支払いが苦しくなった契約中の生命保険の保険料を減らす方法と転換の必要性

生活の悩みを解決!節約術

賢いお金の使い方・貯め方

生命保険の契約中によく起きるトラブルの解決方法

生命保険に加入していて多いトラブルといえば、保険料の支払いが苦しくなった、古い保険を転換(見直し)して失敗したの2点ではないでしょうか。

保険のおばちゃんが作った設計書通りに保険に加入したはいいが保険料が払えなくなってしまった、保険のおばちゃんの言う通りに転換をしたら特約の部分が前より増えてしまって不利のように思えることはよくあることです。

保険料の支払いが苦しくなった時の対処方法は中途減額・中途解約がありますし、古い保険を転換する時は転換する目的をしっかり覚えておいてください。

保険料の支払いが苦しくなったら中途減額・特約の中途解約で対処する

生命保険のサポート

新規で生命保険に加入する時や現在加入している生命保険を転換する(見直す)時は、あれもこれも契約するのではなく、どのような保障内容を契約することが必要なのかを見極めないと後々保険料の支払いで苦しむことになります。

生命保険の月々の保険料の支払いが苦しいと感じてきたら、特約や主契約の保険金を減額することで保険料を下げることができる中途減額、特約の更新をストップして保険料を下げるという方法があります。

例えば、保険料が高い定期付終身保険を契約している人は、特約部分の定期保険の保障金額と主契約部分の終身保険の保障金額を一度確認してください。

定期保険の保障金額は1000~3000万円くらいだと思いますが、終身保険の保障金額は100~200万円くらいだと思います。

定期保険は特約の部分なので払い込んだ保険料は掛け捨てになり、終身保険は主契約の部分なので貯蓄されているので、定期保険が満期を迎えれば特約部分はさようならとなり終身保険の主契約部分の数百万円の保障しか残りません。

最終的に定期保険の特約を更新することができない年齢になると、終身保険の主契約部分のみ残ります。60歳になる前までは1000万の死亡保障があったのに、60歳を超えて特約が消滅したら100万円の保障しかされないということも考えられます。定期保険特約は、加入時の年齢が60歳を超えるとかなり高額な保険料になり更新を諦める人もいますし、保険料の払い込み期間が終わると同時に更新ができなくなるという特徴があります。

ですので、終身保険をそのままの保障金額で更新すると高い保険料を支払わなければいけませんが、特約は必要ないと思ったら更新をストップすることで保険料を下げることができますし、保障金額が多すぎると思えば減額することも可能です。
※特約の更新をストップする時は更新となる日の2週間前までに保険会社に伝えないと自動で更新されていきます。

スポンサーリンク

保険料の支払いが苦しくなったら保険自体解約する

生命保険の主契約と特約の減額、特約の解約をしても保険料の支払いが困難な場合は保険自体の解約という方法があります。

生命保険は複雑で取っつきにくいので営業担当者の言うことが全て正しいと思いこんでなんとなく契約してしまうことが多いですが、営業担当者は何かと理由をつけて保険金額を増額することを勧めてきますので、自分で考えてムダな保障プランだと判断したらきっぱり断り、現在加入している保険自体必要ないなら解約してください。

営業担当者は減額や解約という言葉は絶対に口にしませんが、今加入している生命保険の減額や解約はいつでもできることを覚えておいてください。営業担当者が減額や解約に応じてくれない時は直接営業所に出向くかお客様サポートセンターに電話すれば対応してもらえます。

古い保険は転換(見直し)した方がお得なの?

自分は特に古い生命保険のままでいいと思っていても、ちょくちょく保険の営業担当者が設計書を持参して家にやってきて保険の見直しを勧めてきますよね。

保険の見直しに応じた方がいいのか応じない方がいいのか悩んだことはありませんか。

実は生命保険の見直しをすると損をすることの方が多いので見直しに応じない方がいいでしょう。

見直しとは転換や下取りのことで、今まで貯蓄してきた終身保険の主契約部分の保険金を使って新たに加入する保険の保険料に充当することなのです。
※例えば、古い車の買い取り価格を新しい車の購入資金として充当して安く購入する車の下取りと同じことです。

新しい保険の設計書を見ると、高額な特約の保障が付いているのに保険料が下がっているので得した気分になりますが、実は得をしている訳ではなく今まで頑張って貯蓄してきた保険金を新しい保険の保険料に充てて低く見せているだけなので勘違いしないでください。

保険の転換を繰り返すと、結果的に終身保険の主契約部分の貯蓄が減り保険の質が落ち、予定利率も下がるので見直す必要がないのなら転換しないでください。

したがって、保険を転換させられる目的は、貯蓄していたお金を使わせる為と予定利率を下げる為なので、転換する必要性は全くありません。

よくわからない保険プランに転換してしまい終身保険の主契約部分が減ると、将来支払われる死亡保険金が減って後悔することがあるので転換は慎重に行ってください。転換してしまった保険は元に戻せないので、保険の営業担当者が保険の設計書を持ってきても保険内容が理解できなければ転換しないことをおすすめします。

(記事作成日:2017年12月20日、最終更新日:2017‎年12‎月22‎日)

スポンサーリンク
スポンサーリンク
このエントリーをはてなブックマークに追加

生命保険の賢い加入方法の関連記事