車のタイヤの点検方法と交換時期
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- タイヤのメンテナンス
- 目的(解決できる悩み)
- 車のタイヤの点検方法(スリップサイン、空気圧)と交換時期の目安がわかるようになること
- 目次
- 1.タイヤのメンテナンス
- タイヤの溝の点検方法
- タイヤの空気圧の点検方法
- タイヤを新品に交換する時期
1.タイヤのメンテナンス
車のタイヤは消耗品なので、日常点検として溝の残りと空気圧の点検が必要になります。
タイヤは路面に力を伝えると共に、乗り心地や燃費にも影響を与えます。また、スリップサインが出ているタイヤで運転すると滑りやすくなるので大変危険ですし車検には通りませんので、日頃からメンテナンスをして悪い箇所が見つかれば安全の為に早めに新品のタイヤと交換してください。
タイヤの溝の点検方法
市販車のタイヤのトレッドには必ず溝がついています。
タイヤのサイドウォールには三角形のマーク(ウェアインジケーター)が付いていて、三角形のマークからトレッド部分を見るとスリップサインといわれる段差があることに気が付くと思います。
タイヤの溝の残りを点検する時は、このスリップサインを見て行います。
スリップサインは、タイヤの溝の残りが1.6mmに到達すると現れるサインです。
※車検は溝の残りが1.6mmより低くなると通らないので、スリップサインが現れると車検時に新品のタイヤに交換しなければいけません。
また、雨の日に速いスピードで運転すると溝で排水されずにタイヤが水の上に乗っている状態となり、ハンドルが効かないとかブレーキの効きが悪くなるということもあり大変危険です。
スリップサインがでていれば、雨の日の排水性が落ち安全に走行できませんし、車検に通らないということを覚えておきましょう。
なお、スリップサインがトレッド全体に出ておらず、片減りして一部しかスリップサインが出ていなくても車検に通りません。
タイヤが片減りする原因は、アライメントの狂いやショックアブソーバーの不調が考えられるので、タイヤを交換すると同時に足回りも点検してもらいましょう。
タイヤの空気圧の点検方法
タイヤを新品に交換すると、グリップ力や乗り心地、雨の日の排水性能などが改善されますが、タイヤはタイヤの中の空気圧でタイヤの形状を保ち本来の性能を発揮しているので、定期的に空気圧の点検を行ってください。
タイヤの規定の空気圧は、運転席側のドアを開けると、センターピラーにタイヤの空気圧の適性値のラベルが貼られていますので参考にしてください。
私が乗っている車の場合は、2.2kg/cm2が適正値なので、上の写真の空気圧計の測定値(1.9kg/cm2)では空気圧不足ですね。
タイヤの空気圧が不足していると何がいけないのかというと、
タイヤの空気圧不足で起きる症状
- 燃費の悪化
- ハンドリング性能の低下
- 加速性能の低下
を招くからです。
タイヤの空気は少しずつ抜けていくので3カ月に1回は点検して空気圧が適性値となるように維持した方がいいでしょう。
※ガソリンスタンドやディーラーでも空気圧の点検は行ってもらえますが、有料の所もあるので確認してください。
自分でタイヤの空気圧を点検して空気を充填する時は、車のタイヤ用の空気圧計(エアゲージ)と空気入れを揃えます。
タイヤの空気圧点検で用意するもの
- 空気圧計:ホームセンターに売っています。約600円
- 空気入れ:手動式と電動式があります。手動式は約1500円
おすすめの空気入れ
商品名:BAL(大橋産業) 空気入れ ポンピィ ブラック 1911
大橋産業のポンピィは、アダプターが4種類付属されているので、自動車の他に、バイク、自転車などに対応した空気入れです。
プラスチック素材でできていて見た目はおもちゃのようにしか見えませんが、高圧タンクが付いているので最高圧力1000kPaで車のタイヤの空気を入れることができます。
私のタイヤでは25回押し込むと0.1kg/cmの空気が入ります。
空気圧計でタイヤの空気圧を確認して、もし適正値よりも減っているならば空気入れで空気を入れて適正値まで充填しください。
空気の充填方法は、エアバルブのキャップを回して外したら空気入れをセットして空気を入れるだけです。空気圧計で値を確認しながら作業を行いましょう。
タイヤを新品に交換する時期
タイヤを新品に交換する目安は2つあります。
タイヤの交換の目安1
- 1つ目は、スリップサインが出た時
タイヤは新品の状態で約8mmの溝がありますが、5000km走行すると約1mm減っていくので、1つの目安としては約3万km走行したらスリップサインが出始めるので新品のタイヤへの交換時期となります。
なお、エコタイヤなのかスポーツタイヤなのか、車体の重量、急加速、急ブレーキなどでトレッドのゴムの減り方は大きく異なります。路面にタイヤが食いつけば食いつくほど早く減っていく特徴があります。
タイヤの交換の目安2
- 2つ目は、製造されて5年経過してトレッドやサイドウォールなどにひび割れが生じた時
日常点検でスリップサインと空気圧の確認の他に、トレッドやサイドウォールのひび割れも見た方がいいです。タイヤのゴムは経年劣化するので、製造してから年数がだいぶ経っていてひび割れがひどいタイヤは新品のタイヤと交換した方がいいです。
タイヤの製造年月はタイヤの側面の4桁の数字を見ればわかります。
上の写真では、2613と書かれていますよね。前の2桁の数字は製造した週、後ろの2桁の数字は製造した年を表しているので、2613とは、26が週で13が年を表しています。要するに、2013年の26週目に製造したという意味になります。
タイヤの製造年はタイヤを交換する目安として使うことができるので製造年の確認方法を覚えておいてください。
タイヤは直射日光で劣化するので、タイヤワックスをサイドウォールにスプレーしコーティングして外敵から保護しましょう。
おすすめのタイヤワックス
商品名:ワコーズ STC-A スーパータイヤコート A410 480ml
ワコーズのスーパータイヤコートは、タイヤの側面のつや出しとコーティングして保護することが目的のスプレータイプのタイヤワックスです。
私は3カ月に1回の頻度で愛用していますが、スプレーするとひび割れの拡大を防止してくれるありがたい商品です。
タイヤワックスは、製品によってはタイヤを保護するのではなく艶を出すことのみを目的としているものもあるので注意して使ってください。
(記事作成日:2017年5月16日、最終更新日:2021年8月7日)