頼むと現在でも車検を受ける前に24か月定期点検を受けることが普通で、車検に合格できるように整備すると共に2年後の車検を迎えるまで故障なく安全に乗れるように整備を行います。

24か月定期点検で点検・整備される項目は次の通りです。

24か月定期点検の点検箇所

  • エンジン・エンジンルーム点検
  • 室内点検
  • 足回り点検
  • 下回り点検
  • 外回り点検
  • 日常点検
  • アイドリング時のCO、HC濃度
  • タイヤの溝の深さ
  • ブレーキパッド、ライニングの厚さ

それぞれの箇所の点検・整備を行ったら、2年(24か月)定期点検整備記録簿という紙にチェックをして整備の記録を残していきます。
※交換部品等も記録されているので、点検・整備の詳細が知りたい時は定期点検整備記録簿を見ればわかります。

最近では、車検代行業者といって車検に通すことだけに的を絞ったサービスがあります。車検は格安で通りますが、消耗部品などは定期的に交換しないとトラブルの原因になるので、車に詳しくない人は安く車検に通るからという理由だけで利用しない方がいいでしょう。例えば、ブレーキオイル、エンジンオイル、冷却水は車検ごとに交換しておいた方がいいです。

せっかく車を業者に預けているのでついでに24か月定期点検をしてもらった方がトラブル時にまた車屋に預けるよりは時間的に効率がいいでしょう。

車検に合格する為の整備と2年間安全に乗る為の整備は違うことを覚えておいてください。

車検時に必要となる書類

車検を受ける時に用意する書類は、車検証、自賠責保険証明書、自動車税納税証明書の3点です。

車検証
前回車検に合格した時の車検証
自賠責保険証明書
前回加入した自賠責保険の証明書
自動車税納税証明書
毎年5月くらいになると家に納税する為のハガキが送られてきます。税金を納めた後の証明書は車検を受ける時に使うので大切に保管してください。
※排気量によって納税額は変わります。

なお、自動車税納税証明書がない方は、都道府県の税事務所の窓口や自動発行機で申請してください。

現在は、自動車税の納付確認が電子化されている都道府県もあります。電子化されている場合は、車検用納税証明書の提示を省略できます。
※納税後2週間以内では電子データで納税した確認ができないので気をつけてください。

車検がどういうものかわかったところで、次は車検で支払う費用について見ていきましょう。

(記事作成日:2017年1月30日、最終更新日:2021‎年8‎月4‎日)

スポンサーリンク
このエントリーをはてなブックマークに追加

車検の関連記事