アウトドア料理で使う炭をおこす時に用意する道具と炭の着火方法

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炭をおこす時に使う道具と炭のおこし方

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炭火の基礎知識
目的(解決できる悩み)
炭をおこす時に用意しなければいけいない道具と炭の着火方法がわかるようになること
目次
1.炭のおこし方の基礎知識
炭の種類
着火剤の種類
炭の着火の手順
炭の後片付け
炭火を上手に使うには慣れが必要

1.炭のおこし方の基礎知識

炭をおこす

炭をおこす時は、炭と着火用ライターだけ持っていても中々容易に火を着けることはできません。

炭に簡単に着火する為には、炭と着火用ライターの他に着火剤が必要になります。

炭、着火用ライター、着火剤は炭をおこす時に最低限必要になるアイテムですが、その他に、トング、グローブ、うちわを準備すればズムーズに炭への着火作業が行えるようになります。

炭をおこす時は、まずは、炭、着火剤、着火用ライター、トング、グローブ、うちわを準備しましょう。

それぞれの道具の役割は次の通りです。

炭をおこす時に用意する道具

  • 炭:燃料として使うもの(最低でも3kgは用意しましょう)
  • 着火剤:炭に火を着ける時に使うもの
  • 着火用ライター:着火剤に火を着ける時に使うもの
  • トング:火が着いた炭を動かす時に使うもの
  • グローブ:手がやけどしないようにするもの
  • うちわ:風を送り着火を促すもの

なお、炭火は燃料として使う炭の良し悪しで火力と燃焼時間が決まりますので、炭を使った料理をやってみたいと考えている方は、炭選びがとても重要です。

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炭の種類

炭の種類には、主に木が材料の木炭と石炭を固めた練炭の2種類があります。

木炭は炭にする木の種類によって、値段や燃焼時間が異なるのでいろいろ試してみましょう。

ホームセンターでは様々な種類の炭が購入できますが、初心者はナラ炭やおが炭が使いやすいと思います。

白炭(はくたん)、備長炭(びんちょうたん)
特徴:値段は高いが、安定して長時間火力が保てます。但し、着火性が悪く炎の安定まで時間がかかります。
おが炭(オガ備長炭)
特徴:オガクズ(木くず)などを固めて高温で焼いたものです。オガ炭(オガ備長炭)という商品は着火性は悪いですが火力は長時間安定しています。
黒炭(こくたん)、ナラ炭
特徴:値段は安く、着火性、火力、安定してからの燃焼時間がよいバランスが取れたアウトドアでの定番の炭です。扱いやすいので初心者の方におすすめです。
練炭(れんたん)
特徴:石炭を粉末にした後に固めたもので、燃えやすく燃焼時間が長く、安定して火力を維持できます。着火剤入りの練炭も売られています。
薪(まき)
特徴:キャンプ場などの現地でも入手しやすいが、おき火にするまで時間が掛かり扱いにいくく燃焼時間も短いです。

おすすめ商品おすすめの炭

商品名:ユニフレーム(UNIFLAME) 岩手切炭 3kg

ユニフレームの岩手切炭は、岩手県のならや樫の木を炭にした商品です。国産なので安心して使うことができます。

岩手切炭は、備長炭やオガ炭よりも着火性がよいので初心者の方でも扱いやすいです。

着火剤の種類

炭を使う時に一番手こずることといえば炭への着火ではないでしょうか。

炭に直接ライターなどで火をつけようとしても全くつきません。

では、どうすれば炭に着火ができるのかというと、着火剤を使えば簡単に着火できます。

着火剤の種類には、液体(ゼリー状など)、固形、紙のタイプがあります。人によって好みは分かれますが、ヤシ殻の固形タイプが臭いがなく扱いやすいと思います。
※着火剤に着火する時は普通のライターでは危ないので、チャッカマンなどの柄の部分が長い着火用ライターを使いましょう。

着火剤の他には、ガストーチバーナーといって、強い炎を直接木炭にあてて着火できるものもあります。
※着火する時は一番下の炭に目がけて火をあててください。

炭の着火の手順

炭が湿っていると火は着かないので、炭に着火する前に炭が湿っていないか確認してください。

もし、炭が湿っていた時は、日なたに置いて湿気を飛ばすことを前もってやっておくといいです。

火を扱う時の注意点は、グローブをはめて飛び火などでやけどをしないようにしましょう。また、燃焼している炭はトングなどの掴むものを使って動かしてください。

手順1.
着火剤をBBQグリルなどの着火する炭を置くところの一番下に数個置きます。

着火剤は、市販のものでは液体、固形、紙のタイプがあります。着火剤の代わりとして、丸めた新聞紙、牛乳パックや段ボールでも代用できますが、上手く着火できない時は着火剤を使ってください。

着火剤の注意事項
液体タイプの着火剤を使う時は新聞紙に垂らすといいです。危険なので炭には直接液体タイプの着火剤は垂らさないこと。

手順2.
着火剤の上に小~中くらいのサイズの炭を積み重ねて載せます。
※火の回りが悪くなるので必ず重なるようにして置いていくこと。

手順3.
着火用ライターで着火剤に数か所点火して、炭に着火するまでうちわなどで下から上に炎が広がっていくように扇ぎます。着火後に炭が燃え広がっていったら、大きい炭を入れて火力を強めていきます。

ここで注意することは、火が弱い時は、うちわで火が大きく揺れるくらい勢いよくあおって風を送ってください。
※間違っても着火剤で火を大きくしないこと。着火剤は炭を着火させることが目的なので着火した後に火力が弱いからといって着火剤を途中で投入しないでください。

手順4.
炭が炎を上げて燃えて、その後に炭が白くなってきたら使い始めます。

炭が白くなった状態のことをおき火といいます。炭が白くなった時が火力は最大になり火は安定しています。火力が弱くなってきたら炭の表面の灰を突っついて落とすと火力は上がります。

※炭に黒い部分がある時は、着火途中なので完全に燃焼していないので白くなるまで待ってください。おき火になる前の状態の炭は火力が安定していないので使わないこと。

炭の後片付け

料理を作り終えた時にまだ燃焼している炭はどうすればいいのかというと、炭は燃やしきって灰にすることが一般的です。

しかし、燃え尽きるまで時間が掛かってしまうので途中で炭の火を消したい時は、消し炭といって水が入ったバケツの中に火がついている状態の炭を入れて火を消します。

消し炭は水を吸っていますが、日なたで乾燥させればまた使うことができるのでエコな後片付けの方法です。家に持ち帰って乾かして来年また使いましょう。

炭火を上手に使うには慣れが必要

炭に着火後の炎

炭火は、天気、気温、風、燃やすもの(木炭、まき、練炭)によって火力や燃焼時間が大きく変わってきます。

木炭、まき、練炭でも火加減を上手に調整することは難しく慣れるまで時間が掛かかります。

特に間違えてしまうことは、炎が上がっている時に料理を始めてしまうことです。

炭でも薪でも炎が上がっている状態ではまだ着火中なので、おき火といって炎の勢いがなくなり炭が白くなってから使うようにしてください。

おき火は火力が安定した状態ですが、炎が上がっている時は火力が不安定なので食材の丸焦げの原因となります。

ダッチオーブンでの調理では練炭が扱いやすく、練炭を15個燃焼させると100℃、30個で200℃くらいになると覚えると便利です。

BBQグリルで調理する時は、強火と弱火のエリアを作ると調理しやすいです。強火エリアは肉、弱火エリアは野菜というように使い分ければ野菜を丸焦げにしなくてすみます。

ステーキ肉を焼く時は、強火で短時間で焼くこと。また、肉が薄いよりも厚い方が美味しく焼けます。
※時間を掛けて焼くと肉汁が落ちてジューシーさがなくなりパサパサになりやすくなります。

このように、炭火は火加減を上手に使い分けれるようになると料理はさらに楽しく作れるようになります。ぜひ炭火料理にチャレンジしてみてください。

(記事作成日:2018年4月30日、最終更新日:2019‎年9‎月27‎日)

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