手軽にオーディオ機器を高音質に変える方法
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- CDよりも高音質なハイレゾの基礎知識
- 目的(解決できる悩み)
- スピーカー、イヤホン、ヘッドホン、アンプなどのオーディオ機器を手軽な方法で高音質にできるようになること
- 目次
- 1.オーディオ機器を高音質にする方法
- エージング
- リケーブル
- 信号伝送用の接続ケーブルの交換
- アース線をつなぐ
1.オーディオ機器を高音質にする方法
音楽を聴く時は、スピーカー、イヤホン、ヘッドホン、アンプなどのオーディオ機器を用意します。
それなりの値段がするオーディオ機器を購入したけど、もっと音が良くならないかなと思ったことはありませんか?
高級な製品に買いかえれば音はさらに高音質になると思いますが、もっと手軽に音を変える方法を考えてみましょう。
手軽に音質を変える方法として人気があるものは、
音質を良くする方法
- エージング(スピーカー、イヤホン、ヘッドホン)
- リケーブル(イヤホン、ヘッドホン)
- 信号伝送用の接続ケーブルの交換(アンプ)
- アース線をつなぐ(アンプ)
があります。
いろいろな音質を良くする方法を試してみて今まで以上に高音質の音楽を聴くことを楽しんでみてください。
エージング
エージングとは、新品のスピーカーやヘッドホンの動作部品を一定時間動かして馴染ませることです。
エージングの方法は、スピーカーやヘッドホンで10~100時間くらい様々なジャンルの好きな音楽を普通の音量で聴いてください。時間が経つにつれ自然と音の変化が表れてくると思います。
車にしろ機械類はすべてそうですが、慣らしをさせることによって駆動部分の動きがスムーズになってきます。
私の経験では、スピーカーやヘッドホンでは、主に振動板などを馴染ませると、動きが安定して音が良くなるというか音が良くなる方向に変わっていき、本来の性能が発揮されるのだと思っています。
なお、エージングする為にエージングCDなどが売られていますが特に必要ありません。神経質にならずに好きな音楽を普通に聴いて音の変化を楽しんでください。
また、信号を伝送するケーブルをエージングすると音が良くなるという噂がありますが、私の経験ではケーブルをエージングしても音は変わらないと思います。
リケーブル
リケーブルとは、イヤホンやヘッドホンを購入した時に装備されているケーブルを外して、違うメーカーなどが製造している高品質なケーブルに変えることです。
ケーブルを変えるだけで高音が良くなる、低音が良くなるなどの音質に変化が見られますので、手軽に高音質化する方法として人気があります。
但し、リケーブルするにはケーブルが脱着可能なイヤホン・ヘッドホンに限ります。
イヤホンやヘッドホンの端子の種類はメーカーによっていろいろあります。主に使われている端子の種類は次の3つがあります。
- MMCX端子
- 一般的に広く使われている端子
- カスタムIEM端子
- オーダーメイドで作るイヤホンに使われている端子
- ミニXLR端子
- AKGなどのヘッドホンに使われている端子
このように端子の種類はいろいろありますので、自分のイヤホンやヘッドホンに適合した端子を購入するようにしてください。
信号伝送用の接続ケーブルの交換
外付けでDACやアンプを使っている方は、PC、ウォークマン、iPodなどとDACやアンプとの間でデジタル信号やアナログ信号を伝送する為にオーディオ用の高音質ケーブルを使うと、
オーディオ用の高音質ケーブルの特徴
- ノイズが減ったり
- ボーカルの声がクリアになったり
- 低音域が増えたり
など音が良くなります。
なぜなら、金メッキを使って接点での抵抗を減らしたり、シールドを強化してノイズが乗らないようにしてある商品だからです。
また、極力短いケーブルを使うと信号の劣化(信号の減衰)が起こりにくくなりノイズが乗らない高音質な音になります。
その他では、PCのCPUからのノイズが原因でスピーカーからノイズが出てくる時は、PC、アンプ、アクティブスピーカーなどコンセントから電源を供給する機器は、PCと他の機器(アンプ、アクティブスピーカーなど)とはコンセントを別々にしたり、コンセントを遠くから取ってきたりするとノイズを少なくする対策になります。
アース線をつなぐ
アース(接地)とは、機材のボディーと地面とをアース線で接続することです。
オーディオ機器を信号線でつないで電源を入れて音楽を再生したらノイズが載っていたことありませんか。
もし、オーディオ機器にアース端子が備えつけられていてアース線を施して使ってくださいという機種の場合はアースした方がいいです。
アース端子(接地端子)は、部屋のエアコン用のコンセントや洗濯用コンセントにあります。
アースする方法は、プリアンプ、パワーアンプ、プレーヤーなどを別々にアースする多点接地ではなく、機材どうしをつないで一か所のみアースする一点接地を行ってください。
アースを正しく行えばオーディオ機器のノイズ防止効果がありノイズに強くなりますので、ノイズが気になる方はアース線を使って機材をアース(接地)してください。
なお、アースは状況に応じてやってよい場合とやってはいけない場合があります。アースしてノイズが小さくなった場合は正しいアース方法なのでアースしてください。アースしてノイズがひどくなった、ノイズの量が変わらない場合は間違っているアース方法なのでアースしないでください。
(記事作成日:2019年2月24日、最終更新日:2021年9月21日)