グラシアスというガラス系コーティング剤で車のボディーの艶を取り戻す
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- 浸透性のガラス系コーティング剤であるグラシアスを使って得られる効果と施工方法がわかるようになること
- 目次
- 1.グラシアスの効果・施工方法・施工前後の比較
- グラシアスの効果
- グラシアスの施工方法
- グラシアスの施工前と施工後のボディーの比較
1.グラシアスの効果・施工方法・施工前後の比較
グラシアスは、カー用品メーカーのプロスタッフが2016年に販売を開始した浸透性のガラス系コーティング剤です。
グラシアスの特徴はペルシードと同じように、水洗いすればボディーに付着した汚れが落ちるので洗車が楽になることです。
ここでは、グラシアスを使うとどのような効果が得られるのか、どのように使えばいいのか、使った前後はどのように変化するのかを説明します。
グラシアスの効果
グラシアスは今までのガラス系コーティング剤とは少し仕組みが違います。
カー用品店で販売されている普通のコーティング剤とグラシアスは何が違うのかというと、普通のコーティング剤は塗装のクリア層の上に液剤で被膜を作ってボディーを守るのですが、グラシアスは塗装に液剤が浸透して表面をガラス化させることです。
塗装の表面をガラス化して得られる効果は、
グラシアスの2大効果
- 鏡のように反射した輝きのボディー
- 水洗いだけで汚れが落ちる
という2つです。
説明書を読むと塗装の表面を削らなければ半永久的に塗装の表面のガラス質は劣化せず効果はずっと続くので、普通のコーティング剤のように施工した被膜が剥がれ落ちるという心配はありません。
また、液剤をボディーに何回でも塗り込んでいくと天然ガラス成分がより一層浸透して艶が増し汚れが付着しにくくなり耐久性が上がります。
グラシアスは、他のガラス系コーティング剤と同じように作業が簡単で、車のボディー以外には、ウインドウ、ホイール、ヘッドライトレンズ、未塗装の樹脂に使うことができます。
※撥水処理しているウインドウに使うと水弾きが悪くなることがあるので注意してください。
グラシアスの仕組みと効果を見て何かの商品と同じだと思った方はいませんか。そうなんです、まるっきりペルシードと同じですよね。
では、グラシアスとペルシードは何が違うのかというと、グラシアスにはケイ素系高分子化合物と紫外線吸収剤が配合されていてペルシードには配合されていないという違いがあります。
※グラシアスの成分は、高純度ガラスエレメント、ケイ素系高分子化合物、紫外線吸収剤。
つまり、グラシアスは、浅いキズを目立たなくする効果(深いキズにはキズ消し効果はない)と紫外線からボディーを守る効果が期待できるということです。
グラシアスでもペルシードでも、鏡のように映り込む澄んだボディーと水洗いだけで汚れが落ちる効果は同じです。
グラシアスの施工方法
グラシアスは、ペルシードや他のガラス系コーティング剤と基本的に使い方は同じです。以下にグラシアスの施工方法を簡単に紹介します。
手順1.
カーシャンプーで洗車して、ボディーに残っている水分を拭き取ります。
グラシアスの説明書には洗車後に施工するとしか書かれていないので、ボディーの表面をネンドや水あかクリーナーで整えなくてもいいように思えます。
※シュアラスターのゼロプレミアムの説明書は、洗車した後に鉄粉や水アカ除去をすると効果が一層高まると書いてあります。
手順2.
缶を振ってからボディーにスプレーして、付属のクロスでコーティング液を伸ばしながら塗り込んでいきます。
※塗り込む面積の目安は、1秒間の噴射量で60cm四方。
上手に施工するコツは、液剤はたくさん吹きつけるのではなく少量吹き付けて薄く塗り込んでいくことです。
液剤の塗り込みができたらクロスの乾いているところを使って仕上げ拭きします。
※液剤が乾く前に塗りこまないとムラができますし、拭き残しがあるとムラができるみたいなので注意してください。
要はコーティング液をボディーにスプレーして液剤が乾く前に付属のクロスで拭き上げるだけです。
※使用済みのクロスは洗って汚れを落とせば繰り返し使えます。
グラシアスのスプレー缶1本で普通車で約3回分の施工ができます。手順1と手順2の作業を施工したい箇所に行ってください。
グラシアスを施工する時に注意することは次の4つです。
グラシアスの施工時の注意点
- 炎天下でボディーが熱い時や液剤をスプレーしたまま拭き取らずに放置するとシミやムラができること。
- 塗装が劣化している車は色落ちやムラになる場合があること。
※新車で納車されたボディーに使うとグラシアスの本当の効果が得られるみたいです。 - 専門業者にコーティングを施工してもらった車は施工業者に使ってもいいのか確認すること。
- 1回施工するだけではダメみたいなので、最低でも3回施工すること。
※1カ月の間に3回施工すると効果が長持ちすると説明書に書かれています。
結局のところ、特殊な使い方をせずにペルシードや普通のガラス系コーティング剤と同じ使い方をしていれば問題ないようです。
グラシアスの施工前と施工後のボディーの比較
今回、グラシアスの施工に使った車は、新車を購入した時にカーディーラーでガラスコーティングを施工してから14年経過した銀色のコンパクトカーです。塗装の状態はとても悪くところどころにクリア層の小さい剥がれやひび割れしているルーフ部分に施工しました。
施工前と施工後のボディーの映り込みは次の通りです。
施工前(天気:曇り)
1回目施工後(天気:晴れ)
2回目施工後(天気:晴れ)
3回目施工後(天気:晴れ)
3回目施工後から1週間後の雨の日の水滴(天気:雨)
3回目施工後から3カ月後(天気:晴れ)
1回目施工から3回目施工まで3週間で終えました。
施工前と3回目施工後の比較をしてみると、曇りと晴れの違いはありますがボディーへの映り込みは良くなりましたし、手でボディーを触ってみるとつるつるするようになりました。
説明書には新車の時が効果抜群と書いてあったので古い車に使ってもあまり効果がないものと思っていましたが、古い車でも風景が映りこむようになったので効果はあると思います。
私がグラシアスを使ってみた感想を、良いところと悪いところに分けて下にまとめておきます。
グラシアスの良いところ
- 他のガラス系コーティング剤と同じように施工がとても簡単
- ボディーがすごくつるつるになる
- 水滴の粒が大きいので風が当たると流れ落ちる
- 汚れの付きやすさは変わりませんが水洗いで汚れがとれるので洗車が楽になる
- 浅いキズ消しや紫外線の保護効果が期待できる
グラシアスの悪いところ
- ペルシードよりは内容量は多いがそれでも他のガラス系コーティング剤よりも価格が高いので経済的ではない
- 1回塗っただけでは塗る前とあまり変わらないので塗り重ねが数回必要
- ペルシードよりも艶が少し悪いように感じる
- 本当に半永久的な効果なのか疑問
私が思うには、効果はペルシードと同じように半永久的ではないような気がするので3回施工したらグラシアスの上に親水性のゼロウォーターやスマートミストを塗り重ねる使い方がいいかと思います。
浸透型のガラス系コーティング剤のボディーの仕上がりがどうなるのか興味を持たれた方は1度試してみてはいかがでしょうか。
新しい発想の浸透型ガラス系コーティング剤
商品名:PROSTAFF(プロスタッフ) コーティング剤 グラシアス S143
グラシアスは、今までの塗装の上に被膜を作るガラス系コーティング剤とは違い塗装に浸透するガラス系コーティング剤です。
グラシアスの特徴は、ボディーの映り込みが良くなり、水洗いだけで汚れが落ちることです。
コーティング液の容量は180ml(クロス2枚付き)で全塗装色に対応しています。
商品の外箱にMADE IN JAPANと書かれているので日本で作られているみたいです。
(記事作成日:2018年10月15日、最終更新日:2021年7月16日)