車中泊・キャンプ・防災用で役に立つポータブル電源の使い方
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- ポータブル電源の使い方と選び方
- 目的(解決できる悩み)
- ポータブル電源の使い方と注意点がわかるようになること
- 目次
- 1.ポータブル電源の基礎知識
- ホータブル電源って何ですか?
- ポータブル電源の使い方
- ポータブル電源の使用時と保管時の注意点
1.ポータブル電源の基礎知識
ポータブル電源は、非常用の電源やキャンプなどのアウトドアでの使用時に人気があります。
ポータブル電源はどういうものなのか使い方と注意点をみていきましょう。
ホータブル電源って何ですか?
ポータブル電源とは、電気の持ち運びが可能な簡易的な電源のことです。
ポータブル電源を使えば持ち運んだ電気を使って直流・交流で動く電気機器を充電したり動作させることができるので、ポータブル電源を1台持っていれば、様々なシーンで役に立つことは間違いありません。
例えば、マイカーで出かけた先で車中泊をする場合では、
ポータブル電源でできること
- スマホの充電
- デジカメの充電
- LED照明の点灯
- 扇風機を回す
- 炊飯器でご飯を炊く
- 保温・保冷庫を使う
- 電気毛布で寒さをしのぐ
などのように、いろいろな電気機器を使って快適に過ごすことができます。
また、普段の生活の場面では、
ポータブル電源でできること
- 車のバッテリーが上がった時のエンジン始動用の電源
- 車のタイヤの電動空気入れの電源
- キャンプや魚釣り時の屋外用の電源
としても活用できます。
その他の活用方法としては、防災用の電源として豪雨や地震などの災害が起きた時の一時的な電気の蓄えを準備して、スマホやパソコンなどの電気機器の充電や動作をさせる時にポータブル電源を役立てることもできます。
このように、ポータブル電源は、車内での利用、日常生活での利用、非常時での利用というように電気を使いたい場所を選ばずに活用することが可能です。
なお、ポータブル電源とモバイルバッテリーとを混同している方がみえますが、モバイルバッテリーはスマホなどの電池容量が小さい充電用のバッテリーのことです。ポータブル電源は電池の充電容量が大きいので外見が大きく重たい(約5kg)ですがいろいろな電気機器を動かすことができます。
ポータブル電源を選ぶ時は、車中泊・キャンプ・防災用で役に立つポータブル電源の選び方を参考にして選んでください。
ポータブル電源の使い方
ポータブル電源は、使いたい場所に持っていけばどこにいても電気機器を動作させることができる利便性が高い電源です。
ポータブル電源には、コンセントやUSB出力が設けてありサイズはコンパクトにまとまっていて持ち運びが簡単なので、商用電源が停電した非常時に備えて準備しておく他にも、車中泊やキャンプなどのアウトドアでも利用可能です。
まずは、非常時用として使う時のポータブル電源の基本的な使い方ですが、製品に付属されているACアダプターを使って家の中のコンセントであらかじめ充電して置いて、いざ電気が停電したという事態に備えるという使い方をします。
なぜなら、非常時にソーラーパネルなどの発電装置でポータブル電源を充電しない方は、あらかじめ家のコンセントで充電して満充電にしておかないと、ポータブル電源を非常時に備えて用意しておく意味がありませんよね。ポータブル電源を満充電しておけばいざという時にすぐに使えれるので、非常用として使う人はとりあえず充電しておきましょう。
車中泊やキャンプでのポータブル電源の基本的な使い方は、出発する前日に家のコンセントで充電しておき、出発当日に満充電されたポータブル電源を持って行く使い方が普通です。
ポータブル電源を充電した後は、電気機器のプラグをポータブル電源の電源出力口に接続して電気を使います。
ポータブル電源は初めからコンセント、シガーソケット、USBポートなどの各種出力機能があるので、各人でポータブル電源内部の電気配線をする必要はなく、電気機器のプラグを差し込むだけで交流の電気でも直流の電気でも取り出すことができ、電気に詳しくない人でも簡単に取り扱いができるように作られています。
ポータブル電源の使用時と保管時の注意点
ポータブル電源は、直流でも交流でも取り出せる作りになっていますよね。
しかしながら、バッテリーに貯めておくことができるのは直流の電気だけで交流の電気は貯めておくことができません。
では、交流の電気はどのようにして作っているのかというと、インバーターという機器を本体に内蔵してバッテリーに蓄えられている直流の電気を交流の電気に変換しています。
インバーターで電気を変換すれば交流で動作する家庭用の電化製品を使うことができますが、直流の電気がインバーーターを通過する際に20%程度の変換ロスがあるので、AC100Vのコンセントで電気を使うと効率が悪いです。シガーソケットやUSBなどの直流の電気で動作する電気機器はAC100Vのコンセントではなく直流のままで使用することをおすすめします。
ポータブル電源のバッテリーの充電を使い切った時は、充電残量が低い状態で長時間放置するとバッテリーの劣化が早くなるのでできるだけ早めに満充電してください。
また、ポータブル電源を保管する場合は、内蔵バッテリーの劣化が早まらないようにする為に3カ月に1回の頻度で充電しておく必要があります。
なお、リチウムイオンバッテリーではなく鉛バッテリーが内蔵してあるタイプのポータブル電源は横に倒すと電解液が漏れることがあるので、横に倒して使ったり横に倒したまま保管しないように注意してください。
(記事作成日:2017年10月26日、最終更新日:2019年7月8日)