ニキビや吹き出物ができる原因と対策方法

ニキビができるメカニズム

ニキビは毛穴と深く関係している

ニキビといえば毛穴をイメージする人は多いと思います。

では、毛穴とは何かというと、毛が生えている穴のことです。
脚や腕には目で見て毛が生えていることはしっかりわかりますね。
顔の毛では、眉毛やひげは見てわかりますが、それ以外は毛は生えていないように見えますが、産毛などの薄く細かい毛が生えています。

毛穴は毛が生えている他に、毛穴の奥にある皮脂腺から皮脂を分泌する働きを持っています。

皮脂は、皮膚の表面に皮脂膜というバリアを張り、肌が水分を失って乾燥しないように防ぐ重要な役割があります。

しかし、皮膚に皮脂があると脂でテカテカするから見苦しいなどの理由で嫌われていますが、皮脂膜がなければ肌の水分が蒸発してしまいかさかさに乾燥した状態になってしまいます。

また、皮脂膜があるおかげで悪玉菌が侵入するのを防いだり、皮脂で皮膚の表面が弱酸性に保たれ雑菌が繁殖しないようにもしています。

このように、毛穴は人間にとって肌を守る為になくてならない排泄器官ですが、毛穴が開く、毛穴が詰まるなどのいろいろな毛穴のトラブルも起きます。

例えば、加齢によって真皮にあるコラーゲンやエラスチンの弾性力、ヒアルロン酸による保水力が減った為に肌の弾力が低下し、おまけに重力で肌が垂れ下がって毛穴が広がりたるみ毛穴が起きます。

真皮はどんな働きをしているのかというと表皮を一所懸命支えているのです。
※肌にしわができたり毛穴が開く要因の１つに真皮の老化があります。

老化で毛穴が開く他の要因としては、皮脂の詰まりによる毛穴の開きや、皮脂の分泌が多い鼻などでは毛穴が大きくないと詰まりやすくなるので、初めから開いている場所もあります。

また、皮脂が詰まっているのに洗顔を疎かにしていると、皮脂が固まってそれをエサにして雑菌が増えてニキビができることもあります。

肌は何もしていなくても年齢と共に老化していきますし、洗顔をしないと汚れていくので定期的な肌のケア（洗浄、保湿、保護）が必要になってきます。

ニキビが発生する原因とは

ニキビは毛穴の詰まりから起こる皮膚のトラブルですが、男性ホルモン（テストステロン）による皮脂の過剰分泌が原因とされています。

皮脂は毛穴の皮脂腺から皮膚の表面に分泌されるのですが、古い角質や汚れ、汗などと混ざり皮脂が固くなって毛穴が詰まり、その詰まった皮脂をアクネ菌という悪玉菌が食べて繁殖してニキビができてしまいます。
※普段は、アクネ菌は表皮ブドウ球菌とともに皮膚の表面の汗や皮脂を食べて弱酸性にして雑菌を除去している善玉常在菌ですが増殖してしまうと悪さをします。

また、女性では、生理前にニキビができることが多くあります。
女性の生理は、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期に分かれていて、黄体期では、女性ホルモンの１つである黄体ホルモンの分泌が増えると男性ホルモンも活発になるので皮脂が多く分泌されるようになります。

男性ホルモンによって多く分泌された皮脂が汗と混ざり毛穴の詰まりを引き起こしてニキビを作り、皮膚の色素沈着が促進してしみを作ることもあります。

皮膚の一番表面に位置する角質層は、基底層で作られた新しい細胞により古いものから新しいものへと常に入れ替わっており、正常な皮膚の状態では入れ替わるまでに２８日かかります。
※最終的に、古い角質ははがれ落ちます。

角質の入れ替わる日数が遅くなって古い角質が皮膚の表面に溜まってしまうと、古い角質が毛穴をふさいだり、角質が毛穴の中に入れば皮脂と角質が混ざった角栓ができるようになります。

この角栓が厄介者で、角栓ができたことにより毛穴が詰まり、角栓が空気にふれて酸化して角栓が黒っぽくなったり、最悪の状況では悪玉菌が増えてニキビに発展します。
※毛穴の詰まりは、皮脂と汗、汚れた空気、洗い残しの化粧品なども影響します。

一般的にいわれているニキビができる順序は、

• 皮脂がたくさん分泌されて毛穴が詰まり白色や黒色のニキビができる
• 毛穴の詰まりを放置しておくとアクネ菌が皮脂を食べてアクネ菌が繁殖する
• アクネ菌が繁殖すると皮膚が炎症を起こして赤いニキビができる
• 皮膚の炎症がさらに進むと膿を伴った化膿ニキビができる

という順番をたどります。

アクネ菌は空気が苦手なので、毛穴がふさがっている皮脂はアクネ菌にとっては増殖しやすい場所となります。

アクネ菌は皮膚の炎症を引き起こして赤ニキビを作りますが、さらにニキビがひどくなると悪玉菌である黄色ブドウ球菌の作用によりニキビが化膿して痛みを伴った黄ニキビとなるので注意が必要です。

また、古くなった皮脂は過酸化脂質になり、基底層でメラニンが作られて毛穴が黒くなることもあります。

ニキビは毛穴からできる炎症なので、ニキビを潰すと毛穴もダメージを受けてしまいニキビ跡が残ってしまうので潰さないようにしましょう。

吹き出物ができて肌が荒れる要因とは

人間の肌の細胞活性は２０代前半の頃がピークといわれています。
２０代前半では皮脂の分泌が活発なのでニキビができやすい肌の条件が整っていますが、年齢を重ねると皮脂の分泌が減るので次第にニキビができにくくなっていきますが、代わりに吹き出物（大人ニキビ）ができるようになります。

ニキビは若い人に多い肌のトラブルで、男性ホルモンが影響した過剰な皮脂による毛穴の詰まりが原因となり悪玉菌が増えて炎症を起こしたことがニキビができる仕組みです。

では、吹き出物（大人ニキビ）ができ肌が荒れる要因としては、

• ストレス
• 睡眠不足
• 栄養バランスが悪い食事

などの生活習慣の乱れによるもので、皮脂が過剰に分泌され毛穴に詰まることで起こり、紫外線などの刺激や加齢によって肌が荒れていきます。
※皮脂量は、気温や湿度も影響しています。気温や湿度が高い程分泌される皮脂量は多いです。

ニキビと吹き出物（大人ニキビ）の違いは、若い人にできるのはニキビ、それ以外の年代にできるのが吹き出物と覚えればいいです。

ニキビ・大人ニキビどちらにしても、皮脂が肌の表面にスムーズに分泌されていれば毛穴は詰まらないので吹き出物はできにくく、毛穴が大きいより小さい方が皮脂は詰まりやすいので吹き出物はできやすくなります。

吹き出物の予防をするには、皮脂の過剰分泌で毛穴を詰まらせないようにすることが効果的です。
※吹き出物ができやすいのは、生まれつきの遺伝的な体質も関係しています。親が脂っこい肌質なら子供も受け継ぐことがありますし、乾燥に強く刺激に強い肌の人もいれば、皮脂の分泌が不足してすぐに肌が乾燥する人もいます。これは生まれ持った肌質なので仕方がありません。

また、２０代を過ぎると皮膚のターンオーバーが遅くなり、肌には古い角質層が長い間残ってしまうので、肌の水分が失われ透明感がなくなったくすみの状態となりますし、真皮にあるコラーゲンの弾力が下がるので皮膚がだらんと伸び毛穴が開きやすくなるので必要に応じて肌をケアしましょう。

ニキビ対策をしてニキビができにくい肌にする

汗をたくさんかく

ニキビの原因は皮脂が固まって毛穴が詰まることが発端となるので、皮脂が固まらないようにすればいいのではないでしょうか。

ニキビ対策としては、汗をたくさんかくことです。

汗腺には、エクリン汗腺とアポクリン汗腺の２つがあります。

• エクリン汗腺：全身にあり毛穴から独立していて、暑い時、運動した時、辛いものを食べた時などに体温調整する目的で分泌されます。何もしていなくても１日１Ｌくらい分泌されます。
• アポクリン汗腺：脇の下などの特定の場所の毛穴にあり、精神的な緊張状態になると脂質やタンパク質を多く含む汗が分泌され常在菌に分解されると匂いが伴ってきます。

２つの汗腺は分泌される場所が異なり、顔にはエクリン汗腺があります。運動などをして新陳代謝を高めてたくさん汗をかけば毛穴は詰まりにくくなります。

但し、汗をかいた後にそのまま放置しておけば皮脂と混ざった汗は固まってしまうので、洗顔をして肌の汚れを落としアクネ菌が増えないように清潔に保つ必要があります。

皮脂を取る成分を肌に塗る

毛穴の詰まりや黒ずみは、汚れと皮脂と古い角質などが混ざって固まった角栓が原因なので、皮脂が多い人は毛穴が詰まりやすくなります。

そこで、肌の表面にある過剰な皮脂を取ればいいのではないでしょうか。

皮脂を取る（角栓を溶かす）成分としては、レチノール、フルーツ酸（グリコール酸）が有名です。

但し、皮脂を取り過ぎると今度は皮膚が乾燥するようになるので取り過ぎるのはよくありません。

その他には、肌を引き締める効果がある高濃度リン酸化アスコルビン酸（ビタミンＣ誘導体）やアミノ酸を使って肌をケアすることもおすすめです。

生活習慣を見直す

不規則な生活習慣を送っている人はいませんか？

睡眠不足や栄養が偏った食事、日々のストレスにより皮脂の分泌量が過剰に増えてしまい肌に悪いといわれています。

睡眠について

皮膚は寝ている間に作られるのでしっかり寝てください。
仕事などで徹夜明けをしたら変な汗をかいていたという経験ありませんか。
それは、皮脂が多く分泌されているからです。睡眠不足は成長ホルモンの分泌が悪くなり肌に良くありません。

食事について

脂っこいもの、甘いものをたくさん食べると皮脂の分泌量が増えます。どうしても食べたい時は量を減らして、野菜や魚、果物を合わせて食べるといいです。
偏った食生活を見直し、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの栄養バランスを考えて食事を摂るようにしてください。

ストレスについて

ストレスが増えると男性ホルモンが増えるので皮脂量が増えます。
精神的なストレスはもちろん、肉体的なストレスも肌に悪いのでストレスをかけないようにしてください。ストレスを感じた時は深呼吸することで交感神経の緊張が解けリラックスできます。
休日は、旅行、ドライブ、映画観賞などの好きな趣味を楽しんでストレス解消を心がけましょう。

最近、吹き出物ができるようになった、肌の調子が悪くなったなど思いあたる方は、日頃の生活習慣を見直しましょう。

洗顔して清潔な肌を保つ

肌に付着している汗、皮脂、垢、ほこり、化粧品などの汚れが蓄積していくと毛穴のトラブルを引き起こしニキビに発展することがあるので、毎日洗顔をして肌の汚れを綺麗に落としましょう。

※毛穴の汚れを取るシートを使えば簡単に毛穴の汚れは取れますが、毛穴の汚れと共に角質もはがしてしまうので頻繁に使わないようにしてください。

それでは、洗顔の手順を見ていきましょう。

手順１．
ニキビができやすい人は毛穴に角栓が詰まりやすいので、まずは角栓を柔らかくする為に蒸しタオルや蒸気スチームなどで顔を温めます。
※温めると同時に肌も柔らかくなります。

手順２．
洗顔料を泡立てて顔全体を泡でやさしく洗っていきます。

洗顔時は、やさしく洗ってもごしごしと力を強く入れてこすって洗っても洗浄力は変わりません。
肌をゴシゴシこすると摩擦で肌がキズがつきやすくなり角質層を傷めるので気をつけましょう。

手順３．
ぬるま湯（３７℃くらい）で洗顔料が残らないようにしっかりすすぎます。

メイクを落とす時の注意事項

メイクを落とす時はクレンジング剤を使うと思いますが、オイルタイプのクレンジング剤では、油分は雑菌の増殖につながるのでクレンジング剤が毛穴に残らないようにしてください。
※メイク残りも雑菌の繁殖につながります。メイクをすると毛穴を詰まらせる原因となりニキビが悪化することもあるので気をつけましょう。

なお、洗顔しすぎると皮膚のバリア機能が弱くなって角質層を傷めるので１日１回にしてください。

ニキビに効く有効成分を肌に浸透しやすくする方法

ビタミンＣの肌への効果

毛穴をケアしてニキビ予防をするには、ビタミンＣを皮膚に浸透させることが有効な方法とされています。

ビタミンＣの効果としては、

• コラーゲンの生成を促す
• 抗酸化作用があるので活性酸素を抑制する
• メラニンの生成を抑える
• 皮脂の分泌を抑える
• 炎症を抑える

などの効果が得られるので、ニキビ予防をするのに大変優れています。
また、ビタミンＣはニキビ予防ができると同時に、しみ、しわ、たるみなどの肌のトラブルの改善にも期待できるので肌全体を綺麗にすることも可能となります。

しかし、ビタミンＣはそのままの状態では、空気や紫外線にふれるとすぐに酸化してしまう為に非常に扱いにくい成分でもあります。

この扱いにくいビタミンＣは、ビタミンＣ誘導体という形にすると、すぐに酸化しないようになり扱いやすい成分へと変わります。

ですので、一般的にはリン酸基を結合したビタミンＣ誘導体という形にして様々な化粧品に配合されています。

ビタミンＣ誘導体は肌に浸透すると酵素の働きでリン酸基が分離するので、結局、ビタミンＣが肌に働きかけることとなります。

ビタミンＣ誘導体を自宅でイオン導入しよう

肌の表面には、皮脂腺から分泌されることによる皮脂の働きで皮脂膜というバリアと、皮脂膜の下にある角質層が体内へ外敵が侵入しないように守っています。
その為に、皮脂膜と角質層は肌にいい有効成分を肌の奥へと浸透させるには少々邪魔者となります。

そこで、肌の奥へ浸透させる為に考えだされた方法がイオン導入です。普通に有効成分を肌に塗るよりもイオン導入をした方が肌に浸透しやすくなります。
※イオンとはショッピングセンターのイオンのことではありませんよ。

イオンとは電荷を持った物質のことです。
電荷には、プラスの電荷とマイナスの電荷があり、プラスの電荷を持った物質を陽イオン、マイナスの電荷を持った物質を陰イオンといいます。

そして、イオンは磁石と同じように反発と吸引をする性質があります。

• プラスイオンとプラスイオンを近づけると反発
• マイナスイオンとマイナスイオンを近づけると反発
• プラスイオンとマイナスイオンを近づけると吸引

この電気の力を利用して物質を肌の奥へと浸透させます。

ビタミンＣ誘導体をイオン導入する仕組みは、ビタミンＣ誘導体はマイナスの電荷を帯びているので、ビタミンＣ誘導体にイオン導入器で作ったマイナスの電荷を近づければお互いが反発します。

しかし、角質層と顆粒層の間には電気のバリアがあるのでそれだけでは肌の奥へ浸透しません。
そこで、電気のバリアを弱める為に肌に微弱電流を流します。

そうすることで、肌の中に有効成分が浸透していくことになります。

イオン導入で気をつけることは、分子量が５００以下の水溶性の成分で電荷を帯びたものならイオン導入できますが、安全に行う為にイオン導入専用の美容液を使うようにしてください。
※一般の化粧水は脂溶性成分が含まれているのでイオン導入に向いていません。

昔は、クリニックでしか体験できませんでしたが、現在ではいろいろなメーカーから自宅で手軽に体験できる家庭用のイオン導入器が価格の安いものから高いものまで販売されています。

いろいろなニキビの対策方法を試してきたけど改善しないという人は、家庭用のイオン導入器を試してみてください。

イオン導入器と似たような機器で超音波を使った超音波美顔器と超音波導入器がありますが、イオン導入器とは目的が異なるので間違えないようにしましょう。

超音波美顔器は肌のマッサージをして細胞の活性化や毛穴の引き締めが主な目的です。

超音波導入器は超音波の振動を肌に与えて表皮の細胞と細胞との間に隙間を一時的に作り有効成分を浸透させるものです。
※成分は電荷を帯びていなくても使えますがイオン導入に比べれば浸透力は低くなります。

自宅でのニキビケアで限界を感じた時はどうする？

美容クリニックなどでニキビを改善させる

市販されているいろいろな商品を自宅で試してみたけどニキビの改善に効果が出なかった時はクリニックで診てもらってはいかがでしょうか。

ニキビの改善が見込める場所としては、

• 病院の一般皮膚科
• 美容皮膚科
• エステサロン

などがあります。

どの場所でも、ニキビの他にも、しみ、しわ、たるみ、ソバカス、毛穴の開きなどの皮膚のトラブルの改善は見込めますが、まずは病院の一般皮膚科を受診して飲み薬や塗り薬を処方してもらうのが一番安心でしょう。

美容皮膚科やエステサロンは、特に肌をきれいな状態に保ちたいと思っている女性の方の利用が多いです。

エステサロンではマッサージが主流ですが、美容皮膚科では薬剤（ケミカルピーリングなど）やレーザーを使って治療します。

皮膚の治療の一例としては、

ニキビ治療

• 飲み薬：抗生物質を服用して毛穴にいるアクネ菌を除菌する
• 塗り薬：硫黄カンフルローションや抗菌剤のクリームで除菌する
• 光治療：光を当ててアクネ菌を殺菌する
• イオン導入：ビタミンＣ（アスコルビン酸など）をイオン導入する

シワ治療

• ボトックス注射：ボツリヌス菌の毒素を表情しわができているところの筋肉に注射すると、一時的に筋肉がマヒするのでしわが消えます。
  ※数か月で効果はなくなります。
• コラーゲンやヒアルロン酸の注入：しわに直接注入し溝を埋めます。
  ※数か月で効果はなくなります。

シミ治療

ビタミンＡ誘導体を塗ったり、光をあてて改善させます。

美容皮膚科では、一般のドラッグストアなどで売られている化粧品よりも高濃度の成分を扱うことができますので、間違えた治療をすると皮膚へのダメージも大きくなることもあります。

評判がよくないクリニックで治療を受けたら余計に肌の状態がひどくなったというケースもあるので、高い治療費だけ払って肌は悪くなったなんてことが起きたら最悪ですよね。

一度クリニックに足を運んで話を聞きにいったり、ネットの口コミなどで調べた方がいいでしょう。全国にはたくさんのクリニックがあり、医師の知識、技術、経験は異なるので、少しでも腕がいい医師に診てもらうのが望ましいです。いい加減な説明をするクリニックではなく、自分が納得できる治療の説明をしてくれるクリニックを探しましょう。

なお、クリニックで治療を受ける時は、治療方法・治療内容と治療料金、そして、治療後の皮膚が落ち付くまでの期間も確認するようにしてください。