家庭菜園で使うおすすめの殺虫剤と殺菌剤の紹介
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- プランター菜園の殺虫剤・殺菌剤の基本
- 目的(解決できる悩み)
- 野菜に発生した害虫の駆除、病気の予防・治療ができる殺虫剤と殺菌剤の紹介
- 目次
- 1.家庭菜園で使うおすすめの殺虫剤
- ベニカベジフルスプレー(化学合成)
- オルトラン粒剤(化学合成)
- STゼンターリ顆粒水和剤(自然派志向)
- 2.家庭菜園で使うおすすめの殺菌剤
- GFベンレート水和剤(化学合成)
- STダコニール1000(化学合成)
- カリグリーン(自然派志向)
1.家庭菜園で使うおすすめの殺虫剤
家庭菜園で使う殺虫剤はいろいろなメーカーから販売されていてどれを選んだらいいのか悩みますよね。
ここでは私がおすすめする化学合成された殺虫剤と自然派志向の殺虫剤を合わせて3つ紹介します。
自然派志向の殺虫剤とは、天然由来の成分を使った殺虫剤です。天然由来の成分にこだわりがある方は自然派志向の殺虫剤がおすすめです。
ベニカベジフルスプレー(化学合成)
ベニカベジフルスプレーは、野菜全般に使うことができ、害虫を駆除する殺虫剤です。
野菜の汁を吸う害虫と野菜の葉を食べる害虫に効果があるので,野菜にアブラムシが寄生していたり、いもむしに葉っぱを食べられていた時は、ベニカベジフルスプレーを散布してとりあえず様子をみるのがいいでしょう。
使い方は、薬剤を害虫に直接吹きかけ駆除するか、葉っぱに吹きかけて有効成分を浸透させて使います。浸透した有効成分は長期間効果が持続し、害虫が野菜の汁を吸ったり葉を食べたりして駆除できる仕組みです。
収穫までに薬剤を散布できる回数が決まっているので使用回数を守って使いましょう。
- 薬剤の種類:化学合成された殺虫剤
- 薬剤の型:スプレー剤
- 適用野菜:野菜全般
- 有効成分:クロチアニジン
- 退治できる害虫:アブラムシ、コナジラミ、カメムシ、コガネムシ、テントウムシダマシ、エカキムシ、コナガなど
- 使い方:水で薄めずそのまま散布する
オルトラン粒剤(化学合成)
オルトラン粒剤は、主にナス科とアブラナ科の野菜に使うことができ、害虫を駆除する殺虫剤です。
野菜の汁を吸う害虫と野菜の葉を食べる害虫に効果があるので、野菜にアブラムシが寄生していたり、いもむしに葉っぱを食べられていた時は、オルトラン粒剤を土にばら撒いてとりあえず様子をみるのがいいでしょう。
使い方は、粒剤を土の表面にばら撒くか土に混ぜて使います。有効成分は根っこから吸収されて野菜全体に回り浸透し、有効成分が浸透した野菜の汁を吸ったり食べたりした害虫を駆除する仕組みなので土が湿っていた方がより効果的です。
収穫までに薬剤をばら撒くことができる回数が決まっているので使用回数を守って使ってください。
- 薬剤の種類:化学合成された殺虫剤
- 薬剤の型:粒剤
- 適用野菜:キュウリ、トマト、ナス、ピーマン、キャベツなど
- 有効成分:アセフェート
- 退治できる害虫:アブラムシ、コナジラミ、コガネムシ、エカキムシ、ヨトウムシ、ネキリムシなど
- 使い方:粒剤を株元にばら撒く
STゼンターリ顆粒水和剤(自然派志向)
ゼンターリ顆粒水和剤は、野菜全般に使うことができ、害虫を駆除する殺虫剤です。
有効成分に天然由来の成分(BT)を使っているので環境に優しい薬剤で、薬剤の使用回数の制限はなく収穫の前日まで使うことができます。蛾や蝶の幼虫にお困りの方は環境に優しい自然派志向の薬剤を使って駆除してみてください。
使い方は、原液を水で1000~2000倍に薄めて噴霧器で野菜の葉などへ散布して使います。水で薄めるタイプの薬剤は、展着剤(ダイン)を混ぜると殺虫効果はより上がります。
- 薬剤の種類:自然派志向の殺虫剤
- 薬剤の型:水和剤
- 適用野菜:野菜全般
- 有効成分:バチルス、BT
- 退治できる害虫:タバコガ、ネキリムシ、ヨトウムシ、アオムシなど
- 使い方:原液を水で薄めてから噴霧器で散布する
2.家庭菜園で使うおすすめの殺菌剤
家庭菜園で使う殺菌剤はいろいろなメーカーから販売されていてどれを選んだらいいのか悩みますよね。
ここでは私がおすすめする化学合成された殺菌剤と自然派志向の殺菌剤を合わせて3つ紹介します。
環境に優しい薬剤をお探しの方は、自然派志向の殺菌剤がおすすめです。
GFベンレート水和剤(化学合成)
ベンレート水和剤は、野菜全般に使うことができ、病気の予防と治療の両方ができる殺菌剤です。
あらゆる病気に効果があるので野菜の葉にかびが生えてしまった時は、とりあえずベンレート水和剤を散布して様子をみるのがいいでしょう。
使い方は、原液を水で50~3000倍に薄めて噴霧器で病気の箇所へ散布して使います。水で薄めるタイプの薬剤は、展着剤(ダイン)を混ぜると予防・治療効果はより上がります。
収穫までに薬剤を散布できる回数が決まっているので使用回数を守って使いましょう。
- 薬剤の種類:化学合成された殺菌剤(予防と治療)
- 薬剤の型:水和剤
- 適用野菜:野菜全般
- 有効成分:ベノミル
- 予防と治療ができる病気:うどんこ病、灰色かび病、炭そ病、さび病、斑点病、苗立枯病など
- 使い方:原液を水で薄めてから噴霧器で散布する
STダコニール1000(化学合成)
ダコニール1000は、野菜全般に使うことができ、病気を予防する殺菌剤です。
あらゆる病気に効き目があり、効果も長期間持続するので病気にかかる前に対策を施しておくのがいいでしょう。
使い方は、原液を水で500~2000倍に薄めて噴霧器で病気の箇所へ散布して使います。水で薄めるタイプの薬剤は、展着剤(ダイン)を混ぜると予防効果はより上がります。
収穫までに薬剤を散布できる回数が決まっているので使用回数を守って使いましょう。
- 薬剤の種類:化学合成された殺菌剤(予防)
- 薬剤の型:水和剤
- 適用野菜:野菜全般
- 有効成分:TPN
- 予防できる病気:うどんこ病、べと病、炭そ病、さび病、斑点病、苗立枯病など
- 使い方:原液を水で薄めてから噴霧器で散布する
カリグリーン(自然派志向)
カリグリーンは、野菜全般に使うことができ、病気を治療する殺菌剤です。
有効成分に食品添加物(炭酸水素カリウム)を使っているので環境に優しい薬剤で、薬剤の使用回数の制限はなく収穫の前日まで使うことができます。うどんこ病にお困りの方は環境に優しい自然派志向の薬剤を使って治療してみてください。
使い方は、原液を水で約1000倍に薄めて噴霧器で病気の箇所へ散布して使います。水で薄めるタイプの薬剤は、展着剤(ダイン)を混ぜると治療効果はより上がります。
- 薬剤の種類:自然派志向の殺菌剤(治療)
- 薬剤の型:水溶剤
- 適用野菜:野菜全般
- 有効成分:炭酸水素カリウム
- 治療できる病気:うどんこ病、さび病、灰色かび病
- 使い方:原液を水で薄めてから噴霧器で散布する
(記事作成日:2017年3月19日、最終更新日:2023年4月12日)