車のブレーキパッドの点検方法
- カテゴリー
- 自動車の悩み
- ジャンル
- ブレーキのメンテナンス
- 目的(解決できる悩み)
- 自分でブレーキパッドのメンテナンスを行い交換費用を節約すること
- 節約できる金額
- 自分で交換すれば約1万円の節約ができます
- 目次
- 1.ブレーキパッドのメンテナンス
- ブレーキパッドの点検方法と交換時期
- ブレーキパッドの交換費用と作業時間
- ブレーキパッドの交換時に使う用品と工具
- おすすめのブレーキパッドメーカー
1.ブレーキパッドのメンテナンス
車のディスクブレーキのキャリパーにはブレーキパッドが装着されています。
ブレーキペダルを踏んでブレーキを使っていくとブレーキパッドが段々すり減っていき使用限度を超えたものは安全の為に交換が必要になります。
ブレーキパッドを選ぶ際は、ブレーキをかけてもキーキー鳴かない、ブレーキダストの発生が少ない純正同等品がおすすめです。
ブレーキパッドの点検方法と交換時期
ブレーキパッドには、パッド部分の残りの厚さが少ないことを知らせてくれるパッドウェアインジケーターという金具がついていて、ブレーキパッドを交換する時期にさしかかるとブレーキを掛けた時にキーキーという音がするようになります。ブレーキを踏んだ時に普段効き慣れないキーキー音がするようになったら早めにブレーキパッドを新品に交換しましょう。
ブレーキパッドの交換時期を厚さで判断するならば、パッド部分の残りの厚さが2mm以下となった時が交換の目安です。
各人それぞれ車の乗り方が違いますが、私の経験では約8000~9000km走行するとブレーキパッドが1mm削られていくことがわかっています。新品のブレーキパッドのパッド部分は約10mmの厚さがあるので、新品のブレーキパッドを装着してから約6万~7万km走行すると交換時期となります。
ブレーキパッドの構造は、土台の金属部分の上面にパッド部分が貼りついているので、パッドの残りの厚さがゼロmmになり、そのままブレーキパッドを交換せずに乗っていると土台の金属部分がブレーキローターに接触するようになります。
土台の金属部分がブレーキローターに接触するようになると、ブレーキの効き具合は悪くなり、ローターは激しく削れてキズがついてしまい、良いことは何もないのでゴー音がなったら即交換してください。
※金属部分がブレーキローターに接触するとキーキー音からゴー音に変化します。
実際では、ブレーキパッドの厚さが1mmでも車検時に定めてある制動力が得られれば車検に通るので、車検専門店に依頼すると交換しないことがあります。
しかし、その状態から1万km走行すればブレーキパッドは寿命を迎えてしまうので、ブレーキパッドに詳しくないのなら車検の時に交換してもらった方がいいです。
ディーラーや街中にある整備工場では、車検時の整備ではパッド部分の残量が3~4mmくらいになると、次の車検日がくるまでにブレーキからキーキー音が鳴りだしたりブレーキパッドのパッド部分がなくなる可能性があるので安全の為に交換を勧めてきますので素直に応じましょう。
ブレーキパッドの交換費用と作業時間
ブレーキパッドをカーショップに依頼して交換してもらった時と自分で交換した時のおおよその費用と作業時間を比較してみます。
- カーショップで交換した時の交換費用と時間
- ブレーキパッド代金(前輪):約10000円
- 交換工賃:約5000円
- 作業時間:作業自体は1時間くらいで完了しますが、ピットが混雑していると1時間以上待つこともあります
カーショップで交換した時の費用は合計すると15000円です。
- 自分で交換した時の交換費用と時間
- ブレーキパッド代金(前輪):約5000円
※今回使ったブレーキパッドはインターネットショップで安売りしている日清紡のブレーキパッド - 作業時間:作業は1時間くらいで完了できます
- ブレーキパッド代金(前輪):約5000円
自分で交換すると工賃がいらないので費用は5000円です。
※レンチなどの工具代は含まれていません。
15000円-5000円=10000円となるので、自分でブレーキパッドを交換すれば10000円の節約ができます。
特にメーカーのこだわりがないのなら日清紡のブレーキパッドが純正同等品で価格が安いのでおすすめです。
ブレーキパッドの交換時に使う用品と工具
ブレーキパッドを自分で交換する時は、ブレーキパッドだけ用意すれば交換ができるわけではありません。
ブレーキパッドの他には、ブレーキパーツに付着した汚れを清掃する為のブレーキクリーナー、ボルトを回すレンチ、ピストンを戻す特殊工具などが必要になります。どのような物を用意しないといけないのか見ていきましょう。
ブレーキパッドの交換時に使う用品
ブレーキパッドの交換で用意するもの
- ブレーキパッド(純正品でも社外品でも構いません)
- ブレーキクリーナー(パーツの油汚れを落とす為に使用します)
- ブレーキ用グリスやスレッドコンパウンド(ブレーキパッドの裏面に塗る為に使用します)
- ヤスリ(ブレーキパッドの角を削って丸くする為に使用します)
普通に運転する分には、純正品でも社外品のストリート用でもブレーキの効き具合は大差ありません。強いて言うなら社外品の方が初期制動が若干優れているくらいの違いです。
ブレーキパッドを選ぶ時の注意点としては、商品を製造しているブレーキパッドメーカーの適合表でブレーキパッドを交換する車に合う品番を確認してから選ぶことを守りましょう。
ブレーキパッドの交換時に使う工具
ブレーキパッドの交換で用意する工具
- ピストン戻し(特殊工具なのでホームセンターなどではあまり見かけません。インターネットショップで購入した方が手っ取り早いです)
- コンビネーションレンチやソケットレンチ(12mmや14mm)
- マイナスドライバー(パッドウェアインジケーターを外す時に使用します)
- ジャッキ(車載工具)
- ホイールのナットを回すレンチ(車載工具)
ジャッキとホイールナットレンチは購入しなくても車に載っていますので、ピストン戻しとコンビネーションレンチを用意してください。
おすすめのブレーキパッドメーカー
私がおすすめするブレーキパッドは、自動車メーカーが販売している純正のブレーキパッド、又は純正同等品の日清紡、ストリート用のブレーキパッドならプロジェクトμ、ウェッズスポーツ、エンドレスというメーカーのブレーキパッドがおすすめです。
価格が安いからという理由で聞き慣れないメーカーのブレーキパッドを装着すると、ブレーキのパッド部分がたくさん残っているのにキーキー音がする、ブレーキダストの発生がすごくホイールがすぐに真っ黒になってしまうことがあるのでブレーキパッド選びは慎重に行ってください。
おすすめのブレーキパッドメーカー
商品名:NISSHINBO(日清紡)ブレーキパッド PF-1518
日清紡のブレーキパッドは純正品としても採用されているので品質は問題ありません。
純正品と同じように、アスベストフリー、ブレーキダストの発生は少ない、ブレーキの鳴きはない、そして、ブレーキの効き具合は純正と同じという特徴を持っています。
インターネットから購入すると店頭で購入する値段の半額で購入できます。純正品と同等品をお探しなら日清紡のブレーキパッドで決まりです。
ブレーキパッドは車種によって形状が異なるので適合していないと装着不可です。日清紡のブレーキパッドを購入する際は、ブレーキパッドを交換する車の車検証に書かれている車両型式に適合しているかを必ず商品の詳細情報などを見て確認してからにしてください。商品の詳細情報の欄に装着可能な適合対象車の型式が書いてあります。
(記事作成日:2018年3月8日、最終更新日:2021年6月27日)