ドリップ式コーヒーを淹れる時に用意する器具・道具・水
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- コーヒーの種類・焙煎度・挽き方・選び方・淹れ方の基礎知識
- 目的(解決できる悩み)
- ドリップ式コーヒーを淹れる道具がわかるようになること
- 目次
- 1.ペーパードリップコーヒーを淹れる時に使う器具・道具の基礎知識
- ドリッパーの基本情報
- ペーパーフィルターの基本情報
- コーヒーサーバーの基本情報
- コーヒーカップの基本情報
- ドリップポットの基本情報
- コーヒーミルの基本情報
- 軟水の水
1.ペーパードリップコーヒーを淹れる時に使う器具・道具の基礎知識
ペーパードリップ式でコーヒーを淹れる時は、ドリッパー、ペーパーフィルター、コーヒーサーバー、コーヒーカップの4点が必要です。
また、抽出するお湯の量をコントロールするドリップポット、自分でコーヒー豆を挽く時はコーヒーミル、水にこだわりがある方はミネラルウォーターや浄水器という器具も用意しましょう。
ドリッパーの基本情報
ドリッパーとは、お湯を注いでコーヒー成分を抽出する時に使う器のことです。
※お湯を注いでコーヒー成分を抽出する時はドリッパー単体では使わず、必ずペーパーフィルターをドリッパーにセットして使ってください。
ドリッパーの底に穴が開いていて、穴の数で抽出時間が異なってきます。ドリッパーの穴の数が多いと抽出時間が短いのですっきりした味わいとなり、穴の数が少ないと抽出時間が長いので苦味やコクがしっかり出ます。
現在に使われているペーパードリッパーの種類には、次のように、カリタ式、メリタ式、ハリオ式、コーノ式の4種類があります。
ペーパードリッパーの種類と特徴
- カリタ式:台形型の器で小さい穴が3つ
- メリタ式:台形型の器で小さい穴が1つ(抽出時間が長い)
- ハリオ式:円錐型の器で大きい穴が1つ
- コーノ式:円錐型の器で中ぐらいの穴が1つ
ドリッパーの価格はどれも高くはなく、ペーパードリップコーヒーの淹れ方の手順を覚えれば誰でも美味しいコーヒーを淹れることができるので家庭でよくつかわれている器具です。
4つの内で人気があるドリッパーは、さっぱりとしたコーヒーを淹れることができる3つ穴のカリタ式とネルドリップのようなコクがでるハリオ式のドリッパーです。
穴の大小や個数によってコーヒー成分の抽出スピードが変わるので、いくつか試してみて自分好みのドリッパーを見つけてください。
おすすめのドリッパー
商品名:カリタ 陶器製コーヒードリッパー 102-ロト(2~4人用) ブラウン
カリタ(Kalita)のドリッパー102は2~4人用のドリップコーヒーを淹れるのにちょうどよい大きさの陶器製の器具です。
1人用ドリッパーをお探しの方はカリタのドリッパー101がおすすめです。
ペーパーフィルターの基本情報
ペーパーフィルターは、ドリッパーにセットしてお湯を注いでコーヒー成分を抽出する時にコーヒーの粉をこす為に使うものです。
ペーパーフィルターには、酸素漂白した白色のものと、漂白していない茶色いものの2種類があります。
フィルターは、紙の臭いを取る為に漂白をしていますが、どちらのタイプを使ってもコーヒーの味は変わらないと思います。ちなみに、昔は無漂白の方が安全だといわれていました。
おすすめのペーパーフィルター
商品名:カリタ コーヒーフィルター 102濾紙 100枚入 ブラウン
カリタ(Kalita)のコーヒーフィルター102ブラウンは、カリタのドリッパー102とセットで使うペーパーフィルターです。
茶色をしているペーパーフィルターは無漂白フィルターなので漂白済みのペーパーが苦手な方におすすめです。
コーヒーサーバーの基本情報
コーヒーサーバーは、ドリッパーの下側にセットして、ドリッパーで抽出したコーヒー成分を受けとめる容器のことです。
コーヒーサーバーの形状や大きさはいろいろあるので好みに応じて選んでください。透明のガラスタイプの素材が使いやすいと思います。
おすすめのコーヒーサーバー
商品名:カリタ 500サーバーN(102ドリッパー用/電子レンジ用) 500cc
カリタ(Kalita)の500ccコーヒーサーバーNは、カリタのドリッパー102とセットで使い2~3人用のコーヒーを淹れる大きさのコーヒーサーバーです。
材質が耐熱ガラスなので電子レンジでも使うことができますので、冷めたコーヒーをサーバーごと電子レンジで温めることもできます。
コーヒーカップの基本情報
コーヒーカップには、いろいろな形状のカップがあります。
例えば、飲み口が広がっているコーヒーカップと飲み口が広がっていないコーヒーカップを比べてみると、
コーヒーカップの種類と特徴
- 飲み口が広がっているコーヒーカップ:酸味を感じやすい
- 飲み口が広がっていないコーヒーカップ:苦みを感じやすい
というように、コーヒーカップの形状で味の違いがでてきます。
普通のコーヒーカップのように飲み口が広がっているタイプは酸味を感じやすく、マグカップのように飲み口が広がっていないタイプは苦みを感じやすくなるので、いろいろなカップで飲み比べてみてください。
また、コーヒーの色を楽しむには白色のコーヒーカップがおすすめです。
ドリップポットの基本情報
ドリップコーヒーを淹れる時に役に立つ道具としてドリップポットが挙げられます。
ドリップポットは、ドリッパーへお湯を注ぐ時に使う道具のことです。
ドリップポットの代わりにやかんでも代用できますが、ドリップポットは注ぎ口がやかんより細くなっているので注ぐ湯量をコントロールしやすいという特徴があります。
お湯の注ぎ方を変えるとコーヒーの味も変わるので興味がある方は一度試してみてください。
おすすめのドリップポット
商品名:カリタ 細口ホーローポット 1L
カリタ(Kalita)の細口ホーローポット1Lは、注ぎ口が細くなっているのでドリップコーヒーを淹れる時に適したポットです。
材質がホーローなので耐久性があり、デザインはかわいらしいのでコーヒーを淹れる時間が楽しくなります。
コーヒーミルの基本情報
コーヒーミルとは、焙煎してあるコーヒー豆を挽く道具のことで、コーヒー豆を自宅で挽く時はコーヒーミルという道具を使って挽きます。
普通はコーヒーを淹れる時に使うコーヒー豆は、焙煎してあるものをさらに挽いてありますよね。焙煎してあるが挽いていないコーヒー豆を購入してきたら、まずはコーヒ豆を挽く道具を使って粉々にしてください。
コーヒーミルは次のように電動式と手動式の2種類があり、主に電動式はプロペラ状の歯、手動式は臼歯が使われています。
コーヒーミルの種類と特徴
- 電動式のコーヒーミルの特徴:均一に挽きやすく粉の大きさが安定しやすい
- 手動式のコーヒーミルの特徴:均一に挽くにはハンドルを一定の速さで回す必要があるので、均一に挽きにくい
※家庭用の安価な電動式のコーヒーミルではコーヒー豆を均一に挽けません。どちらの方式にもいいところと悪いところがありますので、短時間で手軽に挽きたいなら電動式、コーヒーを楽しみながら挽きたいなら手動式が適しています。
少量のコーヒー豆を挽くのなら手回しタイプのコーヒーミルで粉のばらつきが少なく大きさが均一となる挽き方を覚えれば、雑味が少ないコーヒーを淹れることができます。
コーヒー豆を挽いてから数日経ったものは酸化してしまい香りと味は落ちてしまうので、香りがよく美味しいコーヒーを淹れるには、挽きたてのコーヒー粉を使うのが一番です。
おすすめのコーヒーミル
商品名:HARIO(ハリオ)手挽き コーヒーミル・セラミック スリム MSS-1TB
ハリオ(HARIO)のコーヒーミルMSS-1TBは、手動でコーヒー豆を挽く1~2杯用の器具です。
コーヒー豆は粗挽きから細挽きまで挽くことができ、臼にセラミックを使っているのでコーヒー豆を挽いた時に摩擦熱が発生しにくいという特徴があります。
コーヒーを粉で購入せずに自分でコーヒー豆から挽く時は、コーヒーミルという道具を使ってコーヒー豆を粉にしてください。
軟水の水
コーヒーを淹れる時は、軟水の水(硬度100以下の水)を使えば、苦味、酸味がバランスよく抽出できることをご存じでしょうか。
硬度とは、水に溶けているカルシウムとマグネシウムの含有量を表したもので、軟水とはカルシウムとマグネシウムの量が少ない水、硬水とはカルシウムとマグネシウムの量が多い水というように区別されています。
日本の水道水は軟水なので、水道水をそのまま使ってもらえれば美味しいコーヒーを淹れることができます。もし、カルキ臭が気になる場合は浄水器を使って臭いを取ることをおすすめします。
ミネラルウォーターを使って淹れる場合は、日本のミネラルウォーターは軟水なので問題ありませんが、外国のミネラルウォーターは硬度が高い(カルシウムとマグネシウムの含有量が多い)ので気をつけてください。硬度が高い硬水を使うと酸味が抽出されにくくなります。
コーヒーを淹れる時に使う水は、硬度が低い水を使うようにすれば美味しいコーヒーを淹れることができます。
コーヒーを淹れる時に使う道具がわかりましたら、次はコーヒーの淹れ方をみていきましょう。
(記事作成日:2017年11月19日、最終更新日:2021年12月5日)