野菜を育てている時の害虫被害の対処方法

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野菜の害虫対策!害虫に枯らされる前の対処方法

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カテゴリー
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ジャンル
プランター菜園の病害虫の基本
目的(解決できる悩み)
野菜に発生した害虫の対策方法を覚えて野菜を健康に育てられるようになること
目次
1.野菜の害虫対策
野菜の害虫被害の対策方法
アブラムシによる被害状況
ネキリムシによる被害状況
カメムシによる被害状況
コガネムシの幼虫による被害状況
ネコブセンチュウによる被害状況

1.野菜の害虫対策

野菜を育てていると必ず起こることは害虫と病気の被害です。

遭遇する確率が高い害虫は、アブラムシ、ネキリムシ、カメムシ、コガネムシの幼虫、ネコブセンチュウの5つです。

野菜が害虫に食べられていたら早めに害虫対策の対処をしましょう。

野菜の害虫被害の対策方法

害虫被害で野菜の茎が食べられた

野菜を育てていて悩むことは、虫に野菜が食べられてしまって収穫することなく枯れてしまうことではないでしょうか?

虫も生きている以上は、食べ物を食べて卵を産んで子孫を残さないといけないので、野菜は無傷のまま収穫時期まで育て続けることは難しく必ず害虫の被害に遭ってしまいます。

野菜の生長に大きな被害を及ぼす害虫の種類は、

野菜に悪影響を与える害虫

  • 葉、茎、実の汁を吸う害虫:アブラムシ
  • 葉、茎、根、実を食べる害虫:アオムシ、いもむし

の2種類にわけられます。

また、野菜の汁を吸う害虫は主にアブラムシとカメムシ、野菜の葉っぱなどを食害する害虫は主に蛾の幼虫によって引き起こされます。

害虫被害を少しでも防ぐ方法は、害虫は湿っぽい場所を好むので、混み合っている葉っぱを取って風通しを良くして太陽の光を当てて乾燥させ、害虫が好む環境を作らないようにすることです。

害虫対策の主な方法としては、

野菜の害虫対策

  • 野菜の栽培中は風通しを良くする為に支柱を立てて誘引したり、葉っぱが混み合わないように不要のわき芽などは摘み取るようにすること
  • 窒素成分が多い肥料を与えすぎると葉が茂りすぎて害虫が寄ってくるようになるので肥料の与えすぎには気をつけること
  • 土は水はけがよいものや通気性がよいものを使うこと
  • 野菜の生長をよくするために、日なたや日陰など野菜に適した場所で育てること
  • 害虫がつかないようにするには、寒冷紗や防虫ネットで野菜を覆うこと

が挙げられます。

もし、野菜を目視で確認して、葉っぱが食べられている、実に穴が開いている、葉の裏にアブラムシがついているなどの害虫被害に遭遇していたら、被害が拡大しないように早めに対処してください。

害虫を発見して被害が少ないようなら、割り箸で害虫を捕まえたり潰したりして対処します。被害が大きいのなら薬剤を散布して対処してください。

薬剤には種類があり、害虫駆除は殺虫剤、病気の予防や治療には殺菌剤を使います。

殺虫剤には、効果がある野菜(適用野菜)や散布できる回数などが決められているので、薬剤を安全に使う為には商品の使用上の注意をよく読んで理解してから散布してください。

下記に家庭菜園でよく被害に遭う害虫を紹介します。野菜を育てる時の参考にしてください。

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アブラムシによる被害状況

アブラムシ

アブラムシは、葉っぱ、茎、花のつぼみに寄生して野菜の汁を吸って野菜の生長を悪くする害虫です。

5月くらいからどこからかやってきて、必ずといっていい程どんな野菜にも発生します。少しくらいはしょうがないのですが、アブラムシが野菜にびっしりこびり付いている場合は要注意です。

なぜなら、野菜の汁を吸うだけではなく、ウイルス病(モザイク病)も媒介する害虫だからです。また、アブラムシはすぐに増殖するので気を付けてください。

アブラムシは、肥料の窒素成分を多く与え過ぎると寄りつきやすくなるので、アブラムシが多く発生した時は肥料が多すぎないか確認してください。

アブラムシの有効な対策方法としては、殺虫剤を散布して駆除することです。

アブラムシがよってこないようにする為の予防方法としては、アブラムシはきらきら光るものを嫌う性質があるので、光を反射する銀色のキラキラテープなどを野菜の近くに貼り付けておくのがいいと思います。

ネキリムシによる被害状況

ネキリムシ

ネキリムシとは、蛾の幼虫のことで、昼間は地中にいて夜間になると地表付近の野菜の茎を食べて食害します。
※根っこを食べるわけではありません。

朝に野菜の生長を楽しみに確認すると、野菜の苗の茎が折られて倒れていた経験はありませんか?

それは、ネキリムシの仕業です。茎が食べられていた苗の近くか、少し離れた所の土を掘り起こすと黒っぽい色をしたイモムシが出てきます。

ネキリムシを駆除しない限りまた近くの苗の茎が食べられますので、薬剤を撒くか土を掘り起こして捕まえるかして対策をしてください。

カメムシによる被害状況

カメムシ

カメムシは、野菜の葉、茎、実に針を刺して汁を吸い取る害虫です。

大量発生している時は、野菜の生長が著しく悪くなります。特に、エダマメはさやの実から汁を吸われると実が大きくならなくなるので気をつけてください。

カメムシが多く発生する野菜は、エダマメ、カボチャ、サツマイモ、キュウリなどです。

薬剤を撒くか、ピンセットなどでつまんで駆除してください。

コガネムシの幼虫による被害状況

コガネムシの幼虫

コガネムシは身近な昆虫ですが、野菜にとってはとても厄介な害虫です。

コガネムシの成虫は、主に木に生えている葉っぱや野菜では山芋の葉っぱを食べます。

家庭菜園で人気があるミニトマト、キュウリ、ピーマンなどの野菜の葉は食べないので被害はありません。

しかし、コガネムシの幼虫はあらゆる植物の根っこを食い散らかすので様々な野菜は被害を被ります。コガネムシの幼虫に根を食べられると野菜は地中から栄養分を吸収できなくなり枯れてしまうので気を付けてください。

元気に育っていた苗がだんだん元気がなくなり傾いてきたら幼虫に根を食害されていることが考えられるので、土を一度掘り返して確認してみてください。

ネコブセンチュウによる被害状況

ネコブセンチュウ

ネコブセンチュウとは、土壌中にいる小さな虫です。

小さいといっても顕微鏡を使わないと確認することができないので、土の中を掘り起こして肉眼で見てもセンチュウがいるのかいないのか見当がつきません。

ネコブセンチュウは水はけが悪い土で野菜の根に寄生して繁殖する害虫で、ネコブセンチュウの被害に遭うと根にコブがたくさん付くようになり野菜の生長が衰えてしまいます。

ネコブセンチュウの対策方法としては、堆肥や腐葉土を土に混ぜる、土を掘り起こして太陽光に当てて殺菌する、様々な野菜のコンパニオンプランツであるマリーゴールドを野菜の苗と一緒に植え付けるなどが効果的です。

(記事作成日:2016年9月29日、最終更新日:2023‎年3‎月12‎日)

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