世界で生産されているコーヒー豆の品質と種類の基礎知識

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コーヒー豆の品質と種類の基礎知識

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ジャンル
コーヒーの種類・焙煎度・挽き方・選び方・淹れ方の基礎知識
目的(解決できる悩み)
コーヒー豆の品質と生産されている種類がわかるようになること
目次
1.コーヒー豆の基礎知識
コーヒー豆の作り方
コーヒー豆の品質
2.世界で生産されているコーヒー豆の種類
ブラジル(中南米)
コロンビア(中南米)
ジャマイカ(中南米)
エチオピア(アフリカ)
タンザニア(アフリカ)
イエメン(アフリカ)

1.コーヒー豆の基礎知識

コーヒー豆はアフリカや中南米のコーヒーノキで栽培されています。

コーヒーノキはアラビカ種とカネフォラ種があり、コーヒーノキによって収穫できるコーヒー豆の味の特徴が異なります。

コーヒー豆の作り方

コーヒーの粉

コーヒー豆とは、コーヒーノキの花が咲いた後に大きくなった果実から取り出した種のことです。

コーヒー豆はコーヒーノキから収穫されますが、世界で栽培されているコーヒーノキはアラビカ種とカネフォラ種の2種類が有名です。

アラビカ種のコーヒーノキ
アラビカ種は、高温多湿に弱いので標高が高い地域で栽培されています。
また、標高が高い場所で採れたコーヒー豆の方が味が良く高品質といわれています。
※品種や標高の違いでコーヒーの風味の特徴は異なります。
アラビカ種の有名な品種:ブルボン、ティピカ
カネフォラ種のコーヒーノキ
カネフォラ種は、高温多湿に強いので標高が低い地域で栽培されています。
主に缶コーヒーやインスタントコーヒーに使われることが多いです。
カネフォラ種の有名な品種:ロブスタ

コーヒーノキの果実から種を取り出して乾燥させるとコーヒーの生豆となり、生豆から皮を取り除き大きさごとに選別され商品として各国のコーヒー業者に出荷されます。

コーヒーの生豆の生産方法は、ナチュラル、ウォッシュド、パルプドナチュラルがあり、それぞれの方法でコーヒの風味は異なりますし生豆の大きさでも風味は異なります。

コーヒーの生豆を出荷した後はそれぞれのコーヒー業者が生豆を煎て熱を加えることによって、香ばしいコーヒーの風味がでて黒っぽい色に変化した焙煎豆が出来上がります。

私たちがお店で購入する豆は上記の工程を施した焙煎豆ですよね。次の工程を済ましてさらに挽いてあるかもしれません。

焙煎には、加熱する時間の違いにより、浅煎り、中煎り、深煎りの焙煎度(ロースト)があります。浅煎りよりも深煎りの方が苦みが強いです。挽き方には、細挽き、中挽き、粗挽きがあります。

コーヒー豆の品質

コーヒー豆は次のようにいくつかの品質ごとに区分されていて、私たちがスーパーで購入して普段飲んでいるコーヒーはコマーシャルコーヒーやローグレードコーヒーです。

スペシャルティコーヒー
国際審査員により風味が評価されたコーヒー豆のこと
プレミアムコーヒー
生産地の規格でふるい分けした品質がよいコーヒー豆のこと
コマーシャルコーヒー
スーパーなどで売っている一般的に流通しているレギュラーコーヒー豆のこと
ローグレードコーヒー
スーパーなどで売っているインスタントコーヒーなどの安価なもののこと

ちなみに、ブレンドコーヒーという商品がありますが、いろいろな特徴を持ったコーヒー豆を混ぜ合わせて飲みやすくしたり、香りや苦みを強めたりする目的で作ったコーヒーのことです。

実は、コーヒー豆の品質だけでは飲んだ時に美味しいのかどうかわかりません。従来はコーヒー豆が収穫される土地の標高の高さやコーヒー豆のサイズの大きさのみで品質を分別していたので、本当に美味しいコーヒーなのか飲んだ時の味は評価対象ではなかったからです。

しかし、現在は実際にコーヒーを淹れて飲んで味を評価するスペシャルティコーヒーという規格が設けられました。

スペシャルティコーヒーで評価することは、

スペシャルティコーヒーの評価内容

  • カップクオリティのきれいさ
  • 甘さ
  • 酸味の特徴評価
  • 口に含んだ質感
  • 風味特性・風味のプロフィール
  • 後味の印象度
  • バランスを評価

といった風味についてです。飲む人の立場に立った規格ができたので、スペシャルティコーヒーはコーヒー豆を購入する時の目安になります。

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2.世界で生産されているコーヒー豆の種類

広島珈琲のブラジル、コロンビア、キリマンジャロ、モカ

コーヒー豆は赤道に近い熱帯・亜熱帯の国々で生産されていて、収穫される国の気候やコーヒーノキの種類によって、酸味・苦み・香り・コクなどの風味が異なってきます。

コーヒー豆の産地で有名な国とその国で収穫され世界的に人気があるコーヒー豆を紹介しますので、コーヒー豆を選ぶ時の参考にしてください。

ブラジル(中南米)

広島珈琲のブラジルコーヒー

コーヒー豆の生産量が世界1位を誇るブラジルは、苦み・酸味のバランスがよいコーヒー豆を栽培して世界に輸出しています。

スクリーンサイズ(コーヒー豆の大きさ)は、S16=6.5mm、S17=6.75mm、S18=7mm、S19=7.5mmです。
※コーヒー豆の粒のサイズが大きい程、品質がよいといわれています。

  • ブラジルで生産される有名なコーヒー豆:ブラジルサントスNO.2

コロンビア(中南米)

広島珈琲のコロンビアコーヒー

コロンビアのコーヒー豆の特徴はマイルドコーヒーと言われているように甘みが強く苦みと酸味のバランスがとても良いことです。

飲みやすいコーヒーを探している方はコロンビアのコーヒーがおすすめです。

スクリーンサイズ(コーヒー豆の大きさ)は、スプレモ=6.75mm以上、エクセルソ=5.5~6.5mmです。
※エクセルソよりもスプレモの方が高品質のコーヒー豆といわれています。

  • コロンビアで生産される有名なコーヒー豆:エメラルドマウンテン、コロンビアスプレモ

ジャマイカ(中南米)

ジャマイカで有名なコーヒー豆といえば、香り・甘み・コクが素晴らしいブルーマウンテンNo.1です。

  • ジャマイカで生産される有名なコーヒー豆:ブルーマウンテンNo.1

エチオピア(アフリカ)

広島珈琲のモカコーヒー

コーヒーの発祥の地と言われるエチオピアで有名なコーヒー豆といえば、酸味とフルーツのような香りが素晴らしいモカとイルガチェフです。

コーヒー豆を生産している農家は小規模農家が中心で品質が高い豆を生産しています。

  • エチオピアで生産される有名なコーヒー豆:モカ、イルガチェフ

タンザニア(アフリカ)

広島珈琲のキリマンジャロコーヒー

タンザニアで栽培されているキリマンジャロは、苦みと酸味のバランスがよいコーヒー豆として人気があります。

スクリーンサイズ(コーヒー豆の大きさ)は、AA=6.75mm以上、AB=6.0~6.5mmです。
※ABよりもAAの方が高品質のコーヒー豆といわれています。

  • タンザニアで生産される有名なコーヒー豆:キリマンジャロ(タンザニアAA)

イエメン(アフリカ)

イエメンで有名なコーヒー豆といえば、酸味と香りがよいモカマタリです。

モカマタリとは昔コーヒー豆を輸出していた港町の名前ことで、現在はコーヒー豆の名前として使われています。

  • イエメンで生産される有名なコーヒー豆:モカマタリ

(記事作成日:2017年11月20日、最終更新日:2021‎年11‎月28‎日)

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