体にとっての水の役割と正しい水の飲み方

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水の役割って何?体にとって正しい飲み方とは

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水の種類・探し方・飲み方・活用方法の基礎知識
目的(解決できる悩み)
水の役割と正しい飲み方がわかるようになること
目次
1.水を飲んで健康な体を手に入れよう
水の役割
水の水分補給と正しい飲み方
カルシウムとマグネシウムの摂取量の目安

1.水を飲んで健康な体を手に入れよう

私たちは、水を毎日体に取り入れなければ生きていけない生き物です。

人間が健康に生きていくには、5大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル)と水が必要です。

この機会に、水の役割と正しい飲み方について健康な体の知識を身に着けてみませんか。

水の役割

水の化学式

私たち人間は、食事を食べなくても水だけ飲んでいたら2~3日は生きていけるといわれています。

登山で遭難した時に水だけ飲んで生き延びて救助されたというニュースをたまに見かけますよね。水の力は素晴らしいです。そのくらい水は人間にとって重要な飲み物なんです。

夏には熱中症対策で水が大活躍しますが、みなさんが毎日飲んでいる水ってどのような役割や働きをしているのかご存じでしょうか?

水(体液)の役割は、

水(体液)の役割

  • 脱水症状を防ぐ
  • 汗として体外に出し体温が上昇するのを抑える
  • 血液をサラサラにして血管が詰まるのを抑え血液を全身に送る
  • 新陳代謝を促す
  • 老廃物などを排出する
  • 緊張をほぐし集中力を高める
  • 栄養素や酸素を運ぶ

など、体温調節機能から栄養物を運び老廃物を排出するまで実に様々な働きがあります。

そして、体に保水されている水分量は体重に対してどのくらいの割合かが決まっています。

体の水分(体液)量は、

体の水分(体液)量

  • 新生児:80%
  • 子供:70%
  • 成人男性:60%
  • 成人女性:55%
  • 高齢者:50~55%

となるように一定に保たれており、生まれた時が一番多く加齢とともに体の水分量は徐々に減っていきます。

子供の頃はみずみずしい肌だったのに、年を取るごとにカサカサの肌になるのは体の水分量が減ることも1つの要因です。

このように人間は一定の水を体の中に蓄えていなければ体が不調を訴えますので、水を適量飲んで体に必要な水分量を補って健康な体を維持しなければいけません。

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水の水分補給と正しい飲み方

水を飲む少女

人間は何もしていなくても毎日2.5リットル程の水分(体液)が、尿、便、汗、呼吸などで排出されていきます。

この排出された水分は何かの形で体内に補充しなければ脱水症状になってしまいます。

例えば、次のように体内の水分量が減少すると、

体内の水分量が減少すると起こる症状

  • 3%減少:喉が渇いていることを感じる
  • 5%減少:頭痛が起きる
  • 10%減少:けいれんが起きる
  • 20%以上減少:死亡する恐れがある

というように、体内の水分量の減少が多いと命に係わってくるので疎かにすることは許されません。

水分は食事の料理などで1リットル程度摂取していますが、それでも足りないので足りない分は飲み水として体内に取り入れます。

食事での摂取では足りない分の水分はどのくらいの量を飲めばいいのかというと、飲料水として飲んで体に取り入れる量は1日1.5~2リットルです。

飲む水の種類は水道水でもいいですが、ミネラルが豊富なミネラルウォーターも水分補給に向いています。

また、人間の体液は電解質と非電解質が含まれているので、激しい運動をした後の水分補給の方法は素早く吸収されるスポーツドリンクが適しています。

ミネラルウォーターには種類があり、地層を長い歳月をかけて通過して湧き出たカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含んだアルカリ性の硬水といわれる天然水が水分補給に適しています。

水の正しい飲み方は、まとめて一気にがぶ飲みするのではなく、1~2時間ごとにコップ1杯ずつちびちび飲んでいき1日2リットルくらいの水分補給を目安にしてください。

次のように時間に応じて飲む水の種類を変えるとより効果的に作用します。

朝、昼、夜の水の飲み方

  • 起きた直後と寝る前:軟水(カルシウムとマグネシウムの含有量が少ない水で軽い飲み味)
  • 日中:硬水(カルシウムとマグネシウムの含有量が多い水で重い飲み味)

忘れがちになりますが寝ている間も汗をかいているので就寝前と寝起きの時は軟水の水をコップ1杯飲むとぐっすり睡眠できすっきり1日を始められます。

いろいろな水を飲み比べてみて自分の体に合った水を飲めば健康になり、飲み続ければ健康を維持できます。

カルシウムとマグネシウムの摂取量の目安

カルシウムとマグネシウム

カルシウムとマグネシウムは健康にいいことはわかりましたが、どのくらいの量を取ればいいのでしょうか?

日本人の食事摂取基準というものが厚生労働省で決められていてその中のカルシウムとマグネシウムの量と役割を紹介します。

1日当たりのカルシウムの摂取量の目安
  • 18歳以上男性:700mg~800mg
  • 18歳以上女性:650mg

カルシウムの役割は、骨や歯を作ることです。

カルシウムの摂取量が足りなくなると骨に含まれるカルシウムが溶けだして血液中に足りない分を補う働きをします。

また、臓器の働きを正常に保つ役目もあります。

1日当たりのマグネシウムの摂取量の目安
  • 18歳以上男性:320mg~340mg
  • 18歳以上女性:270mg~290mg

マグネシウムの役割は、血管の中にカルシウムが蓄積するのを防いだり、カルシウムが骨や歯から溶けだしにくくする働きをします。

カルシウムは骨を作る時に必要なものということは誰もが知っていますが、カルシウムの働きを助ける為にマグネシウムも必要になります。

マグネシウムはカルシウムの補助的な役割をしていることを覚えておきましょう。そして、食事以外にミネラルが多く含まれる水を毎日飲んで健康な体を維持しましょう。

このように、毎日飲んでいる水や食事から摂取するカルシウムとマグネシウムは大切な仕事をしています。水からたくさん摂取するには硬水(ミネラルが多い水)を飲んでください。

(記事作成日:2016年8月10日、最終更新日:2022‎年1‎月5‎日)

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