プランター菜園のサトイモ栽培に必要な季節・道具・費用
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- 家庭菜園の悩み
- ジャンル
- サトイモの育て方
- 目的(解決できる悩み)
- プランターを使ってサトイモを育てる時に用意する資材がわかるようになること
- 準備に必要な費用
- 道具、肥料、種いもを購入して約2600円です
- 目次
- 1.サトイモのプランター菜園の基本情報・季節・栄養素
- サトイモ栽培の基本情報と気を付けること
- サトイモの栽培に適した季節
- サトイモに含まれる栄養素
- 2.サトイモのプランター菜園で使う道具・肥料・種いもと総費用
- サトイモ栽培に必要な道具
- サトイモ栽培の肥料
- サトイモの品種
- サトイモ栽培の総費用
1.サトイモのプランター菜園の基本情報・季節・栄養素
サトイモは4~5月に種いもを植え付けて10~11月に収穫する春植え野菜です。
栽培の難易度は簡単なのでどなたでも大きく育ったサトイモの収穫を楽しむことができます。
また、食物繊維を多く含んでいる健康に良い野菜でもあります。
サトイモ栽培の基本情報と気を付けること
- サトイモの基本情報
- 原産地:熱帯アジア
- 野菜の科:サトイモ科
- 育てやすさ:簡単
- 日当たり:よい場所
- 肥料の量:普通
- 土の酸度:pH6.0~7.0
- サトイモの栽培で気を付けること
- 日あたりがよい場所と高い気温を好みます。
- 暑さに強く寒さに弱いので気温が低いとイモが腐ります。
- 同じサトイモ科の野菜と連作(同じ土で同じ科の野菜を毎年育て続けること)すると病気になりやすく生長が悪くなるので3年休んでください。
- 湿った環境を好むので土が乾燥するとイモがつきにくくなります。
サトイモの栽培に適した季節
サトイモ栽培を始める時は、一般的には4~5月上旬に芽が出ている種いもを植え付けて、10~11月中旬にかけて肥大したサトイモの収穫を行います。
- 用語の説明
- わき芽かき:たくさんの本数伸びた芽をいくつか摘み取ること
- 追肥:肥料を追加して足りなくなった栄養分を補うこと
この日程表は、比較的暖かい地域の場合を対象としていますので、北海道や内陸部などの涼しい気候では日程は異なります。
サトイモに含まれる栄養素
サトイモの大部分はでんぷんでできているのでサツマイモのように高カロリーだと思われていますが、実は水分が多く含まれているので低カロリーの食べ物です。
サトイモといえばぬめっとしたイメージがありますよね。ぬめりの正体は食物繊維の一種であるムチンとガラクタンです。ムチンには肝機能を高め胃腸の粘膜を守る効果、ガラクタンには血糖値やコレステロール値を下げる効果があります。
また、腸の働きを活発にする効果があるので便秘改善に役立ち、ニキビや肌荒れを予防する効果もあるといわれています。
このように、サトイモには食物繊維が多く含まれている健康によい食べ物で、煮物にして食べると美味しくいただけます。
サトイモは熱帯地方の原産の野菜なので寒さに弱いです。サトイモを保存する時は、冷蔵庫に入れずに日が当たらない場所で常温で保管してください。
なお、サトイモを調理する時に包丁で切ると手がかゆくなることがありますがシュウ酸カルシウムが原因です。害はないので気にしなくても大丈夫です。
2.サトイモのプランター菜園で使う道具・肥料・種いもと総費用
サトイモのプランター栽培を始める時は、プランター、培養土、肥料、種いもなどの資材を用意しましょう。
ここでは、サトイモ栽培に最適なおすすめの資材を紹介しています。
サトイモ栽培に必要な道具
プランター栽培では畑を耕すという大掛かりな作業はいらないので、家庭菜園が初めての方でも手軽に始められます。ここでは、サトイモのプランター栽培で用意する道具を紹介します。
用意する道具
- プランター:深底タイプのプランターを用意します。鉢底ネット付きがおすすめ。
- 培養土:ホームセンターで安売りしている土でOK。
- 移植ごて:土をプランターへ入れたり、種いもを植え付ける時に使います。
- ジョウロ:ハス口付き(シャワーにして水を出す)のジョウロを購入してください。
培養土以外は100円ショップで売っているもので対応できますので、100円ショップを活用して費用の節約をしましょう。
サトイモ栽培で使うおすすめのプランター
商品名:アイリスオーヤマ ベジタブルプランター 480
アイリスオーヤマのベジタブルプランター480は、土の深さは約20cm、土の量は約20L入るので、サトイモの栽培をするにはちょうどいい大きさのプランターです。
また、ベジタブルプランターにはスノコがついているので、鉢底ネットを別途購入しなくてもそのまま使える手軽さがあります。
480サイズのプランターでサトイモの種いもは1~2つ植え付けられるスペースがありますが、サトイモの種いもをたくさん植え付けたい方は480サイズより一回り大きい680サイズが適しています。680サイズのプランターでサトイモの種いもは4つ植え付けられるスペースがあります。
サトイモ栽培で使うおすすめの培養土
商品名:自然応用科学 花と野菜の土 W効果 25L
自然応用科学の花と野菜の土(W効果)は、花と野菜の両方に使える繊維質が多いふかふかの培養土です。サトイモは土の中にできるので硬い土よりもふかふかした土の方が適しています。
花と野菜の土(W効果)の大きな特徴は、ふかふかした土質だけでなく排水性と保水性のバランスがいいこと、天然の有機リン酸などの緩効性の肥料が元肥として配合されているので肥料効果は長い間効くことです。
サトイモ栽培の肥料
プランター栽培では、肥料の効果が早く現れる速効性タイプの液体肥料か緩効性タイプの化成肥料が向いています。
肥料の効き具合が早い方が肥料の扱いは簡単で、肥料を追肥するかしないかでサトイモの生長に大きく影響してきます。
プランター菜園で使う肥料の種類
- 液体肥料:原液を水で500~1000倍に薄めた後に定期的に水やりの代わりとして使います。
- 化成肥料:形は小サイズの粒状になっていて臭いはありません。定期的に土の上にばら撒いて使います。
なお、1回野菜を育てた培養土を再利用してサトイモ栽培する時は苦土石灰も準備してください。
サトイモ栽培で使うおすすめの肥料
商品名:サンアンドホープ ホクホク美味しく大きく育てる いもの肥料 500g
サンアンドホープのいもの肥料は、窒素・リン酸よりもカリが多く含有しているので、サトイモ、サツマイモ、ジャガイモなどのいもの栽培に適した肥料です。
サトイモの栽培に使う肥料は汎用タイプの肥料で問題ありませんが、いもの生長をよくしたい方はいも専用の肥料を使うと上手に育てることができます。
サトイモの品種
サトイモと一言でいってもいろいろな品種があります。ここでは、家庭菜園で人気があるおすすめの品種を紹介します。
サトイモの各品種の特徴
- 石川早生:子いも・孫いもが増えていくタイプ(子いも用品種)。早生種なので作りやすく家庭菜園の人気商品です。
- 土垂れ:子いも・孫いもが増えていくタイプ(子いも用品種)。スーパーでよく見かける馴染みがあるいもで食感は柔らかくねっとりとしています。
- 唐の芋:子いも・孫いもが増えて親いもも大きくなるタイプ(親子いも兼用品種)。エビのように曲がった形をしています。
おすすめのサトイモの品種
商品名:サトイモ 石川早生種芋 500g
サトイモ栽培が初めてでどの品種を選べばいいのか迷っている方は、まずは育てやすい石川早生を選んでみてはいかがでしょうか。
サトイモ栽培の総費用
プランターを使ってサトイモを育てる時に用意する道具、肥料、種いもなどのおおよその費用を紹介します。
サトイモのプランター菜園の資材と費用
- プランター:500円(深底型で土が20L以上入るサイズ)
- 培養土:400円(ホームセンターで安売りしている培養土)
- 移植ごて:100円(100円ショップを利用)
- ジョウロ:100円(100円ショップを利用)
- 肥料:500円(液体肥料でも化成肥料でも構いません)
- 種いも:1000円(10個くらいで1袋パック)
上記で紹介したアイテムはプランターのサトイモ栽培で最低限必要となるもので、それぞれの費用を合計すると2600円くらいとなります。
100円ショップのアイテムで移植ごてやジョウロなど代用できるものがあれば費用の節約になります。
各資材の準備が整いましたら、次はサトイモの育て方を見ていきましょう。
(記事作成日:2016年9月21日、最終更新日:2023年3月1日)