車のボディーのくすみを取り綺麗なボディーに甦らせる方法
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- くすんだり汚れた車のボディーを、ネンド、ワックス・コーティング剤を使って新車の時の状態のように甦らせること
- 目次
- 1.洗車後に車のボディーの表面を仕上げる方法
- ネンドで鉄粉を除去する
- ワックスやコーティング剤でボディーを保護する
- ワックスとコーティング剤の違いは?
1.洗車後に車のボディーの表面を仕上げる方法
カーシャンプーで洗車した後にボディーのザラザラ感やくすみが気になる時は、洗車後に、ネンド、ワックス・コーティング剤を使って綺麗に仕上げてください。
ネンドは鉄粉を除去するもの、ワックスやコーティング剤はボディーの表面を保護する為のものです。
ネンド、ワックス・コーティング剤を使うと艶と光沢があるピカピカのボディーに仕上がります。
ネンドで鉄粉を除去する
カーシャンプーで洗車すると、砂やほこりを洗い流すことができるのでボディーは綺麗になりますよね。
しかし、綺麗になったと思ってもボディーの塗装面にはカーシャンプーでは洗い落とせなかった汚れがこびり付いていることがあります。
カーシャンプーでは洗い落とせない汚れとしては、ボディーの塗装面に突き刺さった鉄粉があります。ボディーの表面を指で軽くこすってみてザラザラしていませんか。もしザラザラする感じがしたら塗装面に鉄粉が突き刺さっている状態です。
鉄粉を取る方法としては車のボディー用のネンドが有名です。上の写真は元々青色だったネンドが黒く汚れていますが塗装面に付着していた鉄粉などの汚れを取ったからです。ネンドを使えば、塗装面に突き刺さっている鉄粉を除去でき、塗装面をつるつるにすることができるのでワックスやコーティングの下地作りに最適です。
ネンドの使い方は、水で濡らしたボディーの表面を力を入れずにネンドを滑らせるだけです。また、ネンドの表面が汚れてきたら内側に折り込んで綺麗な部分で作業を行ってください。
ネンドを使う時に注意することは、必ず、カーシャンプーで洗車してボディーに付着している砂・ほこりなどの汚れを洗い落としてから使うようにすることです。
おすすめのネンドクリーナー
商品名:シュアラスター ネンドクリーナーソフト [鉄粉除去 ザラツキ除去 ノーコンパウンド] SurLuster S-83
シュアラスターのネンドクリーナーソフト(S-83)は、コンパウンドが入っていないのでボディーにキズを付けずに鉄粉の除去ができます。
ネンドの使い方は、水を流しながら力を入れずにネンドを滑らすだけです。施工後に指で触ってもらうとボディーがつるつるになっていることがわかります。
ワックスやコーティング剤でボディーを保護する
ボディーを洗車した後は、ワックスやコーティングを施してボディーの輝きを増したり塗装を保護するのが基本です。
車のボディーには下から上に向かって順番に、防錆塗料、下塗り塗料、上塗り塗料、クリア塗料という塗料が塗られており、ボディーのキズが目立ったりくすんで見えるのは一番上の表面に位置するクリア塗料による層が荒れていることが原因です。
もし、塗装面が荒れている場合は、ワックスやコーティング処理を行う前にネンドとコンパウンドを使って下地を整えてください。
特に経年劣化で塗装面にダメージがあるとキズやくすみが目立つことが多く、洗車しただけではボディーのくすみが取れないことがあります。そういう場合は、ワックスやコーティング剤をボディーに塗り込んでみてください。
ワックスやコーティング剤を施工する時は、直射日光でボディーが熱い時に行うとむらになりやすいので気をつけてください。また、ワックスやコーティング剤には、淡色車用と濃色車用があるのでボディーの塗装の色によって使い分けてください。
コンパウンド入りのコーティング剤を塗り込んだ後のボディー
上の写真のように、新車から10年以上経過した車のボディーでも、洗車した後にネンドで鉄粉を除去して、コンパウンド(研磨剤)配合のコーティング剤でボディーを磨けば鏡のように反射した綺麗な状態となります。
ボディーコーティングをカーディーラーに依頼すると3年保証の商品で6万円くらいしますよね。3年経過したら塗装面は鉄粉が刺さってザラザラ、水弾きもしなくなるので塗装面は傷んできます。
高いお金を払って業者に施工してもらうよりも、ホームセンターでワックスやコーティング剤を買ってきて、2カ月に1回の頻度で自分で洗車してワックス・コーティング剤を塗り込んでいれば綺麗なボディーは維持できますし、なりよりもコーティング費用が安上がりです。
シュアラスターのゼロウォーターを使った場合は1回当たり400円くらいの費用です。
洗車、ネンド、ワックス、コーティング作業は難しくはないので、自分でボディーのメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。
なお、塗装の保護効果の持続期間はワックスよりもコーティング剤の方が長いので、手軽に使うならコーティング剤の方がおすすめです。
ワックスとコーティング剤の違いは?
ワックスとコーティング剤は何が違うのかというと、一般的には、固形のものがワックスで液体のものがコーティング剤、ボディーに塗り込んで白く乾燥した後に拭き取りがいるのがワックスで塗り込むだけのものはコーティング剤というように見た目の違いがあります。
昔からあるつや・光沢がよいワックスと最近人気があるガラス系コーティング剤の特徴について説明すると次のようになります。
- ワックス
- ワックスとは、ボディーの表面に油分の被膜を作りボディーを保護するものです。
※被膜は時間の経過と共に剥がれていきます。 - ワックスには石油系溶剤(油分)が含まれているので、つやは素晴らしいですが、油分が劣化すると黒い筋のような水あかが発生する原因になりやすいです。
※つやは周りの景色がボディーに綺麗に映り込むことです。 - 定期的に洗車・鉄粉除去してメンテナンスしないと塗装を傷めることになります。
- ガラス系コーティング剤
- ガラス系コーティング剤とは、ガラス系シリコーンなどを配合したコーティング剤で、ボディーの表面にガラス系の被膜を作りボディーを保護するものです。
※被膜は時間の経過と共に剥がれていきます。 - また、ガラス系コーティング剤ではなくガラスコーティング剤というものもあります。ガラスコーティング剤をボディーに施工すると、本物のガラスになるタイプと透明な硬化樹脂になるタイプの2種類があります。一般的に売られている安価なガラスコーティング剤は硬化樹脂のタイプなので本物のガラスになるわけではありません。
- ガラス系・ガラスコーティング剤は、石油系溶剤は使われていないので塗装を傷めることは少ないです。ワックスはつやが素晴らしいですが、ガラス系・ガラスコーティングは光沢が素晴らしいです。
※光沢はボディーの表面がピカピカ光っていることです。 - なお、保護効果の寿命は、ガラスコーティング剤の方がガラス系コーティング剤よりも長いです。
※昔からの愛好家が使っているワックス、最近人気があるガラス系コーティング剤の他には、耐久性が高いフッ素系コーティング剤も人気がでてきています。
ワックスやコーティング剤を選ぶ時のポイントですが、どのように水をはじくのかということに気をつけて商品を選んでください。水の弾き方には、次のように、撥水(はっすい)、疎水(そすい)、親水(しんすい)の3種類があります。
水の弾き方
- 撥水:水玉の状態になって水をはじく
- 疎水:水玉の状態にはならずに水がはけていく
- 親水:水がボディーにべったりして引いていく
※簡単に説明すると水玉になるかならないかの違いです。
このように、深いつやが欲しいならワックス、光沢が欲しいならコーティング剤を使い、そして、撥水、疎水、親水で水の弾き方が違うと覚えておきましょう。
おすすめのコーティング剤
商品名:シュアラスター コーティング剤 [親水] ゼロウォーター 280ml SurLuster S-108
シュアラスターのゼロウォーター(S-108)は、全てのボディー色に対応している親水性(弱撥水)のガラス系コーティング剤です。
ゼロウォーターの使い方は、洗車した後にボディーが濡れた状態でも乾いた状態でもスプレーしてすぐに拭き取るだけです。ノーコンパウンドなのでボディーにキズを付けずにコーティングできます。
ゼロウォーターを使えば、簡単作業でつや・光沢が手に入りますし、なぜかカーシャンプーでは落とせなかった汚れも落とせます。
ワックスのように乾いてから拭き取らなくていいので手軽に作業ができ時間がない方に特におすすめです。
シュアラスターのゼロシリーズはゼロウォーターの他に種類がありまして、水玉を作って水をバンバン弾きたい方は強撥水のゼロドロップ、高耐久性を望む方はゼロプレミアムをおすすめします。
(記事作成日:2018年2月1日、最終更新日:2021年7月8日)