自動車のスチールホイールとアルミホイールの特徴、サイズの規格の読み方

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車のホイールの基礎知識!ホイールの種類と規格の読み方

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ジャンル
タイヤのメンテナンス
目的(解決できる悩み)
自動車のホイールの種類とサイズの規格の読み方がわかるようになること
目次
1.ホイールの基礎知識
スチールホイールとアルミホイールの違い
ホイールサイズの規格の読み方
インチアップって何ですか?

1.ホイールの基礎知識

車のホイールは、スチールホイールとアルミホイールの2種類があります。

両者の違いは、スチールホイールは質素なデザインで重たい、アルミホイールはデザイン性が良く軽量というという違いがあります。

なお、ホイールを購入する際はホイールサイズの規格を確かめてから選びましょう。

スチールホイールとアルミホイールの違い

車のアルミホイール

車のタイヤはタイヤ単体で使うのではなく、ゴムでできたタイヤを金属でできたホイールに装着して使います。

エンジンの回転エネルギーはドライブシャフトの回転力を車軸からホイールに伝えて、その結果ホイールに装着したタイヤにも回転力が伝わり走行できる仕組みです。

どんな種類のホイールでも、タイヤを装着する部分であるリム部と車体側のハブへホイールを取り付ける部分であるディスク部を持った構造になっています。

また、ホイールのディスク部はホイールナットで車の車軸に取り付ける、4穴、5穴、6穴などの種類がありますが、車の車軸側のハブボルトの本数とホイールのディスク部の穴の数が同じとなるように揃えないと取り付けることができないからです。

ホイールの種類は、主に、スチールホイールとアルミホイールがあります。

スチールホイールの特徴
車を新品で購入した時に、オプション装備ではなく標準装備されているホイールとして採用されていることが多いです。
スチールホイールには、リム部とディスク部を別々に作り溶接で接合する2ピースホイール、リム部(内側と外側)とディスク部を別々に作り溶接で接合する3ピースホイールがあります。
スチールホイールは見た目が悪いので樹脂製のホイールキャップをスチールホイールの外側にはめこんで見た目をアルミホイール風にして使われています。
材質が鉄なので重量がアルミホイールよりも重たいことがデメリットです。
アルミホイールの特徴
アルミホイールは、素材にアルミ合金が使われているホイールのことで、鋳造ホイール(ちゅうぞうホイール)と鍛造ホイール(たんぞうホイール)があります。
鋳造ホイールは、アルミを加熱して溶かして型に流し込んで固めて作るので、製造方法が簡単でコストが抑えられ、一般的に広く普及しているホイールです。
鍛造ホイールは、圧力を加えて作るので、鋳造ホイールよりも強度を強く作れますが、製造コストがかかることが大きなデメリットです。
アルミホイールには、リム部とディスク部を1体で作る1ピースホイール、リム部とディスク部を別々に作りボルトや溶接で接合する2ピースホイール、リム部(内側と外側)とディスク部を別々に作りボルトや溶接で接合する3ピースホイールがあります。
ホイールの側面には穴が空いていますが、走行中に発生した熱(タイヤの熱、ブレーキの熱)を少しでも早く放熱させる為です。
鋳造・鍛造どちらにしてもスチールホイールよりも軽量に作れますが、1ピースホイールよりも3ピースホイールの方が部品点数が多いので重たいです。

スチールホイール、アルミホイールの他にマグネシウムホイールというものもあります。

マグネシウムホイールは、マグネシウム合金を使用したホイールで、アルミホイールと同等の強度を持ちながら軽量に作れるのが特徴です。しかし、価格が高いので一般乗用車には普及していません。

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ホイールサイズの規格の読み方

新品や中古のホイールを購入する際は、それぞれのホイールにはホイールサイズという規格があるので、自分の車に適合するホイールを選ぶようにしてください。

例えば、16×7.0J5-114.3 45と書かれていれば、

ホイールサイズの規格の英数字の意味

  • 16:リムの直径、16インチ
  • 7.0:リムの幅、7.0インチ
  • J:フランジの形状、B、J、JJがあります。
  • 5:取り付け穴の数、ボルト穴は5つ
  • 114.3:PCD、取付け穴の中心を通る円の直径をmmで表したもの、114.3mm
  • 45:オフセット、ホイールのリム幅の中心からホイールの取り付け面までの距離

という意味になります。

ホイールは、リムの直径が15インチ、取り付け穴の数が4つなどいくつものバリエーションがあるのでサイズを間違えないようにしてください。

インチアップって何ですか?

インチアップとは、ホイールのリムの直径を既存のホイールよりも大きくすることです。

昔は、スポーツカーなどで純正のホイールに装着してあるタイヤの偏平率が高いので、走行安定性を増やす為に低偏平率のタイヤに履き替えホイールのリムの直径をインチアップしている車をよく見かけましたよね。
※タイヤの外形を変えずにリムの直径を大きくすると偏平率が小さくなります。

昔は基本的には、重たいスチールホイールから軽量のアルミホイールに交換すると、ばね下重量が減るので燃費の向上とハンドリング性能を良くする目的でインチアップを行っていましたが、最近では、ホイールを大きくした方がカッコよく見えるので、ドレスアップを目的としてインチアップすることの方が多いです。

インチアップする場合は、適切なサイズにしないと車体からタイヤとホイールの横幅がはみ出すので、リムの直径を1インチだけ大きくするのが普通です。

例えば、純正標準のホイールのリムの直径が15インチならば、16インチのホイールにインチアップするのが妥当な方法といえます。

また、適したオフセット量は車両によって異なるので、オフセット量に気をつけないとホイールが車体からはみ出す恐れがでてきます。

アルミホイールは高価な買い物なので、軽量なホイールにして走行性能を上げるのか、デザイン性が良いホイールにして見た目をカッコよくするのかのインチアップする目的をよく考えてから購入してください。

(記事作成日:2018年3月2日、最終更新日:2021‎年8‎月14‎日)

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