プランター菜園のレタス栽培に必要な季節・道具・費用
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- 家庭菜園の悩み
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- レタスの育て方
- 目的(解決できる悩み)
- プランターを使ってレタスを育てる時に用意する資材がわかるようになること
- 準備に必要な費用
- 道具、肥料、種を購入して約1350円です
- 目次
- 1.レタスのプランター菜園の基本情報・季節・栄養素
- レタス栽培の基本情報と気を付けること
- レタスの栽培に適した季節
- レタスに含まれる栄養素
- 2.レタスのプランター菜園で使う道具・肥料・種と総費用
- レタス栽培に必要な道具
- レタス栽培の肥料
- レタスの品種
- レタス栽培の総費用
1.レタスのプランター菜園の基本情報・季節・栄養素
レタスは3月下旬又は8月下旬の年2回種撒き時期があります。どちらの季節が育てやすいかというと8月下旬に種を撒いて11月に収穫する方です。
栽培の難易度は難しくありませんのでどなたでも大きく結球したレタスの収穫を楽しむことができます。
レタスは栄養はあまりありませんがビタミンやミネラルを多く含んでいる健康に良い淡色野菜です。
レタス栽培の基本情報と気を付けること
- レタスの基本情報
- 原産地:ヨーロッパ
- 野菜の科:キク科
- 育てやすさ:普通
- 日当たり:よい場所(半日陰でも可)
- 肥料の量:普通
- 土の酸度:pH6.0~6.5
- レタスの栽培で気を付けること
- 日あたりがよく涼しい場所を好みます。
- 乾燥に弱いので水やりは忘れず行ってください。
- 同じキク科の野菜と連作(同じ土で同じ科の野菜を毎年育て続けること)すると病気になりやすく生長が悪くなるので1~2年休んでください。
- 苗の植え付け時期は1年で春と秋の2回ありますが、秋に植え付けた方が育てやすいです。
レタスの栽培に適した季節
レタス栽培は、1年の間に4月と9月の2回、苗を植え付けれるように種撒き時期を考えて育てますが、一般的には9月に苗を植え付けて11月にかけて収穫を行います。
- 用語の説明
- 追肥:肥料を追加して足りなくなった栄養分を補うこと
この日程表は、比較的暖かい地域の場合を対象としていますので、北海道や内陸部などの涼しい気候では日程は異なります。
レタスに含まれる栄養素
レタスは、95%が水分なので栄養はあまりありませんが、カロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、鉄などのビタミンとミネラルを含んでいる野菜です。
レタスに含まれるベータカロテンの量は緑黄色野菜の基準値(600μg)よりも少ないので淡色野菜に分類されていますが、特にビタミンK、葉酸、カリウムが多く含まれている健康にいい野菜です。
ビタミンKは傷口から出血した血を固める働き、葉酸は細胞を再生したり赤血球中のヘモグロビンを作りだす働き、カリウムは過剰に摂取したナトリウムを排泄して高血圧予防に効果があります。
また、エネルギーが少ないのでダイエットに効果があり、ほとんどが水分でできているので水分補給に適しています。
レタスの食べ方としては、生のままサラダとしてトマトなどのベータカロテンを多く含んだ緑黄色野菜と一緒に食べるのがおすすめです。
2.レタスのプランター菜園で使う道具・肥料・種と総費用
レタスのプランター栽培を始める時は、プランター、培養土、肥料、種などの資材を用意しましょう。
ここでは、レタス栽培に最適なおすすめの資材を紹介しています。
レタス栽培に必要な道具
プランター栽培では畑を耕すという大掛かりな作業はいらないので、家庭菜園が初めての方でも手軽に始められます。ここでは、レタスのプランター栽培で用意する道具を紹介します。
用意する道具
- プランター:大きいサイズのプランターの方が大きく育ちますが、小さいサイズのプランターでも大丈夫です。鉢底ネット(スノコ)付きがおすすめ。
- 培養土:ホームセンターで安売りしている土でも育ちます。
- 移植ごて:土をプランターへ入れたり、苗を植え付ける時に使います。
- ジョウロ:ハス口付き(シャワーにして水を出す)のジョウロを購入してください。
培養土以外は100円ショップで売っているもので対応できますので、100円ショップを活用して費用の節約をしましょう。
レタス栽培で使うおすすめのプランター
商品名:アイリスオーヤマ レリーフプランター 650
ホームセンターの園芸売り場に行けばどこでも売っている14Lの培養土が1袋入る長方形のプランターです。
特徴は、根腐れ防止に役立つスノコが付いているので鉢底石を敷き詰めなくてもいいことです。
花用として売られていて底が深くなくサイズが小さいプランターですが、私はこのプランターでレタスを2苗育てて収穫できたので野菜栽培に使っても問題ありません。
レタス栽培で使うおすすめの培養土
商品名:アイリスオーヤマ ゴールデン粒状培養土14L GRBA-14
ゴールデン粒状培養土は、普通の土ではなくペレット状の土で、粒が大きく団粒構造になっているので、保水性・通気性・排水性は抜群に良く、花と野菜用の培養土です。
粒状培養土の特徴は、加熱処理しているので雑菌が少なく安心して使うことができることです。
また、木質が入っていないのでキノコの発生確率は少なく、粒状なので雑草が生えてくる確率も少ないです。
家庭菜園が初めてでどの土を選べばいいのかわからない方や土に付着している菌が心配な方は試してみてください。
ゴールデン粒状培養土を使うと根の張りが良くなるので野菜が大きく育っていきますよ。
レタス栽培の肥料
プランター栽培では、肥料の効果が早く現れる速効性の液体肥料か緩効性の化成肥料が向いています。
肥料の効き具合が早い方が肥料の扱いは簡単で、肥料を追肥するかしないかで野菜の生長に大きく影響します。
プランター菜園で使う肥料の種類
- 液体肥料:原液を水で1000倍に薄めた後に定期的に水やりの代わりとして使います。
- 化成肥料:形は小サイズの粒状になっていて臭いがなく扱いやすいです。定期的に土の上にばら撒いて使います。
なお、1回野菜を育てた土を再利用してレタスの栽培をする時は苦土石灰も準備してください。
レタス栽培で使うおすすめの肥料
商品名:住友化学園芸 マイガーデンベジフル 1.6kg
マイガーデンベジフルは、窒素・リン酸よりカリが多く含まれている緩効性の粒状コーティング肥料です。
一番の特徴は、肥料の表面がコーティングされているので気温の違いで肥料が溶ける量をコントロールして普通の化成肥料よりも肥料効果が長持ちすることです。
また、腐植酸と植物性の有機質が配合されているので土の環境を整える効果も期待でき、元肥・追肥のどちらでも使うことができます。
レタスの品種
レタスと一言でいってもいろいろな品種があります。ここでは、家庭菜園で人気があるおすすめの品種を紹介します。
レタスの各品種の特徴
- オリンピア:暑さに強く極早生種なので栽培がしやすいのが特徴。家庭菜園の人気商品です。
- リバーグリーン:肉厚なのでいろいろな料理に合います。
- ファルコン:病気にかかりにくくトウ立ちが遅い品種なので春から育てるのに最適です。
- レガシー:寒さに強いので秋から育てるのに最適です。
おすすめのレタスの品種
商品名:結球レタス レガシー 種 0.6ml タキイ種苗
レタス栽培が初めてでどの品種を選べばいいのか迷っている方は、まずは秋撒き品種で育てやすいレガシーを選んでみてはいかがでしょうか。
レタス栽培の総費用
プランターを使ってレタスを育てる時に用意する道具、肥料、タネなどのおおよその費用を紹介します。
レタスのプランター菜園の資材と費用
- プランター:250円(土が15Lくらい入るサイズ)
- 培養土:200円(ホームセンターで安売りしている培養土)
- 移植ごて:100円(100円ショップを利用)
- ジョウロ:100円(100円ショップを利用)
- 肥料:500円(液体肥料でも化成肥料でも構いません)
- タネ:200円(早生種が育てやすいです)
上記で紹介したアイテムはプランターのレタス栽培で最低限必要となるもので、それぞれの費用を合計すると1350円くらいとなります。
100円ショップのアイテムで代用できるものがあれば費用の節約になります。
各資材の準備が整いましたら、次はレタスの育て方を見ていきましょう。
(記事作成日:2016年10月3日、最終更新日:2023年2月27日)