1人暮らしをする時の生活費の節約方法と揃えた方がいい電化製品の選び方

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1人暮らしの生活費と節約方法

1人暮らしする時に必要な生活費

早起きする女性

1人暮らしを始めるには、それなりにお金を準備しておかないといけません。

賃貸物件を借りる時は、契約金を支払わないといけないので、初期費用として家賃の5カ月分くらいの資金は用意しておくのが普通です。
※家賃が5万円の部屋を借りる予定なら、契約手続きをする時に支払う契約金として25万円くらいは用意しましょう。

また、部屋を借りた後は、月々の家賃の支払いの他にも様々な費用が必要になります。

例えば、食事を摂れば食費が掛かりますし、電気、ガス、水道を使わずに生活する人はいないので光熱費は掛かりますし、スマホやパソコンでインターネットに接続することも当たり前の世の中になっているので通信費が掛かります。

では、1人暮らしをした時の月々の必要最低限の生活費の費用はどのくらい必要になるかというと、

  • 賃貸アパートの家賃:50000円
  • 駐車場代:10000円
  • 電気代:2500円
  • ガス代:3000円
  • 水道代:1500円
  • NHK受信料:2520円
  • スマホの通信代やインターネットのプロバイダー代:5000円
  • 食事代:60000円

などの費用が必要になるので、それぞれの費用を合計すると13万5千円となります。

その他に、自由に使えるおこづかいとして3万円は必要になると思うので、おこづかいを合計すると生活費は月々16万5千円となります。

このように、親元を離れて1人暮らしを始めると月々の家賃の他にもいろいろな費用が必要になってくることを覚えておきましょう。

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生活費の節約方法

スーパーで買い物する女性

月々の生活費には家賃や光熱費などが必要となります。

家賃は家賃が安い部屋に引越さないと減らすことはできないので、生活費を節約するには食費と光熱費を減らすことです。

例えば、次のような食費で生活している場合を考えてみます。

  • 朝食:300円
  • 昼食:700円
  • 夕食:1000円

これらの金額を合計すると、1日の食費は2000円掛かりますね。

この食費を大きく減らすには自炊することです。

日中は仕事や学校に行っているという方は、朝食と夕食はスーパーで食材を買って自炊すれば食費はだいぶ安くできます。

朝食は、スーパーで購入した、食パン、はちみつ、バナナ、牛乳にすると、

1食分の朝食のおおよその費用
  • 食パン:30円
  • はちみつ:30円
  • バナナ:30円
  • 牛乳:30円

となるので、朝食の食費の合計は120円です。

昼食は自炊せずにコンビニ弁当やファミレスで外食すると700円くらい必要です。

夕食は、お米を炊飯器で炊く、インスタントみそ汁にお湯を注ぐ、冷凍食品を電子レンジで温めて食べるとすると、

1食分の夕食のおおよその費用
  • お米:60円
  • インスタントみそ汁:20円
  • 冷凍食品:200円

となるので、夕食の食費の合計は280円です。

このように、昼食は外食しても朝食と夕食を自炊すると1日の食費は1100円になり、自炊しない時に比べると食費は約半額に節約できるようになります。

また、お茶をよく飲む人はペットボトルのお茶を買うのではなく、スーパーでお茶のパックを購入してお湯や水でお茶を作れば500cc当たり20円くらいの費用で作れるので、作ったお茶を水筒に入れて外出時に持ち運べば、500ccのペットボトルを購入するよりも1本当たりで約100円は節約できます。

光熱費を節約する方法としては、

  • 電気:こまめに消す
  • ガス:ガス給湯器の温度を低くする
  • 水:シャワーやトイレなどで使う水の量を控える

などを行えば節約できます。

電気料金の節約方法

電気料金の節約

電気料金を節約する方法は、電気を省エネする他にも方法はあることをご存じですか。

月々の電気料金は次の計算式で計算できます。

電気料金=基本料金+(電気使用量×単位料金)+燃料費調整額など

上記の式を見ると、電気使用量に応じた料金の他に基本料金が加えられていることがわかりますね。

したがって、基本料金を減らすと電気料金は節約できます。

基本料金は何で決まっているのかというと、契約アンペア数といって分電盤に取り付けてあるブレーカーのアンペア数によって決まります。

契約アンペア数に対する基本料金の表
契約アンペア数月々の基本料金
10A280.8円
15A421.2円
20A561.6円
30A842.4円

契約アンペア数とは、そのアンペア数までは部屋の中へ電気を流すことができる値のことで、契約アンペア数よりも複数の電化製品を同時に使用した時のアンペア数の方が大きくなるとブレーカーが落ちて電気の供給を止める仕組みになっています。

1人暮らし向けの賃貸物件には、基本的には分電盤には30Aのブレーカーがついていると思います。この30Aのブレーカーを20Aに取り替えれば、月々の基本料金は842.4円-561.6円=280.8円の節約ができます。
※電力会社へ連絡すれば10~60Aまでの範囲でブレーカーは無料で取り替えしてもらえます。

30Aのブレーカーを20Aに替えても大丈夫なのと心配している方もいると思いますが、電化製品のアンペア数に気を付けて使えば大丈夫です。

電化製品のアンペア数の目安
  • 冷蔵庫:2A
  • エアコン:6A
  • 液晶テレビ:1A
  • 洗濯機:2A
  • 炊飯器:10A
  • 掃除機:10A
  • 電子レンジ:10A

アンペア数の合計の計算方法は、それぞれの電化製品のアンペア数を足し合わせるだけです。

冷蔵庫は常時動いていますが、家にいる時は、エアコン、液晶テレビは必ず動いていると思うので、それぞれのアンペア数を足し合わせると9Aとなります。そこに、電子レンジなどを使うと最低20Aは必要です。

例えば、20Aのブレーカーでは、冷蔵庫、エアコン、液晶テレビ、炊飯器、電子レンジを同時に使うと電化製品の合計のアンペア数は29Aとなりブレーカーは落ちてしまいます。

しかし、炊飯器と電子レンジを同時に使うことを止めて、炊飯器を使った後に電子レンジを使うようにすれば、

  • 冷蔵庫、エアコン、液晶テレビ、炊飯器を使うと19A
  • 冷蔵庫、エアコン、液晶テレビ、電子レンジを使うと19A

となるので、ブレーカーは落ちないので契約アンペア数は20Aでも事足ります。

ブレーカーを落とさないようにするには、アンペア数が大きい電化製品を同時に動かさないように工夫して使うようにすることです。

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1人暮らしをする時に揃えておきたい電化製品の選び方

1人暮らし用の電化製品を選ぶ時のポイント

電化製品

親元を離れて1人暮らしを始めようと思ったら、部屋を探す他には部屋に設置する電化製品を準備しておくと新生活を快適に送ることができます。

家電量販店に行くと様々な電化製品が販売されていてどれを購入していいのか迷いますが、1人暮らしに適した電化製品とは基本的には小型で価格が手ごろなモデルです。

冷蔵庫と洗濯機を例にすると、

  • 冷蔵庫では、3ドアの200Lの冷蔵庫よりも2ドアの100Lの冷蔵庫の方がスリムで場所を取らずに価格は安い
  • 洗濯機では、洗濯容量が7kgよりも5kgの方がスリムで場所を取らずに価格は安い

という特徴があります。

1人暮らしする時に揃える電化製品の総額は10万円くらい必要になるので、小型でリーズナブルなモデルを選ぶといいです。

不便なく生活する為にも1人暮らしをする時に揃えた方がいい電化製品を下記に紹介しますので参考にしてください。

冷蔵庫

冷蔵庫

生ものや冷凍食品を保存しないという方は冷蔵庫は必要ありませんが、そうじゃない方は1人暮らしを始めたらすぐに冷蔵庫を購入しましょう。

冷蔵庫を購入する時は、冷蔵室と冷凍室の容量という項目を見て選んでください。

容量とは、空間の広さを表しており、容量が大きい方がたくさんの食材を保存しておくことができます。但し、容量が大きいと製品の価格が高く寸法が大きいので1人暮らし用の物件には向いていません。

1人暮らしでは、2ドアタイプで130Lくらいあれば十分です。

また、冷蔵庫には、直令式とファン式という種類があります。直令式冷蔵庫は室内に霜が着くと自分で霜取りをしないといけないので、予算に余裕がある方は霜取り機能がついたファン式を購入した方が便利です。

100~150Lの冷蔵庫の価格の目安
  • 直令式:2万円
  • ファン式:4万円

洗濯機

洗濯機

コインランドリーで洗濯をしないという方は洗濯機を購入した方がいいでしょう。

洗濯機を購入する時は、洗濯容量という項目を見て選んでください。

洗濯容量とは、1度に洗濯できる洗濯物の量のことです。洗濯容量が大きい機種の方がたくさんの洗濯物を洗濯できますが、価格が高く製品の寸法が大きくなるので1人暮らし用の物件には向いていません。

洗濯容量の表示は機種によって異なり、5kg、8kg、10kgなどがあり、1人暮らしでは洗濯物は少ないので洗濯容量が小さい機種が適しています。

購入する時は、部屋に備え付いている防水パンに収まる大きさの洗濯機を選んでください。

また、機能がたくさん付いていると価格は高くなるので、エントリーモデルを選びましょう。

エントリーモデルの洗濯機の価格の目安
  • 5kg:3万5千円
  • 8kg:7万5千円

液晶テレビ

液晶テレビ

スマホでワンセグを観るという方はテレビは必要ないかもしれませんが、大きな画面で観たいという方はテレビを購入しましょう。

昔のテレビはブラウン管を使っていて画面サイズが大きいテレビは広い場所を取っていましたが、最近は液晶テレビに変わりちょっとしたスペースがあればテレビを置くことができるようになりました。

それでも、40型の画面サイズでは置き場所に困るので、1人暮らしでは20型や30型のテレビの方が適しています。

画面サイズは20型でも30型でも価格はそれほど高くないので好みで選んでください。

液晶テレビの価格の目安
  • 20型:2万5千円
  • 30型:4万円

炊飯器

炊飯器

自宅でご飯を炊いて自炊するという方は炊飯器を購入しましょう。

炊飯器には、3合炊き、5.5合炊き、8合炊きなどの種類があるので、炊飯器を選ぶ時はお米が何合炊けるのかを調べてから購入してください。

目安としては、1食当たり1合炊けば足りるので、1人暮らしではサイズが小さく価格が安い3合炊きの炊飯器が適しています。

炊飯器の価格の目安
  • 3合炊き:8千円
  • 5.5合炊き:1万5千円

電子レンジ

電子レンジ

お弁当やお惣菜を温めるという方は電子レンジを購入しましょう。

電子レンジの種類には、単機能レンジとオーブンレンジの2種類があります。

単機能レンジとは、温めと解凍機能しか付いていないタイプの電子レンジのことです。

オーブンレンジとは、温めと解凍機能の他にオーブン機能が付いているのでパンや肉を焼くことができる電子レンジのことです。

冷凍食品やお弁当の温めでしか使わないという方は単機能レンジを、オーブンで料理を作るという方はオーブンレンジが適しています。

一般的には電子レンジはどこの地域でも使えますが、東日本専用と西日本専用で分かれている商品もあるのでよく確認してから購入してください。

電子レンジの価格の目安
  • 単機能レンジ:1万円
  • オーブンレンジ:2万5千円

掃除機

掃除機

部屋の中をほうきやモップで掃除しないという方は掃除機を購入しましょう。

掃除機の種類には、紙パック式とサイクロン式の2種類があります。

紙パック式の掃除機は、掃除機本体に紙パックをセットして、ゴミを吸引して紙パックにゴミを溜めていき、紙パックがいっぱいになったら紙パックごと捨てる昔ながらのタイプです。

サイクロン式の掃除機は、吸い込んだゴミは遠心力によりゴミと空気を分離して空気のみを排出する仕組みなので紙パックは必要ありません。紙パック代が節約できるというメリットがあるので最近では非常に人気があるタイプです。

但し、サイクロン式の掃除機には紙パックは必要ありませんが、安価なモデルではフィルターで空気を浄化しているタイプもあるので、その場合は定期的にフィルターの清掃をしないと吸引力は落ちていきます。

最近は、紙パック式でもサイクロン式でもそんなに価格は違わないので好みで選んでください。

掃除機の価格の目安
  • 紙パック式:1万円
  • サイクロン式:2万円

電化製品以外に必要なもの

調理器具

1人暮らしをすると電化製品以外にも日常生活で使うものはたくさんあります。一度に揃えるにはそれなりにお金が掛かるので優先順位が高いものから揃えていきましょう。

小物類は100円ショップで購入すると節約につながります。

部屋に置く寝具や家具など
  • テーブル
  • ベッド
  • 布団
  • 衣類収納ケース
  • カーテン
  • 座椅子
  • 本棚
  • ゴミ箱
洗濯する時に使うもの
  • 物干し竿
  • ハンガー
  • 洗濯バサミ
  • 洗濯カゴ
  • 洗濯用洗剤
自炊する時に揃えておきたい道具
  • ガスコンロ
  • フライパン
  • ざる
  • ボウル
  • おたま
  • フライ返し
  • 計量カップ
  • 包丁
  • まな板
  • お茶碗
  • おわん
  • コップ
  • はし
  • スプーン
  • フォーク
  • 缶切り
  • サラダ油
  • 調味料
  • ラップ
  • スポンジ
  • 食器用洗剤

(記事作成日:2017年3月12日、最終更新日:2017‎年3‎月13‎日)

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