スマホのSIMカードの基礎知識
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- スマホの通信速度と格安SIMの基礎知識
- 目的(解決できる悩み)
- スマホに装着するSIMカードの知識がわかるようになること
- 目次
- 1.スマホに装着するSIMカードの基礎知識
- SIMカード・格安SIMカードって何ですか?
- SIMカードの種類
- 携帯電話番号の転出と転入について
- SIMカードの装着方法
1.スマホに装着するSIMカードの基礎知識
スマホをインターネットにつなげるにはSIMカードが必要です。
スマホに装着できるSIMカードは、携帯電話会社で契約したSIMカード、又は携帯電話会社以外で契約した同じ携帯電話会社の電波を使う情報が入った格安SIMカードです。
SIMカードの知識、種類、装着方法を説明しています。
SIMカード・格安SIMカードって何ですか?
スマホやタブレット(SIMが挿入できるタイプのもの)は、SIMカード(契約者識別カード)という小さなICチップで契約内容や電話番号などの個人情報が管理されており、携帯電話会社の電波(3G、LTE)を使ってデータ通信や音声通話をする時にSIMカードが必要となります。
ドコモ、au、ソフトバンクと契約をしたSIMカードをスマホやタブレットのSIMカードスロットに装着すれば携帯電話会社の電波が利用可能となります。
SIMカードは、キャリアによって、UIM、au ICカード、USIMと呼び方が違いますが、それらは個人情報が入れられたSIMカードなので同じものです。
スマホやタブレット(SIMが装着できるタイプ)は、SIMカードを装着しなければ携帯電話会社の電波でつなげることができなくなり、基本的には解約する時はSIMカードを返却しなければいけないので、SIMカードは失くさないように大切に取り扱ってください。
SIMカードはどこで契約できるのかというと、携帯電話会社のドコモ、au、ソフトバンクのショップに行ってスマホとSIMカードを同時に契約するのが一般的です。
このように、携帯電話会社と契約を行えばスマホをインターネットに接続できるようになります。
しかし、携帯電話会社のショップでスマホを購入すると通常はスマホ本体にSIMロックがかかっています。
※2021年10月1日から携帯電話会社のSIMロックが原則禁止となりましたので、SIMカードをどこのお店で購入しても認識します。
SIMロックとは、ある携帯電話会社で契約したSIMカードを他の携帯電話会社で購入したスマホに装着しても認識させないようにした機能です。同じ携帯電話会社で購入したスマホとSIMカードのみ認識します。
したがって、ドコモで購入したスマホにauで契約したSIMカードを挿入しても認識しません。
スマホには携帯電話会社以外で契約する格安SIMカードがあることをご存じですか。
格安SIMカードとは、携帯電話会社のSIMカードよりも利用料金が安いSIMカードのことです。
では、利用料金を安くする為に携帯電話会社以外で契約した格安SIMカードをスマホに装着したらどうなるのかというと、同じ携帯電話会社の電波を使う情報が入ったSIMカードなら認識します。
格安SIMカードでは、その事業者が自前で所有している通信設備を使って通信しているのではなく、基本的にはドコモ、au、ソフトバンクの3つの携帯電話の通信事業者のどれか1つの通信事業者の電波を借りて通信しているだけです。
格安SIMカードには、どこの通信事業者の電波を使ってつなげるのかという契約情報などが記録されています。
SIMカードの種類
SIMカードを大きくわけると、ドコモ、au、ソフトバンクの携帯電話会社のショップで契約したSIMとそれ以外の事業者で契約した格安SIMの2種類があります。
その中でも、データ通信のみできるSIM、データ通信と音声通話ができるSIMなどと各々の契約内容によってわかれています。
- 携帯電話会社の場合
- 音声通話のみできるSIM
- データ通信のみできるSIM
- 音声通話とデータ通信の両方できるSIM
- 格安SIMの場合
- データ通信のみできるSIM
- SMS機能が付いたデータ通信のみできるSIM
- 音声通話とSMS機能が付いたデータ通信の両方できるSIM
SMSとはショートメールのことです。SMSを送る時は、相手のスマホや携帯電話の電話番号を送り先にしてメールを送り送信する文字数により料金が掛かります。
格安SIMの場合は、携帯電話会社が提供している@docomo.ne.jpなどのMMSといわれるメールは利用できません。
SIMの大きさは、標準SIM、microSIM、nanoSIMの3種類があるので格安SIMのみを単体で購入する時は自分のスマホに対応した大きさのSIMを購入してください。
どれかのSIMをスマホに挿入すると契約を交わした携帯電話会社の電波を使って音声通話やデータ通信ができるようになります。
なお、スマホにSIMを入れないと携帯電話会社の電波を利用した音声通話やデータ通信ができなくなります。
おすすめのSIM変換アダプター
商品名:SIM 変換アダプター 4点セット
スマホのSIMの挿入口のサイズが合わなかったSIMのサイズの変換ができます。
携帯電話番号の転出と転入について
格安SIMで音声通話も契約するという方は、MNP(Mobile Number Portability)の転出と転入の手続きを行い、今お使いになっている携帯電話番号を新しく契約する事業者へ移すことができます。
※手数料が別途必要になります。
MNPの転出から転入までの手続きの流れは、
- 今契約している事業者でMNPの転出の手続きをしてMNP予約番号を受け取る
- 新しい事業者でMNP予約番号を使ってMNPの転入手続きをする
という流れです。
MNPの詳細については、ドコモ、au、ソフトバンクの各ショップで確認してください。
SIMカードの装着方法
SIMカードは、ドコモ、au、ソフトバンクのショップで契約したSIMでも格安SIMでもスマホへの装着方法は同じです。
SIMを装着する場所ですが、大きくわけると側面から挿し込むタイプと電池パックを外すタイプの2種類があります。
ここでは電池パックを外すタイプのスマホの説明をします。次の順番でスマホへSIMカードを装着してください。
- スマホの電源がオフになっていることを確認します。
- スマホの裏のカバーを外し電池パックも外します。
- スマホにSIMスロットがあるので、SIMを挿し込んでセットします。SIMが小さい時は変換アダプタで大きさを調整してください。
- スマホの電源を入れてアンテナが立っていることを確認してください。
これで、スマホへのSIMカードのセットは終わりです。
次は、インターネットにつながるようにスマホを設定します。
スマホの設定画面のモバイルネットワークからアクセスポイントを新規作成して、APN、ユーザー名、パスワードなどの必要事項を入力して保存するとインターネットに接続できるようになります。
(記事作成日:2019年4月2日、最終更新日:2021年11月6日)