アウトドア料理で使うガスバーナーの火と炭火の違いについて

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アウトドア料理の常識!ガスと炭では火の通り方が違うってホント?

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炭火の基礎知識
目的(解決できる悩み)
ガスの火と炭の火の食材への火の通り方の違いがわかるようになること
目次
1.ガスの炎と炭の炎の違い
アウトドア料理で使う炎の種類
ガスバーナーの炎の特徴
炭火の特徴

1.ガスの炎と炭の炎の違い

料理を作る時の火の種類は、ガスの炎と炭の炎があります。

どちらの炎でも大した違いはないように思われますが、ガスで焼くと食材の表面しか焼けていなくて水っぽい、炭で焼くと食材の中まで火が通っていて表面はカリッと仕上がるという違いがあります。

ガスと炭の違いを覚えてアウトドア料理に活用しましょう。

アウトドア料理で使う炎の種類

バーベキュー

キャンプ場などでアウトドア料理を作る時に扱う炎の種類には、ガス(ガスカートリッジやホワイトガソリン)の火と炭火があります。

ガスは着火ボタンを押せば簡単に着火でき火力調整のつまみを回せば火力も好きなように調整できるのでどんな料理を作るにも必需アイテムです。

一方炭火は炭の着火も火力調整も面倒ですが、アウトドア料理初心者の方にとっては、炭火で料理を作ることは憧れの調理方法ではないでしょうか?

炭火で作れる料理は、

炭火が得意とする料理

  • BBQグリルでステーキ肉を焼く
  • 鍋でじっくりコトコト煮物を煮る
  • ダッチオーブンで圧力を加えて料理を作る

など、様々あります。

炭火は火力コントロールが難しいので難易度は上がりますが、火の通り方がガスバーナーとは異なるので、ガスバーナーでの調理に慣れたら、次回のキャンプでは炭火での調理に挑戦してみると料理が楽しくなると思います。

それでは、ガスバーナーと炭火の炎の特徴の違いについてみていきましょう。同じ炎なのにこんなに違いがあるんだということがわかると思います。

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ガスバーナーの炎の特徴

ガスの炎

食材をアミの上に載せてガスバーナーで直接加熱しても、食材の表面は焦げているのに食材の中はほとんど火が通っていないという経験ありませんか?

ツーバーナーで使うガスカートリッジやホワイトガソリンの炎の特徴は、遠赤外線はほとんど発しないので、炎の近くの空気を加熱してその温まった空気が鍋などの対象物を加熱していきます。

ですので、風が強い場所でガスバーナーを使うと温まった空気が風で流れて空気が温まりにくくなり、そして、強風が吹いていたら加熱するのに時間が掛かるということも起こります。
※風が強かったらバーナーを何かで囲むか風が当たらない場所に移動するかして使った方が温める効率が高まります。

また、ガスバーナーの炎には燃料の水分が含まれているので、直接食材に炎を当てて焼いてもこんがり焼くことはできず、表面が焦げているだけで何だか水気を含んだような仕上がりになります。

ガスバーナーは直接食材を焼くことには適していないので使い方に気を付けましょう。

ガスバーナーを取り扱う時の注意事項
  • ガス漏れに気を付ける:ガスカートリッジ式のバーナーを使う時は、連結部分からガス漏れなどのトラブルが起こる可能性があるので、バーナー本体とガスカートリッジは同じメーカーのものを使うことが普通です。製品の説明書にも書いてありますので一読してください。
  • 気温が低い時は火力が落ちる:ガスバーナーを冬のような気温が低い時に使うと、ガスの種類によっては通常よりも火力が弱くなり温めるのに時間がかかるようになるので注意しましょう。あまりに気温が低い季節や場所で使う時は、低温でも火力が落ちにくい低温用のガスカートリッジを使いましょう。

炭火の特徴

炭火

炭火の近くにいるとものすごく熱さを感じませんか?

その理由は、炭火には遠赤外線の作用があり、風に関係なく風が吹いていても風が吹いていなくても火の近くにあるものを加熱できるからです。

ですので、炭火の近くに置いてある食材は表面と内部を同時に加熱することができます。

また、遠赤外線には水分が含まれていないので食材の水分を落とすことができ、表面をカリッと焼いて中まで火が通っているうま味を凝縮した状態が作れます。

炭火を使うメリットは、

炭火の基本知識

  • 遠赤外線の効果で食材の中まで熱を通す
  • 風の影響を受けず加熱温度は一定
  • 煙が少なく長時間安定して燃え続ける
  • 食材の表面をカリッと仕上げる

などがあります。

このように、炭火を使って料理すると食材の内部まで効率よく火が通り焦げにくいので、食材を直接焼く時は炭火を使うことをおすすめします。

炭火は肉を直接焼く他に、鍋で弱火でじっくり煮込むカレーやポトフなどの鍋料理にも最適です。

炭火を使うと遠赤外線の効果を利用できるというメリットがありますが、その反面、火力調整が難しいというデメリットもあります。

ガスバーナーでは火力調整のつまみを回せば簡単に火力調整はできますが、炭火では炭の個数や大きさなどで火力調整しないといけないので、経験を積んでコツを覚えるまでは上手くできません。

また、炭火は着火後に黒い炭に炎が上がりますが、この状態ではまだ炭の炎が安定していません。炭の炎が弱まり炭の色が白色になってから調理を始めます。

炭の火力が弱くなってきたら、炭の白いところをトングで突っついて落とし、うちわなどで風を送ると火力が強くなります。

炭火は経験を積んでいかないと火力調整は難しいですが、1つずつ炭の取り扱いを覚えてコツをつかんでください。

炭火を扱う時の注意事項
  • やけどに注意:炭火の近くにいて気がついたら顔が真っ赤になっていることがあります。炭火に長時間あたるとやけどするので気をつけましょう。
  • 地面の上では火を使わない:炭火は直接地面の上で使うのではなくBBQグリルや焚き火台を使って行わないと管理人に怒られます。地面の上で直接火を扱わないことは現在では常識になっています。

(記事作成日:2016年10月20日、最終更新日:2019‎年7‎月6‎日)

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