自動車のエアエレメント(エアクリーナー)の交換時期と交換方法

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車のエアエレメントの交換時期と交換方法

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エアエレメントのメンテナンス
目的(解決できる悩み)
ラクティス(前期型)のエアエレメントの交換方法を紹介しています。自分でエアエレメントの交換作業を行い交換費用を節約してください。
節約できる金額
自分で交換すれば約1500円の節約ができます
目次
1.エアエレメントの基礎知識
エアエレメントの役割
2.エアエレメントのメンテナンス
エアエレメントの交換時期
エアエレメントの交換費用と作業時間
エアエレメントの交換で使う用品と工具
おすすめのエアエレメント
3.エアエレメントの交換方法
ボンネットを開けます
エアエレメントボックスの留め金具を取り外します
エアエレメントを取り外します
新品のエアエレメントをセットします

1.エアエレメントの基礎知識

エアエレメントは、エンジンで燃焼させる空気に混じっているホコリやチリを取り除き綺麗にする役割を果たすパーツです。

綺麗な空気をエンジンの燃焼室に送ることによって、エンジンは最善のパフォーマンスを発揮できるようになります。

エアエレメントの役割

車のエアエレメント(エアフィルター)

エアエレメント(エアクリーナー)は、エンジンの燃焼室で燃料を燃焼させる為に使う空気を綺麗な状態にして供給する目的でエンジンルーム内に設置してあるパーツです。

車のエンジンは、吸気装置から供給される空気を使って燃料と一緒に燃焼させていますので、エンジンへ空気を送りこまないと燃焼ができませんよね。

では、エンジンへ送る空気は綺麗でも汚れていてもどちらでもいいのかというとそうではありません。

エアエレメントの通気穴が大きくてゴミまでエンジンに送りこんではダメですし、すぐに通気穴が詰まって通気抵抗が増えてエンジンに送れる空気の量が少なくなってもダメです。

エンジンへ空気が送られる順番は、エアエレメント、スロットルバルブ、サージタンク、インテークマニホールド(吸気マニホールド)、エンジンの順です。

各パーツの役割

  • エアエレメント:空気の取り入れ口から外気(空気)を取り入れてゴミ・チリ・ほこりなどの粒子を取り除く
  • スロットルバルブ:吸入する空気の量を調節
  • サージタンク:空気を貯める空間を作る
  • インテークマニホールド:燃焼室へ空気を送る手前にある管。インテークマニホールドの後は各シリンダー内の燃焼室に送られます。

このように、エンジンで燃焼させる空気は必ずエアエレメントを通過してエンジンへ送られる構造になっていますので、実はエアエレメントは重要なパーツなんです。

最近の車はキャブレターで機械的に動いているわけではなく、各種センサーの情報を元にCPUが判断して電子制御で燃料を決定してインジェクターに供給しているので、エアエレメントが多少目詰まりしていても不調に気がつきませんが、汚れたままのエアエレメントを使い続けているとエンジンの不調の原因になりますので注意してください。

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2.エアエレメントのメンテナンス

エアエレメントは、約3万~5万km使ったら本来の性能が発揮できなくなる消耗パーツなので定期的な交換が必要です。

もし、汚れたエアエレメントの空気でエンジンを燃焼させていると燃費が悪くなります。

エアエレメントが真っ黒になっていたり数年間交換していない時は即交換することをおすすめします。

エアエレメントの交換時期

新品と5年使ったエアエレメント

エアエレメントは空気をろ過させるとエアエレメント自体が汚れて通気穴が詰まっていき、ろ過性能や吸気効率が落ちると燃費や加速性能が悪くなるので定期的に交換する必要があります。

エアエレメントの汚れ具合を上の写真で説明すると、左側のエアエレメントは新品、右側のエアエレメントは5年使用したものです。5年使用したエアエレメントは汚れで黒っぽい色に変色していることがわかってもらえたでしょうか。

エアエレメントを新品に交換する時期としては、エアエレメントを新品に交換してから5万km走行した時が適しています。

車の取り扱い説明書にも5万kmで交換と書いてあることが多いですが、5万km走っていなくてもエアエレメントが真っ黒に汚れていたら性能が落ちているのでその都度交換した方がいいと思います。
※約3万kmくらい走ると真っ黒に汚れているので新品への交換時期に差し掛かっています。

エアエレメントを交換する目安としては、

エアエレメントの交換の目安

  • 3万~5万km走行した
  • 加速が悪くなった
  • アイドリングが不安定になった
  • 燃費が極端に落ちた

という状態です。

エアエレメントの表面についている虫や砂ぼこりなどのゴミを掃除機で吸い込んで綺麗にしたら永遠に使い続けれると勘違いしている方がみえますが、エアエレメントの表面のゴミは取り除けても内部の目詰まりは解消できないので使い方に注意してください。

エアエレメントの交換費用と作業時間

エアエレメントをカーショップに依頼して交換してもらった時と自分で交換した時のおおよその費用と作業時間を比較してみます。

カーショップで交換した時の交換費用と時間
  • エアエレメントの代金:約2500円
  • 交換工賃:約1000円
  • 作業時間:作業自体は10分くらいで完了しますが、ピットが混雑していると1時間以上待つこともあります

カーショップで交換した時の費用は部品代と交換工賃を合計すると3500円です。

自分で交換した時の交換費用と時間
  • エアエレメントの代金:約2000円
    ※今回使ったエアエレメントは、インターネットショップで安売りしているタクティーのドライブジョイというエアエレメントです。
  • 作業時間:作業は10分くらいで完了できます

自分で交換した時の費用は部品代のみなので2000円です。

3500円-2000円=1500円となるので、自分でエアエレメントを交換すれば1500円の節約ができます。

エアエレメントの交換で使う用品と工具

エアエレメントを自分で交換する時は、工具は何も必要ないのでエアエレメントだけ用意すれば交換ができます。

エアエレメント交換時に使う用品
タクティー(ドライブジョイ)のエアエレメント

エアエレメントの交換で用意するもの

  • エアエレメント(年式と車種によりエアエレメントのサイズが異なるので適合表で必ず確認すること。)

エアエレメントを購入する時は、エアエレメントのメーカーが作った適合表でエアエレメントを交換する車に合う品番を確かめてから購入しましょう。

エアエレメントは車検時に交換を勧めてくることがあるので自分で交換すれば費用の節約ができます。

おすすめのエアエレメント

カー用品店に行くとたくさんのエアエレメントが棚に並んでいてどれを購入したらいいのかわからなくなったことはありませんか?

エアエレメントの材質としては、純正品は紙や不繊布、社外品は紙や不繊布やスポンジで作られています。
※スポーツ用のエアエレメントはスポンジタイプが多いです。

また、エアエレメントの種類は、乾式と湿式の2種類ありますので、エンジン不調をさせない為にも純正品と同じ材質と種類を使ってください。

エアエレメントの種類

  • 乾式:乾燥した状態で使うエアエレメント
  • 湿式:クリーナーで掃除後にフィルターオイルを染み込ませて使うエアエレメント

私がおすすめするエアエレメントは、各自動車メーカーのアフターパーツを作っているメーカーの商品です。

例えば、トヨタはタクティー(ドライブジョイ)、日産はピットワーク、ホンダはHAMPというメーカーのことです。

上記のメーカーは、新車の時に組み込まれているパーツではなく、安価な価格で純正品と同等な品質を持った補修パーツを販売しています。
※ディーラーでも扱っていますので品質は問題ありません。

エアエレメントは、オートバックスなどのカー用品店でも購入できますが、インターネットショップを利用した方が安く購入できます。

おすすめ商品おすすめのエアエレメント

商品名:TOYOTA(トヨタ) タクティドライブジョイ エアフィルター エアエレメント V91120032

タクティーのエアエレメントは、純正品と同等の品質なので、チリ・ホコリをキャチして綺麗な空気をエンジンに送ることができる商品です。

トヨタのディーラーに行くとタクティーの商品を扱っているので品質は問題なく安心して使うことができます。

なお、エアエレメントには品番V9112-0032というように各エアエレメントのサイズは車の年式と車種で異なります。適合車種以外では装着できませんので必ずエアエレメントのメーカーが作成した適合表で確認して交換する車に合う品番を購入してください。

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3.エアエレメントの交換方法

車のエアエレメントの交換作業は、エンジンルーム内にあるエアエレメントボックスの蓋を取り外した後に古いエアエレメントと新しいエアエレメントを入れ替えるだけなのでどなたでも簡単に交換可能です。

しかも10分あれば作業は完了して、エンジンへ綺麗な空気を送ることができるようになります。

ラクティスのエアエレメントの交換方法について紹介しています。

ボンネットを開けます

車のボンネットを開けるフック

エアエレメントはエンジンルームに装着されているので、まずはボンネットを開けましょう。ボンネットを開ける時は、次の3ステップで開けてください。

ボンネットを開ける手順

  • 運転席側にあるボンネットを開けるフックを引くとロックが解除されボンネットが少し開きます。
  • ボンネットの隙間に手を入れてフックを持ち上げてボンネットを上げます。
  • ボンネットを持ち上げたらボンネットを支えるステイをボンネットの穴にセットして固定します。

ステイでボンネットを支える

ボンネットをステイで固定すると上の写真のような状態になります。

エアエレメントボックスの留め金具を取り外します

ラクティスのエアエレメントのボックス

ボンネットを開けると、上の写真のような黒い樹脂製のボックスが見えるようになります。

エアエレメントはこの黒いボックスの中に収められているので、このボックスのカバーが開くようにします。

エアエレメントボックスのカバーは側面の留め金具でロックされているので、指で留め金具を外してロックを解除してください。

留め金具を外す前
エアエレメントのボックスの留め金具を外す前

留め金具を外した後
エアエレメントのボックスの留め金具を外した後

なお、留め金具は少し力を加えると簡単に動きます。

エアエレメントを取り外します

ボックスからエアエレメントを取り外す

エアエレメントボックスのカバーを開けることができたら、エアエレメントが見えるようになるので、古いエアエレメントをボックスから取り外します。
※エアエレメントは固定されていないので手で引っ張れはすぐに外れます。

新品のエアエレメントをセットします

新品のエアエレメントをボックスにセットする

古いエアエレメントが収まっていたスペースに新しいエアエレメントをセットします。

エアエレメントをボックスにセットする時の注意点としては、車種や年式によってエアエレメントの大きさや形状が異なることです。エアエレメントを作っているメーカーの適合表でエアエレメントを交換する車に合う品番を確認してから購入してください。ボックスとエアエレメントのサイズが合わないとセットできません。

また、エアエレメントには上下の向きがあるのでボックスに取り付ける際は気を付けてください。エアエレメントの縁に書かれている文字が手前となるようにセットするとボックスに素直に収まることが多いです。

ボックスにエアエレメントをセットできたらカバーを閉じて、留め金具で固定して元通りにしたら作業は完了です。

エアエレメントの交換は10分あれば自分でも簡単に行えれるので、アイドリングが不安定、加速が悪くなったと感じている方は交換することをおすすめします。

(記事作成日:2018年7月16日、最終更新日:2021‎年6‎月25‎日)

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