初心者のタブレット購入!タブレット選びで失敗しない賢い選び方
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- タブレットの基礎知識
- 目的(解決できる悩み)
- タブレットを購入する時に確認しておかなければいけない仕様(OS、通信方式、CPU、メインメモリ、ストレージなど)の意味がわかるようになること
- 目次
- 1.タブレットを購入する時の賢い選び方
- タブレットの種類はOSと通信方法で分かれる
- OS(オペレーティングシステム)
- 通信方法(Wi-Fi専用モデル、セルラーモデル)
- CPU(中央演算処理装置)
- メモリ
- ストレージ
- 画面サイズ
- 内臓バッテリー
1.タブレットを購入する時の賢い選び方
現在販売されているタブレットの種類は3つあります。
タブレットの人気順でいうと、
- iPad
- Androidタブレット
- Windowsタブレット
の順番で人気があります。機械に弱い人は少し値段は高いですが使いやすいという理由でiPadを購入する人が多いです。
また、Androidタブレットは本体の費用を節約したい人やパソコンに詳しい中級者以上の方が購入することが多いです。
タブレットの種類はOSと通信方法で分かれる
タブレットは外見だけを見ればどれでも同じように見えますが、実は中身は様々な種類に分かれています。
決して外見だけで判断して購入せず、カタログの製品の仕様でスペックを確認するようにしてください。
一番重要なことは、どの種類のOS(オペレーティングシステム)を搭載したタブレットを購入するかです。
現在主流になっているOSは、
タブレットのOSの種類
- iPadのiOS
- AndroidタブレットのAndroid
- WindowsタブレットのWindows
の3種類です。すべて別物ですのでよく考えてから選ぶようにしてください。
- iPad
- アップルが製造しているタブレットの製品のことです。アップルが開発したiOSというOSを使ってタブレットを動かします。
- Androidタブレット(アンドロイドタブレット)
- アップルとマイクロソフト以外のメーカーが製造しているタブレットの製品のことです。グーグルが開発したAndroid(アンドロイド)というOSを使ってタブレットを動かします。
- Windowsタブレット(ウィンドウズタブレット)
- パソコンでお馴染みのマイクロソフトが開発したウィンドウズというOSを使ってタブレットを動かします。パソコンでは有名ですが、タブレットの世界ではあまり普及していません。
次に重要なことは、どのような方法でインターネットにつなげるかです。
タブレットは、インターネットにつなげる方法の違いにより、セルラーモデルとWi-Fi専用モデルの2種類があります。
- セルラーモデル
- タブレット本体にSIMカードを入れる場所が用意されているので、ドコモ、au、ソフトバンクと通信回線契約をしたSIMカードを挿入すれば携帯電話の電波(3G/LTE)が届くところにいればインターネットにつなげられます。
- Wi-Fi専用モデル
- 携帯電話の電波を使うのではなくWi-Fiの電波を使ってインターネットにつなげます。
- Wi-Fiでつなげる場所としては、Wi-Fiスポット(公衆無線LAN)やモバイルWi-Fiルーターなどを使う方法があります。
以上のOSの種類(iOS、Android、Windows)と通信方法(セルラーモデル、Wi-Fi専用モデル)の2つのことが重要事項となります。
その他にも気にして選んだ方がいいことがあるので、OSの種類と通信方法の詳しいことと、他のいくつかのこと(CPU、メモリ、ストレージ、画面サイズ、内臓バッテリー)を見ていきましょう。
OS(オペレーティングシステム)
OSとは基本ソフトのことで、システム全体を管理しているソウトウェアのことです。
OSは、タブレットを使いやすくする為に不具合などを解消して年々新しくなっていくので快適で安全に使うには自分で最新バージョンをアップデートする必要があります。
現在主力となっているOSは、アップル製のタブレットはiOS、それ以外のタブレットはAndroid(アンドロイド)かWindows(ウインドウズ)を採用しています。
iOS、Android、Windowsの特徴は次のようになります。
- iOS(iPad)
- 操作がわかりやすいので機械に弱い人でも扱いやすい
- アプリが豊富
- セキュリティーは強い
- Android(アンドロイドタブレット)
- タブレットの種類が豊富
- アプリが豊富
- ウイルスに感染しやすい
- Windows(ウィンドウズタブレット)
- パソコンのソフトが利用できるがタブレット用のアプリは少ない
※タブレットにインストールするアプリはそれぞれのOSに対応したものでないと動かないので気を付けてください。
それぞれのOSに対応したアプリの探し方ですが次のようになります。
各OSのアプリの探し方
- iPadは、App Storeで探してダウンロードします。
無料アプリと有料アプリがあり、有料のアプリはクレジットカードやiTunes Cardで決済します。 - アンドロイドタブレットは、Google Playから探してダウンロードします。
無料アプリと有料アプリがあり、有料のアプリはクレジットカードやGoogle Play ギフトカードで決済します。その他では、アマゾンアンドロイドアプリストアでも購入できます。 - ウィンドウズタブレットは、Windowsストアから探してダウンロードします。
無料アプリと有料アプリがあり、有料のアプリはクレジットカードやWindowsストアギフトカードで決済します。
※iTunes Card、Google Play ギフトカード、Windowsストアギフトカードは、コンビニ、家電量販店、アマゾンなどのネットショップから購入できます。
最後に、iPadとAndroidのセキュリティーについてですが次のようになります。
iPadとAndroidのセキュリティー
- iPadで使うアプリは基本的にApp Storeからダウンロードしなければいけないので、アップル側で厳重にチェックしてアプリは登録されているのでセキュリティーに強く安心して利用できます。
※iOSの不正改造をするとセキュリティーが弱くなります。 - Androidで使うアプリは基本的にはGoogle playからダウンロードできますが、それ以外の場所でもダウンロードできるのでウイルス感染しやすく危険な一面もあります。
※ウイルス対策アプリをインストールした方がいいでしょう。
変なサイトを訪問せずに普通にインターネットをするのであればiPadはウイルス感染しにくいので初心者におすすめです。
通信方法(Wi-Fi専用モデル、セルラーモデル)
タブレットは、Wi-Fiの電波を使って通信するWi-Fi専用モデル(SIMを挿し込む場所がなく携帯電話会社の電波(3G/LTE)が使えないモデル)とSIMを装着して携帯電話会社の電波(3G/LTE)を使って通信するセルラーモデルの2種類があります。
Wi-Fi専用モデルのタブレットでのインターネットへの接続方法は、
インターネットへの接続方法
- 自宅に引いているADSLや光回線などのルーターで接続
ルーターにWi-Fi機能がなければ親機を取り付けて接続してください。 - 無料・有料のWi-Fiスポット(公衆無線LANサービス)で接続
別の言い方をするとアクセスポイントとも言いますが、コンビニ、ファミレス、カフェ、ショッピングセンター、電車の駅、街中のいたるところにWi-Fiの電波を発している場所があり特定の狭い範囲内で接続できます。 - モバイルWi-Fiルーターで接続
持ち運びできるルーターを契約して、携帯電話の電波(3G/LTE)やWiMaxの電波で接続できます。 - スマホのテザリング機能を使う
スマホを契約してスマホをルーターとして使って接続できます。
などの方法があります。
屋外でもインターネットに接続する人はモバイルWi-Fiルーターを契約するのが手っ取り早い方法でしょう。
セルラーモデルのタブレットでのインターネットへの接続方法は、契約したSIMをタブレットに挿し込んで携帯電話の電波(3G/LTE)を使ってインターネットに接続します。
ですので、SIMを挿し込むところがあれば、ドコモ、au、ソフトバンクのどれかの通信回線が利用できます。
SIMの種類は大きく分けると、普通のSIMと格安SIMの2種類がありますが、SIMロックがタブレット本体に掛かっていると特定の通信事業者と回線契約したSIMしか認識しません。
例えば、ドコモで購入したタブレットは、ドコモの回線を利用したMVNO(仮想移動体通信事業者といい、ドコモ、au、ソフトバンクから通信設備を借りて安価に通信サービスを提供している会社のこと)で格安SIMを契約すれば認識しますがauの回線では認識しません。
※SIMロックが掛かっていなければどこで契約したSIMでも認識するのでSIMロック解除をする人もみえます。
ショップで購入したタブレットのSIMロックを解除したい時は、ショップに問い合わせればできますし、インターネットショップでSIMロックフリーのタブレットはいくつか販売されているのでそれらを利用することもできます。
タブレットを購入する方法ですが、Wi-Fi専用モデルのタブレットは家電量販店で数多くの種類が販売されており、セール期間に購入すればお得に購入できます。
※Wi-Fiにも種類があり通信速度が違います。IEEE 802.11ac、又はIEEE 802.11nに対応している機種を購入しましょう。
セルラーモデルのタブレットは、携帯電話会社のショップでSIMと一緒に契約するか家電量販店でタブレットのみを購入してインターネットで格安SIMを契約する方法があります。
タブレットとSIMをショップで同時に購入すると割引になったりするので安全でわかりやすいですが、格安SIMを使うことが前提なら家電量販店でいろいろな製品を見比べた方がいいでしょう。
※ドコモ、au、ソフトバンクの回線を使ってインターネットに接続したい人はSIMを搭載できるのか確認してからタブレット本体を購入しましょう。
CPU(中央演算処理装置)
CPUは別の言い方をするとプロセッサーともいわれており、クロック数(周波数)が高い程、コア数が多い程、高速演算処理が可能で高性能になります。
※クロック数は処理速度、コア数は同時並列処理に関係しています。
普通に使う分には特にCPUは気にする必要はありませんが、ゲームを頻繁にする人はCPUの処理速度が追いつかず動きがカクカクするので高性能なCPUを搭載しているタブレットを購入しましょう。
※CPUは、クロック数が高くコアが複数搭載してある方が安定動作します。
また、中古で購入する場合はCPUの種類を見た方がいいです。発売された年月日が新しい方が基本的には高性能だと覚えてください。
クロック数の単位はHzで表され数字が高い方が1秒間あたりの仕事が多くできるので高性能です。
コアは次のようにコア数が多い方が高性能です。
コア数による性能
- シングルコア:コアが1つしかないので同時に処理は行えません
- デュアルコア:コアが2つあり、2つの処理を同時に行える
- クアッドコア:コアが4つあり、4つの処理を同時に行える
- ヘキサコア:コアが6つあり、6つの処理を同時に行える
- オクタコア:コアが8つあり、8つの処理を同時に行える
それでは、iPad、Androidタブレット、Windowsタブレットに搭載されているCPUについて見ていきましょう。
- iPad搭載のCPU
- Apple A13
- Apple A12
- Apple A10
※iPadは、数字が高い方が高性能です。
- Androidタブレット搭載のCPU
- Qualcomm Snapdragon
- Hisilicon Kirin
- MediaTek MT
※Androidタブレットは、いろいろなメーカーのCPUが搭載されています。クロック数とコア数が大きい製品を購入しましょう。
- Windowsタブレット搭載のCPU
- Core i
- Core m
- Atom
※Windowsタブレットは、Core iシリーズが高性能です。
メモリ
メモリとは、OSやアプリの作業領域として使われる場所のことです。
※メモリのことを、タブレットではRAM(ラム)やメインメモリともいわれています。
メモリの容量は、
メモリの容量
- 1GB
- 2GB
- 4GB
などと記載されており、数字(容量)が大きい方が高速で安定して動作することができます。
ストレージ
ストレージとは記憶装置のことで、画像、動画、アプリなどのデータを保存しておく場所のことです。
※ストレージのことを、タブレットではROM(ロム)や内臓フラッシュメモリともいわれています。
ストレージの容量は、
ストレージの容量
- 32GB
- 64GB
- 128GB
- 256GB
などと記載されており、数字(容量)が大きい方がたくさんのデータを保存しておくことができます。
画面サイズ
タブレットの画面サイズは、大きく分けると小画面(約7インチ)又は大画面(約10インチ)の2種類に分けられます。
重量が軽く持ち運び性を重視するなら重量が約300gの7インチ、動画・写真・文字が大きい方がいいなら重量が約500gの10インチを選んでください。
いつも持ち歩いているカバンに入るか入らないかでタブレットの大きさを選んでもいいと思います。
内臓バッテリー
タブレットのバッテリーには、電解液にポリマーを使ったリチウムポリマー電池が採用されているので小型・軽量になっています。
バッテリーの容量の単位はAhで、
バッテリーの容量
- 5100mAh
- 4360mAh
- 3500mAh
などと記載されており、数値が大きい程、電気をたくさん貯められるようになります。
最近のタブレットは、内蔵バッテリーが満充電の状態で10時間ほど利用できるモデルが多くありますが、購入する時は連続稼働時間を確認しましょう。
※稼働時間を長くするには、画面の明るさを暗くするとバッテリーの持ちは少し伸びます。外出中に内蔵バッテリーが切れた時は外付けバッテリーを利用してください。
(記事作成日:2019年1月31日、最終更新日:2021年10月5日)