正しい歯みがき方法と自分に合った歯ブラシと歯磨き粉の選び方

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正しい歯みがき方法と歯ブラシ・歯磨き粉の選び方

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虫歯予防の方法は?
目的(解決できる悩み)
虫歯予防をするには、自分に適した歯ブラシと歯磨き粉を選んで歯磨きをすること
目次
1.歯みがきは虫歯予防の効果的な対策方法
歯みがきをして食べかす、プラーク、着色汚れを落とす
正しい歯みがきの仕方
2.虫歯予防の歯ブラシと歯磨き粉の選び方
歯ブラシの選び方
歯磨き粉の選び方
最近流行りのフッ素入り歯磨き粉の効果とは

1.歯みがきは虫歯予防の効果的な対策方法

汚れた歯でも歯磨きをすれば、食べかす、プラーク(歯垢)、着色汚れを落とすことができます。

虫歯予防をする時は、正しい歯磨き方法を覚えて歯を磨いてください。

歯みがきをして食べかす、プラーク、着色汚れを落とす

歯みがきをする女性

歯みがきをしているのに虫歯になってしまうという方はなんとなく歯を磨くだけではダメで、歯の汚れを落として虫歯菌を減らすイメージを持ってもらうと歯みがきがしやすくなると思います。

歯みがきは、食事をした時に歯に付着した食べかすとプラーク・着色汚れを落とす為にするものです。

歯みがき時に磨き残しがあると歯の表面に虫歯の原因であるプラーク(歯垢)が溜まっていくようになります。歯の表面に付着しているネバネバした白い物質はプラークなので歯みがきをして落としてください。

また、歯の表面にはプラークの他にステイン(お茶や赤ワインなどの着色汚れ)が付着していき、汚れた歯は見た目のイメージが悪くなるので、しっかりと歯みがきをして清潔な歯を維持するようにしましょう。

プラークやステインが付着しやすい場所は、

汚れが着きやすい場所

  • 歯の裏側
  • 歯の根元付近
  • 歯と歯の隙間

です。

歯に付着したままのプラークは2週間程時間が経過すると硬い歯石に進化するので、ネバネバしたプラークのうちに歯みがきで除去することが必要です。それに、歯石の周りには細菌が多いので虫歯や炎症が起きやすく歯周病になりやすいです。

歯の表面のエナメル質は、pHが酸性になるとカルシウムなどが溶けだす脱灰と、中性になるとカルシウムなどを取り入れる再石灰化というサイクルを繰り返していて、健康な口内環境の人ならば、食べ物を食べれば口の中が酸性になり脱灰し、唾液の力で中性になり再石灰化できる仕組みが備わっていますが、再石灰化の力が弱くなると歯が溶けたままになり虫歯になります。

食事をした後は、歯の表面のエナメル質が再石灰化されるまでに30~40分かかるので歯を磨くのは食事をしてから30分後にしてください。
※食事をした後は歯の表面が溶けているので歯をすぐに磨くと傷が付きやすくなります。

虫歯になるには、歯の表面にこびり付いている虫歯菌の塊のプラークとエネルギー源の砂糖などの糖分が必要になるので、どちらかを減らせば虫歯になる確率は低くなります。

歯と歯の間は磨きにくいのでプラークは溜まりやすくなりますが、自分に合った歯ブラシを使いしっかり歯を磨いて虫歯予防を行ってください。

正しい歯みがきの仕方

歯ブラシの持ち方

歯みがきの基本は、毎食後に歯ブラシで歯を磨くことと、就寝前と起床後は歯みがき粉をつけて磨くことです。

歯みがきの仕方は、歯ブラシを上下に小刻みに動かして磨いてください。

食後の歯を磨くタイミングとしては、食事後は唾液の作用で歯の表面のエナメル質の再石灰化を促すので、30分経ってから歯ブラシで歯をブラッシングして汚れを落としていきます。

歯みがきをする時の注意点は、歯ブラシの毛先が歯に当たれば汚れは落とせるので力を入れ過ぎて磨かないことです。力を入れて歯を磨いたからといって歯の表面の汚れ落としの効果が高まる訳ではありません。歯の表面のエナメル質に傷つけないように磨くことが重要です。

力を入れ過ぎて歯みがきをしていると歯肉退縮が起きて歯の根元部分が露出することもあるので気をつけてください。

1週間で新品の歯ブラシの毛が開いてしまう方は力の入れ過ぎなのでやさしく磨くようにしてください。毛先が広がった歯ブラシは磨き残しが出やすいので、歯ブラシは1~2カ月に1本程度の交換をおすすめします。

また、奥歯の後ろや歯と歯の隙間などの磨きにくい箇所は、ワンタフト歯ブラシを使うとより綺麗に歯みがきができるようになります。ワンタフト歯ブラシは、ヘッドが小さい歯ブラシなので奥まった箇所や歯の隙間の歯みがきに適しています。

歯磨きをする目的は、歯の表面にこびり付いた食べかすやプラーク、着色汚れを落とすことです。磨きにくいところは虫歯になりやすいのでしっかり磨いてプラークや汚れを落としてください。

力を入れ過ぎて歯みがきをすると、歯の汚れを落とすと同時に歯の表面のエナメル質に傷を付けてしまうことがあるので、歯に負担にならないような力加減で磨いてください。

歯みがきを毎日していても磨き残しは必ずあるのでプラークは完全には除去できないことを覚えておいてください。

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2.虫歯予防の歯ブラシと歯磨き粉の選び方

私たちは、ホームセンターやドラッグストアで何気なく歯ブラシや歯磨き粉を選んで購入していると思いますが本当に自分に合っている商品でしょうか。

歯を磨いても虫歯になってしまうという方は、歯ブラシと歯磨き粉の選び方を覚えてください。

歯ブラシの選び方

歯ブラシ

歯みがきをしているのに磨き残しが多いという方は、今使っている歯ブラシが自分に合っていないので選び直すことをおすすめします。

歯ブラシの選び方ですが、次のようにヘッド部分と毛の硬さに注目して選んでください。

歯ブラシの選び方

  • ヘッド部分(ブラシ部分):小さいもの
  • 毛の硬さ:柔らかい又はふつうのもの

また、歯と歯の間や奥歯などの磨きにくい場所はワンタフト歯ブラシで磨いてください。

磨き残しが多いという方は、大きいヘッドの歯ブラシ1本のみで歯を磨いていませんでしたか。

ヘッド部分が小さい歯ブラシとワンタフト歯ブラシの両方を使い分けて歯を磨くようにすると磨き残しは極力少なくできます。

歯磨き粉の選び方

歯磨き粉

ホームセンターやドラッグストアに行くと、いろいろなメーカーの歯磨き粉が販売されていてどれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。

歯みがき粉選びで注目する成分は研磨剤です。研磨剤とは、歯の表面の着色汚れを取る為のものです。

研磨剤入りの歯磨き粉で歯を毎回磨いていると、歯の表面のエナメル質を傷つけてしまうことがあるので、普段の歯みがきでは研磨剤が配合されていない歯磨き粉を使い、食べ物の色素が歯の表面に付着して黄色い色が気になるようになってきたら研磨剤が配合された歯磨き粉を使うというように、研磨剤入りと研磨剤なしの2種類の歯磨き粉を用意してください。

歯の表面は、お茶を飲む、カレーを食べるなどで段々黄色くなってきますので、1週間に1~2回は研磨剤入りの歯磨き粉を使って黄色く着色した歯の表面の色を落とします。

特にタバコを吸っている方は、研磨剤入りの歯磨き粉を使わないと歯の白のさを保てませんので気をつけてください。

また、一般的な歯磨き粉は合成化学物質が多く使われているので健康に気を使っている方は天然由来の成分でできた歯磨き粉を選ぶのがおすすめです。
※口の中の粘膜からの成分吸収力は皮膚からの成分吸収力よりも10倍程度高いといわれています。

ほとんどの歯磨き粉には、泡立ちをよくする為に発泡剤としてラウリル硫酸ナトリウムが入っていますが、その成分は合成界面活性剤なので口の中が乾燥しやすくなるというデメリットがあります。

発泡剤のせいで口の中が泡だらけになると、実際は磨き残しがあるのに磨けた感覚になってしまうので、低発泡性の歯磨き粉の方が磨きやすいと思います。

歯磨き粉は毎日使うものなので、歯の表面のエナメル質のことを考えると、研磨剤が含まれていないものと含んだものを用意して使い分けた方が歯にはやさしいです。

今まで歯磨き粉の成分に気を使わなかった方でも、研磨剤の有り無しと発泡剤は確認してから購入した方がいいです。

最近流行りのフッ素入り歯磨き粉の効果とは

フッ素入り歯磨き粉

最近人気がある歯磨き粉といえばフッ素配合歯磨き粉ですよね。

フッ素が配合される形としては、歯みがき粉(練り歯磨き、ジェル状歯みがき)に配合されているタイプと、歯磨き後に塗るジェル状のタイプがあります。

歯磨き粉に使われているフッ素の種類としては、フッ化ナトリウムが一般的でフッ素がエナメル質に作用するまでの時間が早いという特徴があります。

フッ素配合歯磨き粉を使うメリットは、歯の表面のエナメル質が再石灰化する時にフッ素が歯に取り込まれて歯のエナメル質がより強くなり酸によって溶けにくくなることです。

また、再石灰化を促し初期の虫歯なら修復することがありますし、乳歯から永久歯に生えかわる時に使うと歯の質の強化に一層効果が期待できます。

フッ素を効率よく歯の表面に取り込むには、フッ素配合の歯磨き粉で歯みがきした後は30分間は飲食をしないようにすることです。

フッ素配合歯磨き粉で歯みがきをして強い歯にすると、虫歯の発生や進行の予防が期待できます。

(記事作成日:2017年8月29日、最終更新日:2019‎年8‎月8‎日)

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