プランター菜園のキュウリ栽培に必要な季節・道具・費用
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- 家庭菜園の悩み
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- キュウリの育て方
- 目的(解決できる悩み)
- プランターを使ってキュウリを育てる時に用意する資材がわかるようになること
- 準備に必要な費用
- 道具、肥料、苗を購入して約2150円です
- 目次
- 1.キュウリのプランター菜園の基本情報・季節・栄養素
- キュウリ栽培の基本情報と気を付けること
- キュウリの栽培に適した季節
- キュウリに含まれる栄養素
- 2.キュウリのプランター菜園で使う道具・肥料・苗と総費用
- キュウリ栽培に必要な道具
- キュウリ栽培の肥料
- キュウリの品種
- キュウリ栽培の総費用
1.キュウリのプランター菜園の基本情報・季節・栄養素
キュウリは5月に苗を植え付けて6~8月にかけて緑色の未熟果を収穫する春植え野菜です。栽培の難易度は難しくないのでどなたでも大量に実ったキュウリの収穫を楽しむことができます。
キュウリは淡色野菜なので栄養はあまりありませんが、95%は水分なので夏の水分補給で夏バテ予防に向いている野菜です。
キュウリ栽培の基本情報と気を付けること
- キュウリの基本情報
- 原産地:インドの北部のヒマラヤ山麓
- 野菜の科:ウリ科
- 育てやすさ:普通
- 日当たり:よい場所
- 肥料の量:多め
- 土の酸度:pH6.0~6.5
- コンパニオンプランツ:ネギ
- キュウリの栽培で気を付けること
- 日なたで涼しい場所を好み、長雨と乾燥を嫌います。
- 湿度が高くなる梅雨時期はうどんこ病などの病気に掛かりやすくなります。
- 同じウリ科の野菜と連作(同じ土で同じ科の野菜を毎年育て続けること)すると生長が悪くなるので4年休みます。
- 根は浅い場所に張るので夏の日照りによる土壌乾燥に弱いです。
キュウリの栽培に適した季節
キュウリ栽培を始める時は、一般的には5月上旬に市販されているキュウリの苗を植え付けて、6~8月上旬にかけて大きく育った緑色の未熟の実の収穫を行います。
- 用語の説明
- 支柱立て:150cmくらいの長さの支柱を立てること
- 誘引:倒れないようにつるをひもで支柱に結びつけること
- わき芽かき:たくさんの本数伸びた芽をいくつか摘み取ること
- 追肥:肥料を追加して足りなくなった栄養分を補うこと
この日程表は、比較的暖かい地域の場合ですので、北海道や内陸部などの涼しい気候では異なります。
キュウリに含まれる栄養素
キュウリは見た目が濃い緑色をしているので緑黄色野菜であると勘違いしている方が見えますが、実は栄養がほとんどない淡色野菜として有名です。
栄養がないと言われると食べる気になりませんが、キュウリには良いところがたくさんあります。
キュウリの95%は水分なので、可食部100gあたりのエネルギーは14kcalと少なくダイエットをしている方にとてもおすすめです。
ですので、水分が多いということは夏の季節の水分補給として食べてもよく体を冷やす効果もあるとされています。
キュウリの一番の特徴は、カリウムが多く含まれていることです。カリウムは体内の余分な塩分を排泄する作用があるので、体内の塩分が減少すれば高血圧予防にも役に立ちます。また、利尿効果によりむくみの解消にも効果があります。
その他では、緑黄色野菜ではありませんが抗酸化作用があるベータカロテンも皮の部分に含まれていますので、皮も食べるようにしてください。
キュウリを食べすぎるということはないと思いますが、アスコルビナーゼという成分がビタミンCを壊しますので食べ過ぎには気をつけましょう。
2.キュウリのプランター菜園で使う道具・肥料・苗と総費用
キュウリのプランター栽培を始める時は、プランター、培養土、肥料、苗などの資材を用意しましょう。
ここでは、キュウリ栽培に最適なおすすめの資材を紹介しています。
キュウリ栽培に必要な道具
プランター栽培では畑を耕すという大掛かりな作業はいらないので、家庭菜園が初めての方でも手軽に始められます。ここでは、キュウリのプランター栽培で用意する道具を紹介します。
用意する道具
- プランター:大きめのサイズを用意してください。スノコ付きが便利です。
- 培養土:ホームセンターで安売りしている土でも育ちます。
- 移植ごて:土をプランターへ入れたり、苗を植え付ける時に使います。
- ジョウロ:ハス口付き(シャワーにして水を出す)のジョウロを購入してください。
- 支柱:150cmくらいの長さの支柱を用意します。
- 誘引用のひも:キュウリはひげが支柱に巻き付くので特に必要ありません。
培養土以外の道具は100円ショップで売っているもので構いません。100円ショップを利用した方が安上がりです。
キュウリ栽培で使うおすすめのプランター
商品名:アイリスオーヤマ ベジタブルプランター 480
アイリスオーヤマのベジタブルプランター480は、土の深さは約20cm、土の量は約20L入るので、キュウリの栽培をするにはちょうどいい大きさのプランターです。
また、ベジタブルプランターにはスノコがついているので、鉢底ネットを別途購入しなくてもそのまま使える手軽さがあります。
480サイズのプランターでキュウリの苗は1本植え付けられるスペースがありますが、苗をたくさん植え付けたい方は480サイズより一回り大きい680サイズが適しています。680サイズのプランターでキュウリの苗は2~3本植え付けられるスペースがあります。
キュウリ栽培で使うおすすめの培養土
商品名:アイリスオーヤマ ゴールデン粒状培養土25L GRBA-25
ゴールデン粒状培養土は、普通の土ではなくペレット状の土で、粒が大きく団粒構造になっているので、保水性・通気性・排水性は抜群に良く、花と野菜用の培養土です。
粒状培養土の特徴は、加熱処理しているので雑菌が少なく安心して使うことができることです。
また、木質が入っていないのでキノコの発生確率は少なく、粒状なので雑草が生えてくる確率も少ないです。
家庭菜園が初めてでどの土を選べばいいのかわからない方や土に付着している菌が心配な方は試してみてください。
ゴールデン粒状培養土を使うと根の張りが良くなるので野菜が大きく育っていきますよ。
キュウリ栽培の肥料
プランター栽培では、肥料の効き目がすぐ現れる速効性タイプの液体肥料か緩効性タイプの化成肥料を準備してください。
速効性や緩効性の肥料は主に追肥として使い、肥料を追肥するかしないかで野菜の生長に大きく影響してきます。
プランター菜園で使う肥料の種類
- 液体肥料:原液を水で500~1000倍に薄めた後に定期的に水やりの代わりとして使います。
- 化成肥料:小さな粒状になっていて臭いはなく扱いやすいです。定期的に土の上にばら撒いて使います。
なお、1回野菜を育てた土を再利用してキュウリの栽培をする時は苦土石灰も用意してください。
キュウリ栽培で使うおすすめの肥料
商品名:住友化学園芸 マイガーデンベジフル 1.6kg
マイガーデンベジフルは、窒素・リン酸よりカリが多く含まれている緩効性の粒状コーティング肥料です。
一番の特徴は、肥料の表面がコーティングされているので気温の違いで肥料が溶ける量をコントロールして普通の化成肥料よりも肥料効果が長持ちすることです。
また、腐植酸と植物性の有機質が配合されているので土の環境を整える効果も期待でき、元肥・追肥のどちらでも使うことができます。
キュウリの品種
キュウリと一言でいってもいろいろな品種があります。ここでは、家庭菜園で人気があるおすすめの品種を紹介します。
キュウリの各品種の特徴
- 夏すずみ:病気に強く実がたくさん収穫できるのが特徴。さっぱりした味で家庭菜園の人気商品です。
- シャキット:イボイボがついたタイプでシャキシャキした食べ応えで深い味がします。病気に強いです。
- 近成四葉:イボイボがついたタイプ。病気に強く実がたくさん成ります。
おすすめのキュウリの品種
商品名:【てしまの苗】キュウリ苗 夏すずみ 断根接木苗 9cmポット
キュウリ栽培が初めてでどの品種を選べばいいのか迷っている方は、まずは育てやすい接木苗の夏すずみを選んでみてはいかがでしょうか。
キュウリ栽培の総費用
プランターを使ってキュウリを育てる時に用意する道具、肥料、苗などのおおよその費用を紹介します。
キュウリのプランター菜園の資材と費用
- プランター:500円(土が20Lくらい入るサイズ)
- 培養土:400円(ホームセンターで安売りしている培養土)
- 移植ごて:100円(100円ショップを利用)
- ジョウロ:100円(100円ショップを利用)
- 園芸ハサミ:100円(100円ショップを利用)
- 支柱:100円(100円ショップを利用)
- 誘引用のひも:100円(100円ショップを利用)
- 肥料:500円(液体肥料でも化成肥料でも構いません)
- 苗:250円(接ぎ木タイプ)
上記で紹介したアイテムはプランターのキュウリ栽培で最低限必要となるもので、それぞれの費用を合計すると2150円くらいとなります。
100円ショップのアイテムで代用できるものがあれば費用の節約になります。
各資材の準備が整いましたら、次はキュウリの育て方を見ていきましょう。
(記事作成日:2016年9月17日、最終更新日:2023年1月23日)