パソコンの基礎知識!歴史、ハード・ソフトウェア、5大装置、情報量の単位
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- パソコンの歴史、ハード・ソフトウェア、5大装置、情報量の単位が理解できるようになること
- 目次
- 1.パソコンの基礎知識
- パソコンが一般家庭に普及するまでの歴史
- パソコンでできることと動かすには何が必要?
- コンピューターの5大装置って何ですか?
- ビット、バイトって何ですか?
1.パソコンの基礎知識
今では誰でも持っていて当たり前の道具となっている個人向けのパソコンですが、普及し始めたのは1990年代後半のことです。
パソコンの歴史は浅いので学校で勉強したことがない方はこの機会に、個人向けパソコンの歴史、ハードウェアとソフトウェア、5大装置、情報量の単位について知識を深めましょう。
パソコンが一般家庭に普及するまでの歴史
昔は、コンピューターといえば研究機関で使うような大型で特殊なもののことを表していましたが、現在では小型化と低価格化が進み、パーソナルコンピューター(パソコン)という形で誰でも家電量販店に行けば購入できる機器となりました。
パソコンは、昔は一家に1台の時代でしたが、今では1人1台の時代になり、普段の生活の中になくてはならない存在となっています。
現在では誰でも持っているパソコンですが、パソコンが企業や研究機関向けではなく、一般家庭の個人を対象として作られ始めたのが1970年代半ばから後半にかけての出来事です。
1970年代に発売された個人向けのパソコン
- 1974年12月:アメリカのMITS社がAltair 8800を発売開始
- 1977年4月:アメリカのアップルがApple IIを発売開始
- 1979年5月:日本のNEC(日本電気)がPC-8001を販売開始
この3社が個人向けにパソコンを作り始めると、パソコンに興味を持つ人達が現れ始めるようになりました。
1980年代半ばになるとパソコン通信というサービスが始まりブームとなり、電子メールや掲示板などを楽しむパソコンマニアが増え始めました。
この年代では、まだパソコンがとても好きなパソコンマニアやパソコンオタクへの普及にとどまっていましたが、1995年にマイクロソフトからWindows95というグラフィカルユーザインタフェース (GUI) が大幅に改善されたオペレーションシステム(OS)が発売されると、パソコンに触ったことがない人でもパソコンを比較的容易に扱うことができるようになりました。
1990年代後半になると、インターネットサービスプロバイダが次々と現れ、普通にインターネット(定額制ではなく従量制で通信速度はアナログ56kbps、デジタル64kbps)につなげれる環境が整ったので、一般家庭にパソコンという機器が急速に普及し始めていくこととなりました。
パソコンでできることと動かすには何が必要?
パソコンは、私たちの生活を昔よりも豊かなものに変え、パソコンがなければ生活が成り立たないくらいまで日常生活の中に浸透しています。
パソコンを使えば何ができるのかというと、
パソコンでできること
- パワーポイントでプレゼンの資料を作る
- ワードで企画書やレポートを作る
- エクセルで表を作る
- イラストレーターで絵を描く
- フォトショップで画像を加工する
- CADで図形を描く
などの高度な作業ができますし、インターネットにつなげれば、
インターネットにつなげるとできること
- ホームページの閲覧
- メールの送受信
- インターネット上にあるソフトをダウンロード
などができます。
パソコンを活用すれば、様々な便利なことができますが、パソコンを動作させるにはハードウェアとソフトウェアが必要となります。
- ハードウェア
- マザーボード、CPU、メインメモリ、ハードディスク、ディスプレイ、光学ドライブなどのように物理的な部品で組み立てた機器のことです。
- ソフトウェア
- OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションにわかれます。まずは、基本ソフトといわれるOSがパソコンに入っていなければパソコンは動きません。
OSは、パソコンのシステム全体を管理してパソコンが動く仕組みを作る為に必ず必要となるソフトウェアです。
※WindowsやMac OSという言葉を聞いたことがある人がいると思いますがそれはOSのことです。
アプリケーションとは、OSの支配下で管理されて動いており、Wordで文書を作る、Excelで表計算をする、IEでホームページを閲覧するなどの様々な目的で使うソフトウェアです。
このように、OSがなければアプリケーションは動きませんし、OSがなければパソコンは動きません。ハードウェアとソフトウェアの2つがなければパソコンは動かないと思ってください。
しかし、パソコンのパーツを購入して自作するのではなく、メーカー製のパソコンを購入すれば、初めからOSといくつかのソフトウェアはハードディスクに入っているのでソフトウェアに関しては特に気にしなくても構いません。
コンピューターの5大装置って何ですか?
みなさんは、コンピューターの5大装置という言葉を聞いたことはありますか?
コンピューターの5大装置には、演算装置、記憶装置、入力装置、出力装置、制御装置の5つがあります。
- 演算装置
- CPUといわれているもので、記憶装置から受け取ったデータの演算処理を行う装置です。
- 記憶装置
- 入力された命令、プログラム、データなどを記憶(保存)しておく装置です。作業領域となる場所です。
- 情報を一時的に記憶しておく主記憶装置(メインメモリ)と長期的に記憶しておく補助記憶装置(ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ)があります。
- 入力装置
- キーボードで文字を打ち込んだり、マウスでクリックしたり、タッチパネルで指で触れたりしてパソコンへ操作の命令やデータを送る装置です。
- 出力装置
- 操作した命令に対する結果を液晶画面やプリンタなどで出力する装置です。
- 制御装置
- 他の装置の動きを正しく制御する装置です。
この5つの装置が複雑に絡み合ってコンピューターは動いています。どれか1つでも壊れてしまうと正常に動かなくなってしまうのでとても重要なものです。
ビット、バイトって何ですか?
bit(ビット)、B(バイト)とは、コンピューターで扱うデータの情報量の単位のことです。
パソコンのカタログを見ているとメモリ16MB、ハードディスク1TBなどと書かれていますが、M、Tは補助単位、Bは情報量の単位のことです。
コンピューターで扱うデータの情報量の最小単位はbit(ビット)ですが、ビットでデータを表すと数字の桁が多くなりすぎて見にくくなるので8bitを1組みにしたB(バイト)という単位を使います。
しかし、機器の高性能化が進みバイトを使っても数字の桁が多くなりすぎてしまうのでバイトと補助単位を組み合わせて見やすくしています。
補助単位と情報量の単位
- K(キロ):1KB=1024B
- M(メガ):1MB=1024KB
- G(ギガ):1GB=1024MB
- T(テラ):1TB=1024GB
- bit(ビット):データの最小単位
- B(バイト):1B=8bit、8bitを1つにまとめたデータの単位
データ量の大きさは、TB>GB>MB>KB>Bという関係になります。
数字が大きい方がたくさんのデータを保存しておけますが、最近のパソコンは、メインメモリの容量は8MBや16MB、ハードディスクの容量は1TBや500GBが搭載され十分容量は大きいので特に気にしなくていいでしょう。
(記事作成日:2017年1月10日、最終更新日:2021年8月23日)