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山歩きの計画の立て方の基礎知識を覚えよう

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アウトドアの悩み
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初心者の山歩き入門
目的(解決できる悩み)
山歩き初心者に適した標高が低い山と山歩きの計画の立て方の基本知識がわかるようになること
目次
1.初心者の山歩きの基礎知識
服装に気をつけて山歩きを楽しもう
山歩きが初めての方におすすめの標高が低い山
初心者向けのコースの所要時間はどのくらいが目安?
自宅から登山口までのアクセス方法
登山計画書は書かないといけないの?

1.初心者の山歩きの基礎知識

山歩きの初心者さんは標高が3000m級の高い山ではなく、標高が500~1000mくらいの低い山から歩くことが基本です。

山へのアクセス方法ですが、マイカー又は公共交通機関で移動します。

山の登山口に着きましたらトラブルが起きた時の為に登山計画書(登山届)を書いて投入箱に入れてから山歩きを楽しんでください。

服装に気をつけて山歩きを楽しもう

家族で山歩きを楽しむ

山歩きの楽しみといえば季節に応じて自然の景色を見ることですよね。

山は、次のように、春・夏・秋・冬で全く違った姿を楽しめますが、危険を伴う娯楽であることも頭に入れておかなければなりません。

1年間の山の楽しみ

  • 春:花が咲き始め新緑に包まれた春山は山歩きのシーズンの到来を告げる季節です
  • 夏:樹木の緑が深くなりお盆は山歩きシーズンのピークで混み合いますが雷が多い季節でもあります
  • 秋:日が段々短くなり樹木が赤く色づき始め色鮮やかな紅葉が楽しめる季節です
  • 冬:樹木の葉が枯れ落ちハイカーが少なく静まり返った山で澄んだ景色が楽しめる季節です

山歩きをする時に覚えておきたいことは、標高が100m高くなるごとに気温は0.6℃低下することです。

標高が1000mの山と街中の気温を比べると6℃の気温差、2000mの山なら12℃の気温差、3000mの山なら18℃の気温差があるので、私たちが普段街中で生活している時よりも山の気温の方が低くなります。

街中と山の気温差の特徴を知っていれば、真夏に標高が高い山に登る時には街中と同じように半袖と半ズボンの格好では適していないことがわかります。

また、太陽の日差しが当たる昼間はそれなりに暖かいですが、日が暮れると一気に冷え込むので注意が必要ですし、強風が吹くと一層寒さを感じるのでダウンジャケットなどの防寒着が必要となるので、標高が高い山に登る時は厚手の服装を用意するようにしましょう。

このように、山歩きを計画する時は山の標高の違いで着用する服装を考えることが重要です。

標高が高い山では4月~9月まで、高尾山や六甲山などは雪は降りますが標高が低い山なので1年中楽しむことができます。

山の頂上から見る景色は格別綺麗です。日常を離れて自然の中を歩くことでストレスを解消し、下山後に温泉で一休みして日常生活の疲れを癒してみませんか。

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山歩きが初めての方におすすめの標高が低い山

緑豊かな山

山歩きの計画を立てる時は、まずは自分の体力・技量・経験値を元にしてどの山を歩くのかを決めなければいけません。

ところで、登山、トレッキング、ハイキングの違いはご存じでしょうか。

登山、トレッキング、ハイキングの違い

  • 登山:山頂を目指して山を登ること
  • トレッキング:山歩きをして楽しむこと。宿泊しながらトッレキングをすることをロングトレイルといいます。
  • ハイキング:整備されたハイキングコースを歩いて楽しむこと。主に健康の為に緩やかな傾斜の道を軽装でウォーキングすることです。

このような違いがありますので、山歩きが初めての方は登山をするのではなく山歩きを楽しむことを考えてください。

山歩きが初めての方が長野県の北アルプス、中央アルプス、南アルプスなどの標高が高い山にいきなり登ると体調を崩してしまう恐れがあるので、標高が低い山で日帰りの山歩きから始めた方がいいでしょう。

日帰りの山歩きができる標高が低い山で山歩き初心者の方におすすめできる山をいくつか紹介しますので参考にしてください。

首都圏近郊のおすすめの山
都道府県山の名称標高
茨城県筑波山(つくばさん)877m
埼玉県日和田山(ひわださん)305m
宝登山(ほどさん)497m
東京都高尾山(たかおさん)599m
景信山(かげのぶやま)727m
高水三山(たかみずさんざん)793m
陣馬山(じんばさん)855m
御岳山(みたけさん)929m
大岳山(おおたけさん)1267m
神奈川県金時山(きんときやま)1213m
東海地方のおすすめの山
都道府県山の名称標高
岐阜県金華山(きんかざん)329m
愛知県猿投山(さなげやま)629m
鳳来寺山(ほうらいじさん)684m
関西方面のおすすめの山
都道府県山の名称標高
兵庫県六甲最高峰(ろっこうさいこうほう)931m

※上記の山は、午前9時くらいから山頂に向けて登山口から歩き出し夕方には登山口まで下山できる日帰りの山歩きができる山です。

初心者向けのコースの所要時間はどのくらいが目安?

山の頂上に向かうハイカー

山歩きが初心者の方に適したコース全体の所要時間は4~5時間くらいが目安で、午前中に登山口を出発して山頂に向かい、夕方までに登山口まで戻ってこられるコースです。

日が暮れると道に迷いやすくなるので日が暮れる前までに下山することが望ましいです。

山歩きのコースの所要時間は主にコースの標高差によって変わってきます。

登山口から頂上までの標高差が小さいコースよりも大きいコースの方が目的地までの時間は長く掛かりますし、コースの斜面が急勾配の方が疲れやすくなるので、初心者の方は標高が低く険しい箇所がない山で山歩きを始めてください。

勾配が急な場所はくさりなどが備え付けられた岩場などの難所があり初めての方にはキツイと思います。また、歩きだした場所から1000m高くなると気温は6℃低下するので標高が高い山を歩く時は装備も真剣に考えなければいけなくなります。

なお、コースの所要時間は登山マップ(有料のものは本屋さんで購入できますし無料のものはインターネットから印刷できます)に書かれていて、コースの所要時間の他には、山小屋、キャンプ地、水場なども書かれているので山歩きの時に登山マップを持っていれば安心できます。

実際にコースを歩く際は汗をかいて水分が失われるので、水分補給の為に1時間ごとに休憩を入れながら歩くことが多いので所要時間は長くなります。

登山マップに書かれているコースの所要時間は1つの目安になりますが、歩くペースで所要時間が早くなったり遅くなったりするので気をつけてください。

休憩した際は水分補給の他に行動食として、おにぎり、パン、フルーツ、カロリーメイト、ナッツ、柿の種、飴、チョコレートなどを持って行って食べるとエネルギー補給ができ体力を保つことができます。

体内への吸収速度が速いのは飴、チョコレート、遅いのはおにぎり、パンです。

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自宅から登山口までのアクセス方法

マイカーで登山口に向かう

登山マップのコースの所要時間を参考にしてどこの山を歩くのか計画が立てれましたら、山歩きを始める地点は登山口が出発点となるので自宅から登山口までの交通手段を考えてください。

自宅から登山口までの交通手段としては、

自宅から登山口までの交通手段

  • マイカー
  • 公共交通機関

のどちらかを利用することになると思いますが、有名な山は電車やバスが登山口近くまで運行しているので公共交通機関を利用した方が渋滞のことを考えなくていいので便利です。

何よりも電車やバスは登山口への到着時間が読めますし、行きと帰りは同じ登山口を起点終点にしなくてよいので山歩きの計画が立てやすいことがメリットです。

登山口への公共交通機関がない場合は最寄りの駅から歩くかタクシーでの移動になります。

マイカーで登山口まで行かれる方は、渋滞と駐車場のことを調べてください。

人気がある山はハイシーズンでは渋滞していることがあるので、渋滞に巻き込まれてもいいように山を歩き始める予定の時間に登山口に到着できるように時間に余裕を持って行動し、マイナーな山では駐車場が用意されていても満車になっていることがあるので、登山口付近に駐車場が完備されていて何台駐車可能なのかをチェックしてください。

登山計画書は書かないといけないの?

山歩き中に崖から落ちそうになっている女性

登山計画書(登山届)とは、登山者の氏名、生年月日、住所、連絡先、登山期間と登山予定のコースを記入する用紙のことです。

人気がある山の登山口には標高の高さに関係なく必要事項を記入した登山計画書(登山届)を入れる箱が設置されているので、山を登り始める時に登山計画書の用紙に記入して箱の中に入れてください。
※登山計画書の用紙は投入箱の近くに置いてありますが、家で事前に記入しても構いません。

登山計画書を箱の中に入れる目的は、自分自身が計画した登山日程の最終確認と山の中でトラブルが起きた時の捜索に役立つからです。

山の中では危険と隣り合わせで、特に、ハシゴ、岩場、クサリなど手と足を使って移動する場所は、

危険な場所でのトラブル

  • 転倒・骨折して動けなくなった
  • 足を滑らせて崖から落ちた

などが起きるかもしれないので登山計画書は必ず提出してください。

また、人気があるハイキングコースやトレッキングコースを選べば道標がありハイカーが大勢いるので道に迷うことはありませんが、人気がないコースでは道を間違えて遭難することも考えられます。

道ではないところに迷い込んだら元の場所に戻れなくなることもあるので、異変に早めに気付くように心がけて歩き、予定と違う道に迷いこんだらすぐに引き返すようにしてください。みずから危険な場所に入っていくような行為はしないようにしましょう。

(記事作成日:2017年9月25日、最終更新日:2019‎年7‎月28‎日)

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