車のワイパーブレードゴムの点検方法と交換費用
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- ワイパーのメンテナンス
- 目的(解決できる悩み)
- 自分でワイパーブレードゴムの点検を行い交換に必要な用品を揃えて交換費用を節約すること
- 節約できる金額
- 自分で交換すれば約1700円の節約ができます
- 目次
- 1.ワイパーの基礎知識
- ワイパーの役割と構造
- 2.ワイパーブレードゴムのメンテナンス
- ワイパーブレードゴムの点検方法と交換時期
- ワイパーブレードゴムの交換費用と作業時間
- ワイパーブレードゴムの交換で使う用品と工具
- おすすめのワイパーブレードゴム
1.ワイパーの基礎知識
車のワイパーは雨の日に前方の視界を確保する為の水拭き用のパーツです。
ワイパーは、雨の他にフロントガラスの表面が汚れている時にも使いますが、ゴムは経年劣化して拭き取り性能が徐々に低下するので定期的な交換が必要です。
ワイパーの役割と構造
車のワイパーの主な役割は2つあります。1つ目は、雨の日にフロントやリアウインドウガラスに着いた雨粒を拭き取り前方の視界を確保する為です。2つ目は、フロントウインドウガラスの表面がほこりなどで汚れている時にウォッシャータンクに溜めてあるウォッシャー液をフロントウインドウガラスに吹きかけてワイパーで汚れを拭き取る役割です。
ワイパーの構造は、ワイパーアームの先端にワイパーブレードが取り付けてあり、ワイパーブレードにはワイパーブレードゴムが装着してあります。
そして、電気モーターでワイパーアームを動かしてワイパーブレードゴムでガラスに付着した水滴や汚れを拭き取る仕組みです。
ワイパーの本数は長いのが1本のみの1本式ワイパー、短いのが1本と中くらいのが1本の合計2本の2本式ワイパーがあります。
また、2本式ワイパーの場合はワイパーアームが平行に動く平行式ワイパー、2本のワイパーアームが対向に動く対向式ワイパーがあります。
ワイパーは雨の日しか頻繁に使わないパーツですが、クリアな視界を確保する為に定期的にメンテナンスを行いましょう。
2.ワイパーブレードゴムのメンテナンス
ワイパーのゴムは太陽の光や雨が当たると劣化が始まるので定期的に点検してください。
ワイパーでフロントガラスの水滴の拭き取りがままならない状態のゴムは車検の時に強制的に交換されるのが普通です。
劣化したゴムの確認方法を覚えて自分でゴムの交換をすれば交換費用が1000円以上節約できます。
ワイパーブレードゴムの点検方法と交換時期
1本式ワイパーでも2本式ワイパーでも、時間の経過と共にワイパーブレードゴムが硬化してひび割れを起こし劣化するので定期的に点検と交換する必要があります。
ワイパーブレードゴムを新品に交換する時期としては車検ごとが適していますが、ワイパーブレードゴムに劣化が見つかった場合は雨の日に運転すると視界が悪くなるのでその都度交換した方がいいです。
ワイパーブレードゴムを交換する目安としては、
ワイパーブレードゴムの交換の目安
- 拭き取りムラがでてきた
- ビビり音がしてきた
- ワイパーブレードゴムが硬くなった
- ワイパーブレードゴムにヒビが入って取れかかっている
という状態になります。ワイパーの劣化状態は目で見ればすぐにわかるので、ワイパーを動かしたりワイパーを直接見て点検してください。
ワイパーブレードゴムの交換費用と作業時間
ワイパーブレードゴムをカーショップに依頼して交換してもらった時と自分で交換した時のおおよその費用と作業時間を比較してみます。
- カーショップで交換した時の交換費用と時間
- ワイパーブレードゴム1本の代金:約1000円
- 1本当たりの交換工賃:500円
- 作業時間:作業自体は5分くらいで完了しますが、ピットが混雑していると1時間以上待つこともあります
カーショップで交換した時の費用は合計すると1本当たり1500円です。
- 自分で交換した時の交換費用と時間
- ワイパーブレードゴム1本:約650円
※今回使ったワイパーブレードゴムは、ホームセンターで安売りしているNWBのグラファイトワイパー換えゴムというワイパーゴムです。 - 作業時間:作業は10分くらいで完了できます
- ワイパーブレードゴム1本:約650円
自分で交換した時の費用は合計すると1本当たり650円です。
1500円-650円=850円となるので、自分でワイパーブレードゴムを交換すれば1本当たり850円の節約ができます。
一般的にはフロントウインドウガラスには2本のワイパーが装着してあるので、2本交換すると1700円の節約ができます。
ワイパーブレードゴムの交換で使う用品と工具
ワイパーブレードゴムを自分で交換する時は、工具は何も必要ないのでワイパーブレードゴムだけ用意すれば交換ができます。
ワイパーブレードゴム交換時に使う用品
ワイパーブレードゴム交換で用意するもの
- ワイパーブレードゴム(車種によりゴムの形状と長さが異なるので適合表で必ず確認すること。)
市販されているワイパーには、ワイパーブレードにワイパーブレードゴムが装着してある状態のものと、ワイパーブレードの換えゴムのみのものが販売されています。
車種や年式によってワイパーブレードの長さと断面の形状が異なるので、ワイパーブレードの換えゴムも様々な種類のワイパーに対応できるように様々な長さと形状のものが用意されているんです。
ですので、ワイパーブレードゴムを購入する時は、ワイパーブレードゴムのメーカーが作成した適合表でワイパーゴムの交換をする車に合う品番を確かめてから購入しましょう。
※過去にワイパーブレード丸ごと社外品に交換した場合はワイパーブレードに取りついているゴムの形状も確認してください。
ワイパーブレード丸ごとよりも換えゴムの交換の方が少し手間はかかりますが、換えゴムのみの交換の方が費用は安くできます。
リアウインドウのワイパーもゴムに亀裂が入っていたら車検時に交換を勧めてくるので自分で交換すれば費用の節約ができます。
おすすめのワイパーブレードゴム
ホームセンターのカー用品コーナーのワイパー売り場に行くとたくさんのワイパーが並んでいてどれを購入したらいいのかわからなくなったことはありませんか?
私がおすすめするワイパーゴムのメーカーはソフト99かNWBです。どちらもホームセンターで特価販売されていますので、店舗とインターネットショップで価格を比べてから買うのが賢い購入方法です。
おすすめのワイパーゴム
商品名:SOFT99(ソフト99)ワイパー替えゴム ガラコワイパーグラファイト超視界 G-34 600mm
ソフト99のガラコワイパーグラファイト超視界は、高級天然ゴムを使っている替えゴムで拭き取り性能が高いのが特徴です。
また、ワイパーゴムの表面にグラファイトカーボンがコーティングされているのでフロントガラスがガラスコーティング剤で撥水処理された状態でもビビリや鳴きが少なくスムーズに動きます。
ワイパーゴムは消耗品ですので1~2年使うと本来の性能は発揮できなくなり交換が必要です。価格と性能の両立で選ぶならソフト99のワイパーで決まりです。
なお、ワイパーには品番G-34・長さ600mmというように各ワイパーのサイズは車の年式と車種で異なります。適合車種以外では装着できませんので必ず替えゴムメーカーが作成した適合表で確認して交換する車に合う品番を購入してください。
(記事作成日:2017年5月14日、最終更新日:2021年8月17日)