保険に加入する時は保険会社の財務状況と評判を調べること

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保険に加入する時の注意事項

財務状況が健全の保険会社と契約すること

生命保険会社の破綻で人生転落

自分が契約している保険会社が破たんしたなんて考えたくはありませんよね。

私たちが保険会社に支払っている保険料には、加入者が将来保険金を受け取る為の純保険料と保険会社が事業を運営する為の付加保険料の2種類が含まれているのでどう考えても保険会社が破たんする可能性はないはずなのですが、どのような運営をしていたのかわかりませんが日産生命を筆頭に過去に破綻している保険会社が数社ある現状をみると、これから先の未来に新たに保険会社が破綻しないとは言い切れません。

万が一保険会社が破綻すると、終身保険、養老保険、個人年金保険などのような貯蓄性が高い保険は予定利率が引き下げられて保険料が上がり、また、保険金の受け取り額が減る可能性が大いにあるので注意が必要です。

破綻に向かっている危ない保険会社に保険料を払い込むこと自体意味がないことなので、特に貯蓄性がある保険に加入する場合は、必ず保険会社の財務状況を確認してから加入してください。

保険会社が健全かどうかを判断する時に使う指標の1つにソルベンシーマージン比率(SM比率)があります。

ソルベンシーマージン比率とは、通常の予測を超えたリスクが生じる時の金額に対する資本金や通常の予測を超えたリスクに備えた準備金などの金額の割合のことです。

ソルベンシーマージン比率が200%以上ある保険会社に加入することが安全とされている1つの目安です。

また、格付け機関が保険会社を評価した「格付け」を目安にする方法もあります。

将来破綻するかどうかは保険会社の規模が大きいか小さいかは関係ありません。今現在の財務状況は健全でも20年後はどうなっているのかわかりませんが、少しでも破綻懸念が少ない保険会社と契約するようにしましょう。

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営業担当者の説明を鵜呑みにしないこと

生命保険は、保険のおばちゃん(営業担当者)が勧めてきた保険プランに加入した方が安心するという風習がありますがはたして正しいことでしょうか。

保険の営業担当者に面と向かって説明してもらった方が保険商品について理解できると思いますが、営業担当者でもお客の話を聞かずに自分の利益の為に一方的に保険を勧めてくるあくどい人もいますので気を付けた方がいいです。

保険代理店で契約したから安心、インターネットで契約したダイレクト型保険から不安という訳ではありません。

保険に長い間加入してきたのに何の役にもたたなかったということが起きないように、保険に加入する時は疑問に思うことを解決した上で加入するようにしましょう。

保険の営業担当者は1~3年くらいしたら他の担当者へと変わってしまうのが現在の流れで、契約させる人数のノルマが達成できないので少しでも売り上げを増やそうと必要ない保険を必死になって売っている営業担当者は多いです。

保険会社から営業担当者が変更になったという連絡が頻繁にくる方もみえると思いますが、その理由は契約人数のノルマが達成できないから精神的に辛くなり辞めていく人がほとんどです。内勤の従業員は長く働けますが外回りの従業員は長続きしないのが現状です。私の親戚が保険の外交員をしていましたが3年しかもちませんでした。保険業界の営業は従業員の入れ替わりが激しいのです。

保険会社の評判をチェックすること

長い期間保険料を支払ってきたのに、いざ保険金の請求をしようと保険会社に連絡したら支払いしてもらえなかったという保険金の不払いのトラブルに自分が巻き込まれたら大変ですよね。

テレビCMの良いイメージだけで保険を選ぶと失敗することがあるので、トラブルに巻き込まれないようにする為には、ダイレクト型でも代理店型でも保険に加入する前に保険会社の評判を調べておいた方がいいでしょう。

常識で考えると苦情件数が多い保険会社は健全な態度で加入者に接していないので契約するべきではないという結論に達しますよね。

また、保険のおばちゃんが口頭で保険について説明してくれたとしても間違っていることを言っていることがあるので注意してください。

保険のおばちゃんに特約を止めたいと申し出ると止めれませんという返事をされることが多いですが、特約は絶対に止めれないわけではなく、特約を止めたい旨を営業所に直接連絡するか足を運ぶか、コールセンターに電話すれば止めれますので勘違いしないでください。契約自体を止めたい時も直接営業所に行けばその場ですぐに止めれますし、特約は途中で止める中途解約、途中で付ける中途付加ができます。

保険に加入したら保険金を支払う範囲などの保険契約に関する決まりごとが書かれている保険約款を受け取るので読んでおきましょう。保険の決まりごとはすべて保険約款に書かれています。

契約者、被保険者、受取人の違いを理解すること

生命保険を契約する時に、契約者、被保険者、受取人という言葉を耳にすると思いますが、この3つの言葉はとても重要なのでそれぞれの意味をしっかり覚えてください。

  • 契約者:保険会社と保険の契約をして保険会社へ保険料を支払う人のこと
  • 被保険者:保険の対象となる人のこと
  • 受取人:保険会社から支払われる保険金を受け取る人のこと

保険に契約する時はそれぞれ別々の人の名前を書かなくてもよく、契約者と被保険者、契約者と受取人は同じ人でもいいです。

生命保険(死亡保険)は、受取人と被保険者の名前が同じになっていても自分が保険金を受け取ることはなく、この世に残された法定相続人が受け取ることになります。

なお、次の表のように生命保険の保険金が受取人に支払われると、相続税、贈与税、所得税(一時所得)のどれかの対象となり課税されます。

死亡保険金の税金の表
契約者被保険者受取人税金の種類
妻・子などの相続人相続税
贈与税
所得税(一時所得)

保険金を受け取ったら税務署に申告して脱税しないようにしましょう。3つの税金の中で課税の負担が一番少ないのは所得税(一時所得)です。

(記事作成日:2017年12月21日、最終更新日:2018‎年1‎月14‎日)

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