生命保険への加入時は主契約と特約の保険料のバランスをしっかり考えて選ぶこと

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生命保険に賢く加入する方法

生命保険の選び方の基本

生命保険ショップ

生命保険を選ぶ時はどの保険会社の保険に加入すれば賢い選択になるのか頭を悩ませますよね。

生命保険(死亡保険)は基本的には、定期保険、終身保険、養老保険の3種類しかありません。

  • 定期保険:保険料は安く保障期間内の死亡保障のみ有効(掛け捨て保険)
  • 終身保険:保険料は高いが一生涯の死亡保障が得られる(貯蓄性の保険)
  • 養老保険:保険料は高いが保障期間内の死亡保障と保障期間内に死亡しなかった時に満期保険金を受け取れる(貯蓄性の保険)

少しでも保険料を安く抑えるには定期保険へ加入するのが正しいと考えてしまいますが、その考えは正しいように見えてある意味間違えています。

生命保険の選び方の基本は、

  • いつ加入するのか
  • いつまで死亡保障が欲しいのか
  • いつまで保険料を支払うのか

で決めるものです。

この3つが明確にわかれば、払い込む保険料の総額はいくらで受け取れる保険金はいくらかがわかりますよね。

保障期間が5年や10年でいいのなら定期保険(掛け捨て保険)、長くなければいけないのなら終身保険や養老保険(貯蓄性の保険)が適しています。また、生命保険のパンフレットを見てもらうと年齢が低い時に加入した方が保険料が安くなるのでトータル的にもお得です。

なお、結婚している方は家族の分を1つの保険にまとめて契約するのではなく、夫、妻、子のそれぞれで保険に加入することです。

なぜなら、夫が契約した保険で夫が死んでしまったら、残された家族の保険の効力がすべてなくなってしまうからです。万が一離婚することになっても面倒ですよね。

以上のことをまとめますと、生命保険に正しく加入するにはできるだけ若い年齢の時に貯蓄性の保険(終身保険、養老保険)に加入することです。そして、保険料の総額が将来受け取る保険金よりも多いか少ないかで決めます。

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生命保険を選ぶ時は主契約と特約に分けて考えること

定期保険を除くどのような生命保険でも、主契約(貯蓄部分)+特約(掛け捨て部分)という組み合わせで保険が成り立っていることをご存じでしょうか。

遠い未来に役に立つのは貯蓄部分で、近い未来に役に立つのは掛け捨て部分という生命保険の主契約(貯蓄部分)+特約(掛け捨て部分)という仕組みがわかっていると保険選びの考え方が見えてきます。

例えば、主契約が1割で特約が9割という割合の保険料で生命保険の契約をしてしまうと、近い未来の保障に力を入れすぎてしまっているので保険料の1割しか貯蓄に回されず特約が切れた遠い未来は保険金の受け取り額が少なくなることがわかりますよね。

生命保険に加入する時は特約を付加して契約することが世の中の常識になっていますが、特約は一生涯保障されない掛け捨て部分なので主契約のみ契約することが基本です。特約でカバーするのは医療特約が多いので、その場合は終身タイプの医療保険に単体で契約した方がお得だと思いませんか。

また、特約(掛け捨て部分)は10年ごとの更新で付加することが多く、結局自動更新され60歳になるまで加入させられることが普通です。特約は更新するたびに保険料が上がっていきますので、それなら初めから60歳で満期を迎える貯蓄性の保険に加入していた方がムダがない選択だと思いませんか。

生命保険は主契約と特約の保険料のバランスの違いが将来の保障を左右するので、保険料が安いか高いかで決めるのではなく、主契約と特約の保険料の割合をどのようにするのかで決めるものです。

店舗とインターネットどちらで生命保険に加入するのがお得?

一昔前の金融・保険業界は、体力が一番ない保険会社に合わせて保険料を決める護送船団方式で運営されていたのでどこの保険会社で加入しても保険料は同じということで家から近い保険代理店に行って加入するのが普通でした。

しかし、最近の保険業界は護送船団方式の運営は廃止され、それぞれの保険会社が独自に保険料を決めて運営しているので、賢く生命保険に加入するには少しでも保険料が安い保険会社を自分で探さなければいけない時代になりました。

生命保険に加入する方法は主に次のように、代理店型(店舗型)とダイレクト型の2種類あります。

  • 代理店型:従来通りに保険代理店の店舗に足を運んで保険商品を契約して加入する方法
  • ダイレクト型:保険代理店の店舗を通さずにインターネットから保険商品を契約して加入する方法

どちらの方法で生命保険に加入した方が保険料が安くなるのかというとダイレクト型の方です。インターネットから生命保険に加入するタイプの保険のことをダイレクト型生命保険といい代理店型よりも保険料が安いので最近人気がでてきています。

ダイレクト型生命保険は、保険商品の販売をインターネットに特化したことにより、営業の人件費、店舗や代理店の固定費が不要なので、その分保険料を安くできる仕組みです。

生命保険は、代理店型でもダイレクト型でも、死亡保険金の支払いにあてられる費用純保険料(死亡保険と満期保険金の費用)と保険会社の運営にあてられる費用付加保険料で構成されており、それらの費用は保険会社へ支払う保険料に加算されて販売されています。

ですので、保険会社の運営費用が少なければ保険料を安くできるので、保険料に掛ける費用を少なくしたいと考えている方は代理店で加入するよりもインターネットから加入した方がお得です。

現在では、各保険会社で様々な保険商品を販売しており、保険料は保険会社各社で大きく異なるので、保険商品をしっかり比較してから加入した方がいいです。

生命保険へ加入する時のおすすめの方法は、インターネットから一括見積もりサイトを使って、各保険会社が取り扱っている保険商品のパンフレットを比較検討用として取り寄せるのが手間が掛からず簡単です。

月々支払う保険料金を少しでも安く抑えたいならネットで契約した方が断然賢い方法です。

なお、古い保険を解約して新しい保険に新規で契約する時は、健康診断書や医師の診査が必要になることがあります。健康な体でないと保険に加入できないので、既存の保険を残して新しい保険の契約が成立してから古い保険を解約するようにしてください。

(記事作成日:2017年12月21日、最終更新日:2017‎年12‎月22‎日)

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