車のヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみ取りの方法
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- ヘッドライトのメンテナンス
- 目的(解決できる悩み)
- 自分でヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみ取りを行い費用を節約すること
- 節約できる金額
- 自分で樹脂レンズの黄ばみ取りを行えば約7200円の節約ができます
- 目次
- 1.ヘッドライトの樹脂レンズの基礎知識
- ヘッドライトが黄ばむとどうなるの?
- 2.ヘッドライトの樹脂レンズのメンテナンス
- ヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみの点検方法
- ヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみ取りの費用と作業時間
- ヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみ取りで使う用品と工具
- 3.ヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみ取りの方法
- 樹脂レンズの汚れを取ります
- クロスで磨きます
- 新しいクロスで仕上げます
1.ヘッドライトの樹脂レンズの基礎知識
ヘッドライトの樹脂レンズは経年劣化で徐々に黄ばんで透明度がなくなってきます。
樹脂レンズが黄ばむと前方を照らすライトの明るさが暗くなって前方が見えにくくなるので気をつけてください。
ヘッドライトが黄ばむとどうなるの?
最近車のヘッドライトが暗くなったと感じている方はいませんか?
ヘッドライトが暗くなる原因の1つに、ヘッドライトの樹脂レンズが黄ばんでいることが挙げられます。
ヘッドライトは、夜間時やトンネルを走行している時に点灯させ前方を照らしたり、自分の車の存在を対向車に知らせ事故から自分の身を守る危険回避の役割もあります。
ヘッドライトを点灯させれば、ロービームでは40m前方、ハイビームでは100m前方までを照らすことができますが、ヘッドライトの樹脂レンズが黄ばんで透明度が悪くなると、前方を照らす明るさが落ちて障害物の確認が遅れてしまい夜間の運転は大変危険です。
また、ヘッドライトの樹脂レンズが黄ばんでいると光量不足で車検に通らないことも稀ですがあります。
※高効率タイプのハロゲンヘッドランプに交換してあれば、光量不足で車検に通らないということはまずありません。
ヘッドライトの樹脂レンズは何もしていなくても直射日光を浴びると経年劣化で徐々に黄ばんでくるので、ヘッドライトの明るさを保つためにもヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみを除去するケミカル(ポリッシュといわれるコンパウンド)を使って磨いて樹脂レンズのコンディションを整えてみませんか。
2.ヘッドライトの樹脂レンズのメンテナンス
ヘッドライトの樹脂レンズが黄ばんでしまったらショップで磨いてもらうよりも自分で磨くことをおすすめします。
黄ばみ取りのケミカルはホームセンターやカー用品店で1000円くらいで販売していますので自分で磨けばメンテナンスの費用の節約ができます。
ヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみの点検方法
上の写真はポリッシュで磨いてから1年経過した状態のヘッドライトの樹脂レンズです。
屋根がついていない駐車場に長年停めておくと直射日光の紫外線を浴びて段々黄ばんできますし、日なたに駐車していると黄ばみ度がさらに増します。
樹脂レンズを目視してみて透明度が落ちたと感じたら黄ばみ取りを行う時期です。
黄ばんでしまった樹脂レンズは洗車しても黄ばみは取れないので、ケミカルを使って磨いて除去するしか方法はありません。
ケミカルを使ってもレンズの外側の黄ばみは除去することはできますが、内側の曇りは除去することはできませんので注意してください。
なお、紫外線による経年劣化を少しでも食い止めるには日陰に駐車するようにすることです。
ヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみ取りの費用と作業時間
ヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみ取りをカーショップに依頼した時と自分で行った時のおおよその費用と作業時間を比較してみます。
- カーショップで黄ばみ取りした時の費用と時間
- ケミカル代と技術料:3000円
- コーティング料:5000円
- 作業時間:作業自体は30分くらいで完了しますが、ピットが混雑していると1時間以上待つこともあります
カーショップで黄ばみ取りとコーティングをした時の費用は合計すると8000円です。
- 自分で黄ばみ取りした時の費用と時間
- ケミカル代:約800円
※今回使った黄ばみ取りは、ホームセンターで安売りしているホルツのヘッドライトポリッシュという黄ばみ取りのケミカルです。 - 作業時間:作業は20分くらいで完了できます
- ケミカル代:約800円
自分で保護成分入りのケミカルで黄ばみ取りをすると費用は合計すると800円です。
カーショップに依頼した場合は8000円、自分で行った場合は800円なので、8000円-800円=7200円となり、自分でヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみ取りを行えば7200円の節約ができます。
ヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみ取りで使う用品と工具
ヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみ取りを行う時は、工具は何も必要ないので黄ばみ取り用のケミカルだけ用意しましょう。
ヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみを取るケミカル
ヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみ取りで用意するもの
- 黄ばみ取りのケミカル(磨き用のクロスとレンズの保護成分がある商品が良いです)
ホームセンターのカー用品コーナーへ行くと、いくつかのヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみ取りをするケミカルが販売されていますが、レンズを磨く時に使うクロスとレンズを磨いた後のレンズを保護する成分が含まれている商品を選ぶのが良いです。
保護成分が含まれていない商品は、別途コーティング用のケミカルでレンズを保護しないとすぐに黄ばんでくるので、コーティング剤も用意しましょう。クロスがない場合はウエスなどで代用しましょう。
おすすめの樹脂レンズの黄ばみ取りのケミカル
商品名:Holts(ホルツ)ヘッドライトポリッシュ ツヤ出し・保護成分配合 MH958
ホルツのMH958は、ヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみを取りクリアにするケミカルです。
ケミカルは液体ではなくペースト状なので磨いている時に垂れたりしないので磨きやすいと思います。また、ツヤ出しと保護成分が配合されているので別途コーティング剤を用意する必要もありません。
付属のクロスにケミカルをつけてレンズを磨けばある程度は綺麗にすることができます。
3.ヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみ取りの方法
ヘッドライトの樹脂レンズの黄ばみ取りはとても簡単です。
レンズの黄ばみを取るケミカルをカー用品店で購入して、後はケミカルでレンズを磨くだけです。
作業時間は約30分あればピカピカにできますので、レンズが黄色くなってきた方は磨いてみてください。
樹脂レンズの汚れを取ります
ヘッドライトの樹脂レンズに水をかけて土ぼこりなどの汚れを取り除きます。
樹脂レンズの表面に汚れが付着していると磨いた時にレンズにキズがつくので必ず汚れを取ってください。樹脂レンズの表面を水洗いした後はウエスなどで水滴を拭き取って乾燥させましょう。
クロスで磨きます
樹脂レンズの表面の汚れを取ったら黄ばみを取るケミカルを樹脂レンズにつけて、付属のクロスで黄ばみが目立たなくなるまで磨いていきます。
説明書には作業温度は10~30℃となっているので日陰で磨いた方がいいです。
新しいクロスで仕上げます
1つの樹脂レンズに対して10分くらい磨くとだいぶ黄ばみが取れてきます。樹脂レンズがクリアになったら綺麗なクロスでケミカルを拭き取っていき、樹脂レンズの表面につやが出てきたら作業は完了です。
上の写真を見てもらうと磨いた直後はピカピカでクリアになっていますよね。しかし、時間が経過するとまた徐々に黄ばんだり曇ってくるので、クリアにするには定期的に磨く必要があります。
黄ばみを起こさないようにするには、できるだけ直射日光が当たらないように駐車場所を工夫しましょう。
黄ばみ取りの作業自体はとても簡単なので、樹脂レンズが黄ばんでお困りの方は市販されているケミカルで磨いてみてはいかがでしょうか。
(記事作成日:2017年5月20日、最終更新日:2021年7月20日)