キャンプ経験初心者でも簡単に作れるおすすめのアウトドア料理
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- キャンプで役立つおすすめの料理
- 目的(解決できる悩み)
- キャンプ場でどなたでも簡単に作れるアウトドア料理のメニューと作り方がわかるようになること
- 目次
- 1.アウトドア料理の基礎知識
- アウトドア料理って簡単に作れるの?
- 焼き料理は炭火、煮込み料理はガスが基本
- 2.誰でも簡単においしく作れるアウトドアの定番料理8品目
- ステーキ
- スペアリブ
- タンドリーチキン
- 焼きそば
- イカの照り焼き
- 殻付きホタテのバター焼き
- ポトフ
- カレー
1.アウトドア料理の基礎知識
自宅で料理を作る時はガス火を使うことが普通ですが、アウトドア料理はガス火又は炭火を使い分けて食材を調理するのが基本です。
煮込み料理はガス火を使い焼き料理は炭火を使うと、食材を美味しく調理できるのでおすすめです。
アウトドア料理って簡単に作れるの?
キャンプ場に行くと炭火やバーナーを使って楽しそうに料理をしている家族、大学のサークル、カップルなどをよく見かけますよね。
みなさんは、自分たちもキャンプ場で料理を作ってみたいと思ったことはありませんか?
食材と食材を調理する為の調理器具を準備して、そして、料理の作り方を覚えれば料理を作ったことがない方でも簡単に作れます。
なぜなら、大自然の中で作るアウトドア料理の基本といえば、次の2つのどちらかだからです。
アウトドア料理の作り方の基本
- 金網や鉄板の上で焼く
- 鍋の中で煮る
家で料理を作る時はどうしてもこってしまいますが、手軽に楽しんで作れるのがアウトドア料理の良いところです。
また、手間暇かけずに食材をシンプルに調理して自然を楽しみながら美味しいご飯を食べることはキャンプの醍醐味です。
アウトドアが初心者の方は、初めはどなたでも簡単に調理できる次の定番料理にチャレンジしてみてください。
- 焼き料理の定番
- ステーキ、スペアリブ、タンドリーチキン、焼きそば、イカの照り焼き、ホタテのバター焼き
- 煮込み料理定番
- ポトフ
- キャンプの定番ご飯
- カレーライス
食材の調達は、事前に自宅付近の通いなれたスーパーで購入してクーラーボックスに入れてキャンプ場まで持ち運んでもいいですし、キャンプ場の近くではその地方ならではの特産物が売っていることが多いのでキャンプ場の近くのスーパーで購入してもいいです。
焼き料理は炭火、煮込み料理はガスが基本
アウトドアが初心者の方は取り扱いが簡単なガスバーナーの上でフライパンや鍋を使った調理から始めて、アウトドア料理に慣れてきたらBBQグリルに炭を入れてアミをのせ本格的に焼く料理に挑戦してみましょう。
ガスと炭では遠赤外線の特性で食材の火の通り方が異なり料理の味が違ってきます。焼き料理は炭で焼いた方が断然美味しいですが、炭は火力の調整が難しいので食材の焦げすぎに注意しましょう。
煮込み料理は普段は料理を作らない方が調理しても失敗することはほとんどありません。その理由は、食材を入れた鍋を弱火で火にかけてコトコト煮るだけだからです。煮込めば食材のコクが増し、旨み成分が染み込んだ美味しいスープができます。
屋外で料理を作ることは普段経験できないことなので、家族や友達で作業分担してワイワイ作ると楽しさがアップします。そして、自分達で頑張って作った料理は格段に美味しいはずです。
肉だけを煮る場合は、オレンジやパイナップルを一緒に煮ると肉が柔らかく仕上がります。アウトドア料理を試行錯誤して作っているといろいろな知識も身に付きます。
以下で紹介している料理は誰でも簡単に作れます。私もキャンプに行く時はよく作りますので、キャンプの夕食として作ってみてはいかがでしょうか?
ご飯の炊き方をマスターして、焼き料理か煮込み料理が作れるようになれば立派なキャンパーの仲間入りです。
2.誰でも簡単においしく作れるアウトドアの定番料理8品目
アウトドア料理はどなたでも簡単に作ることができます。
ここでは、アウトドア料理の定番であるステーキ、スペアリブ、タンドリーチキン、焼きそば、イカの照り焼き、殻付きホタテのバター焼き、ポトフ、カレーの作り方を紹介しています。
ステーキ
アウトドア料理の王道といえばなんといってもステーキですよね。
肉は炭との相性がとても良く、炭で焼くと肉に含まれる余分な水分や脂を出し旨みを閉じ込める効果があります。
普段の生活では味わえない、炭で焼いた肉をキャンプの夕食に食べてみてはいかがでしょうか?
美味しく作るコツは、BBQグリル内に強火と弱火の場所を作っておくことです。
炭の火力は炭の燃え方と量で調整します。炭に着火したてで炎が勢いよく上がっている色の炭はまだ熱が安定しておらず調理に使えないので少し時間を置いてから使ってください。少し時間を置いて白色になった炭は熱が安定しているので調理に使うことができます。
- 4人分の材料
- 牛サーロインステーキ肉:4枚
- 塩:少々
- こしょう:少々
作り方
<手順1>
アミの上にステーキをのせ、塩とこしょうをふりかけて強火で片面を焼きます。
<手順2>
片面を焼き終えたらもう片面は弱火でじっくり焼いてください。最後に塩とこしょうで味を整えたら完成です。
アミの代わりに鉄板を使って焼いても美味しいです。サラダ油やバターを鉄板にひいて、アミの時と同じ要領の焼き方で、強火で片面を焼き、もう片面を弱火で焼きます。
スペアリブ
スペアリブもステーキに並んでアウトドアの定番の肉料理です。
タレに漬け込む時間が要りますが、肉にタレの旨みが染み込んでいて、炭で焼くと表面がカリッとなります。
美味しく作るコツは、タレが付いていると焦げやすいので弱火で短時間で焼くことです。
- 4人分の材料
- 豚スペアリブ:1.5kg
- タレ
- 砂糖:大さじ2
- 塩:小さじ1
- しょう油:大さじ3
- ケチャップ:大さじ4
- 酒:大さじ4
- おろしニンニク:2片
- おろしショウガ:2片
作り方
<手順1>
お湯を沸かした鍋の中にスペアリブを入れてアクを取りながら15分程煮込みます。
<手順2>
ゆでている間にタレの材料を混ぜ合わせてタレを作ります。
<手順3>
ゆで上がったスペアリブを取りだし熱いうちにタレに絡めて30間漬け込みます。
<手順4>
アミの上で弱火でさっと焼いて完成です。タレが付いていると焦げやすいので気を付けてください。
タンドリーチキン
鶏肉のソースの仕込みに手間がかかりますが、その分ソースの旨みが染み込んでとても美味しい料理です。時間がある方は挑戦してください。
美味しく調理するコツは、ソースに漬け込んだ後の鶏肉に付いたソースは拭きとることです。もったいないからといって漬け込んだソースを鶏肉につけたまま焼くと必ず焦げます。
- 4人分の材料
- 鶏もも肉(骨付き):4本
- 塩:少々
- こしょう:少々
- ソース
- プレーンヨーグルト:1/2カップ
- おろしショウガ:小さじ1/2
- おろしニンニク:小さじ1/2
- レモン汁:1個分
- カレー粉:小さじ2
作り方
<手順1>
鶏肉は包丁で切り込みを入れるか、フォークを刺して穴を開けて調味料とソースが鶏肉に染み込みやすくします。
<手順2>
塩、こしょうを鶏肉にふりかけてよくすり込んだらソースの材料をよく混ぜ合わせてソースを作ります。
<手順3>
ジッパー付きの袋の中で鶏肉とソースを半日くらい漬け込みます。時間がない時は最低3時間以上漬け込みよく揉んでソースをなじませてください。
<手順4>
ソースに漬け込んだ鶏肉をアミの上に置き、弱火で焼いて焼き色がついたら完成です。焼く時はソースをたっぷりつけたまま焼くと焦げやすくなるので、漬け込んだソースを軽く拭きとってください。
また、アミは焼く前に油を塗っておくこと。そして、アミが加熱されてから食材を置くこと。この2つを忘れると鶏肉がアミに焦げ付いてはがれにくくなります。
焼きそば
普段の生活でも焼きそばはよく作っていると思いますが、そのくらい手軽に作れる料理なのでアウトドアでも活躍します。
普段作っている要領で調理してもらえれば構いません。ガスバーナーでも炭でも焼きそばは作れますので是非チャレンジしてみてください。
- 4人分の材料
- 焼きそば麺:4袋
- 豚バラ肉:200g
- キャベツ:1/2個
- タマネギ:1個
- もやし:1袋
- 市販のソース:大さじ1
- 塩:少々
- こしょう:少々
- サラダ油:大さじ1
作り方
<手順1>
キャベツはざく切り、タマネギは細切り、豚肉は食べやすいサイズに切ります。
<手順2>
熱した鉄板にサラダ油をひき豚肉を炒めます。豚肉に火が通り焼き色がついたら野菜を入れ一緒に炒めます。
<手順3>
炒めた豚肉と野菜の中に焼きそばの麺を入れてほぐしながら一緒に炒めます。
<手順4>
最後に、ソース、塩、こしょうで味を調えて完成です。
イカの照り焼き
イカの照り焼きは、旅行先の海辺の屋台や祭りの夜店でよく見かけますよね。
香ばしい香りにそそられてつい食べたくなってしまう1品で、簡単に作れるのでキャンプのおやつに最適です。
ここでは一般的な照り焼きのタレを紹介していますがタレもいろいろ工夫してみて好みの味を探してみてください。
美味しく作るコツは焼き過ぎないことです。焼き過ぎるとイカが硬くなってしまいます。
- 4人分の材料
- イカ:4杯
- タレ
- みりん:大さじ2
- しょう油:大さじ2
- 砂糖:大さじ2
- 酒:大さじ2
作り方
<手順1>
イカのわたを取ってきれいに洗い、火が通りやすいようにイカに数本切れ目を入れます。イカがさばき終わりましたら、タレの材料を混ぜ合わせてタレを作ります。
<手順2>
アミの上にイカをのせて弱火で焼きます。
<手順3>
イカに焦げ目がついてきたらハケを使ってタレを塗ります。3回くらいタレを塗るのを繰り返して香ばしい香りがして火が通ったら完成です。
※焼き過ぎるとイカが硬くなりますので気を付けてください。
アミで作る手順を紹介しましたが、アミで焼く他に鉄板でも作れます。鉄板でイカを焼いて、焼けたらタレをイカにかけて少し煮立てて完成です。バターを一緒に入れるとより美味しくなります。
殻付きホタテのバター焼き
ホタテ焼きの調理はとても簡単で、殻つきホタテをアミの上で火が通るまで焼くだけです。
味付けは、バター、しょう油など様々あります。お好みで味をいろいろ変えてお気に入りの調味料を探してみてください。
- 4人分の材料
- 殻付きホタテ:4枚
- バター:少量
- 酒:少々
作り方
<手順1>
殻付きのホタテをアミの上に置き、殻の中にお酒を少量入れて中火で焼きます。
<手順2>
ホタテに火が通ったらバターを入れて完成です。
※バターの代わりにしょう油で作っても美味しくいただくことができます。
ポトフ
ベーコンと野菜を煮るだけのアウトドアの定番煮込み料理です。
弱火で30分間じっくりコトコト煮ることによって旨みが増したスープが出来上がります。野菜にスープの旨みが染み込んだポトフを是非味わってください。
美味しく作るコツは、弱火でじっくり煮てアクはこまめに取ることです。
そして、食材は小さく切ると火の通りがよくなりガスの節約につながります。
- 4人分の材料
- ベーコン:200g
- ウインナー:4本
- ジャガイモ:3個
- タマネギ:2個
- ニンジン:2本
- キャベツ:1/2個
- 水:2L
- コンソメ:3個
- 塩:少々
- こしょう:少々
作り方
<手順1>
キャベツは芯をくり抜き、ジャガイモ、タマネギ、ニンジンは皮をむきお好みの大きさに切ります。また、ベーコンもお好みの大きさに切ってください。
<手順2>
野菜とベーコンの準備が整いましたら、鍋の中にベーコンを入れて弱火でベーコンを炒めます。
<手順3>
ベーコンに火が通りましたら、鍋に水とコンソメ、野菜とウインナーを入れて弱火で30分くらい煮ます。
<手順4>
野菜が柔らかくなったら、塩、こしょうで味を調えて完成です。
カレー
キャンプの定番ご飯といえばカレーではないでしょうか?
小学校や中学校のキャンプでは夕食にカレーを必ず作りましたよね。まきで作っていたので火力調整が難しく焦がしていた記憶があります。
ガスで作れば家庭のガスコンロみたいに火力調整が簡単なので美味しいカレーが作れます。美味しく作るコツは、弱火でじっくり煮込んでとろみを出すことです。
- 4人分の材料
- ニンジン:1個
- ジャガイモ:1個
- タマネギ:1個
- 鶏もも肉、または牛もも肉:150g
- 水:600cc
- カレーのルウ:4人分
- サラダ油:大さじ1
作り方
<手順1>
ニンジン、ジャガイモ、タマネギは皮をむき適当な大きさで乱切りにします。また、鶏もも肉、または牛もも肉は食べやすい大きさに切ります。
<手順2>
鍋にサラダ油をひいて肉に焦げ目がつくまで弱火で炒め、焦げ目がついたら取り出します。
<手順3>
引き続き鍋にサラダ油をひいて弱火でタマネギを炒めタマネギの色が変化してきたら、ニンジン、ジャガイモを一緒に入れて炒めます。全体的に火が通ったら肉を一緒に入れて軽く炒めます。
※タマネギは透明感が出るまで炒めてください。
<手順4>
炒め終わりましたら、次は水を鍋に入れてそのまま弱火で30分煮込んでください。
※沸騰したらアクが出てきます。アクは取り除いてください。
<手順5>
煮込み終わりましたら、最後にカレーのルウを人数分入れて蓋をしてとろみが出るまで煮込んで完成です。
(記事作成日:2016年8月14日、最終更新日:2019年7月1日)