プランター菜園のジャガイモ栽培に必要な季節・道具・費用
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- 家庭菜園の悩み
- ジャンル
- ジャガイモの育て方
- 目的(解決できる悩み)
- プランターを使ってジャガイモを育てる時に用意する資材がわかるようになること
- 準備に必要な費用
- 道具、肥料、種いもを購入して約1900円です
- 目次
- 1.ジャガイモのプランター菜園の基本情報・季節・栄養素
- ジャガイモ栽培の基本情報と気を付けること
- ジャガイモの栽培に適した季節
- ジャガイモに含まれる栄養素
- 2.ジャガイモのプランター菜園で使う道具・肥料・種いもと総費用
- ジャガイモ栽培に必要な道具
- ジャガイモ栽培の肥料
- ジャガイモの品種
- ジャガイモ栽培の総費用
1.ジャガイモのプランター菜園の基本情報・季節・栄養素
ジャガイモは3月に種いもを植え付けて7月に収穫する春夏野菜です。栽培の難易度は簡単なのでどなたでも大きく育ったジャガイモの収穫を楽しむことができます。
また、ビタミンCとカリウムを多く含んでいる健康に良い野菜でもあります。
ジャガイモ栽培の基本情報と気を付けること
- ジャガイモの基本情報
- 原産地:中南米
- 野菜の科:ナス科
- 育てやすさ:簡単
- 日当たり:よい場所
- 肥料の量:普通
- 土の酸度:pH5.5~6.0
- ジャガイモ栽培で気を付けること
- 日あたりがよい場所を好みます。
- 寒さに強く暑さに弱いので気温が高いと生長が鈍ります。
- 同じナス科の野菜と連作(同じ土で同じ科の野菜を毎年育て続けること)すると病気になりやすく生長が悪くなるので3年休んでください。
- 土の水はけが悪いとイモが腐りやすくなります。
ジャガイモの栽培に適した季節
ジャガイモ栽培を始める時は、一般的には3月に芽が出ている種いもを植え付けて、6月中旬~7月下旬にかけて肥大したジャガイモの収穫を行います。
- 用語の説明
- 芽かき:たくさんの本数伸びた芽をいくつか摘み取ること
- 増し土:株の根元に土を投入すること
- 追肥:肥料を追加して足りなくなった栄養分を補うこと
この日程表は、比較的暖かい地域の場合を対象としていますので、北海道や内陸部などの涼しい気候では日程は異なります。
ジャガイモに含まれる栄養素
ジャガイモの主成分はデンプンですがサツマイモのように高カロリーな野菜ではなく、ビタミンC、カリウム、食物繊維が豊富に含まれている健康に良い野菜です。
※デンプンやビタミンCの量は、新じゃがや太陽の光をたくさん浴びて育った株の方が多く含まれています。
ジャガイモのビタミンCはデンプンに包まれているので熱による損失が少く、細胞の老化防止や免疫力を高める抗酸化作用の働き、カリウムは体内の塩分濃度を調整して高血圧予防に効果があります。
また、ジャガイモの皮には食物繊維が豊富に含まれており、クロロゲン酸が多いので活性酸素から身を守る抗酸化作用が期待できるので皮も食べると健康に良いです。
但し、ジャガイモの芽や緑色に変色した皮の部分、未熟なジャガイモにはソラニンという有毒物質を含んでいます。ニュースでもよく放送されますが、食中毒を防ぐ為に料理する時は必ず取り除いてください。
このように、ジャガイモにはビタミンC、カリウム、食物繊維が多く含まれている健康によい食べ物で、煮物にして食べると美味しくいただけます。
ジャガイモを保存する時は、太陽の光に当てておくと緑化してしまうので日が当たらない場所で常温で保管してください。
2.ジャガイモのプランター菜園で使う道具・肥料・種いもと総費用
ジャガイモのプランター栽培を始める時は、プランター、培養土、肥料、種いもなどの資材を用意しましょう。
ここでは、ジャガイモ栽培に最適なおすすめの資材を紹介しています。
ジャガイモ栽培に必要な道具
プランター栽培では畑を耕すという大掛かりな作業はいらないので、家庭菜園が初めての方でも手軽に始められます。ここでは、ジャガイモのプランター栽培で用意する道具を紹介します。
用意する道具
- プランター:深底タイプのプランターを用意します。鉢底ネット付きがおすすめ。
- 培養土:ホームセンターで安売りしている土でOK。
- 移植ごて:土をプランターへ入れたり、種いもを植え付ける時に使います。
- ジョウロ:ハス口付き(シャワーにして水を出す)のジョウロを購入してください。
培養土以外は100円ショップで売っているもので対応できますので、100円ショップを活用して費用の節約をしましょう。
ジャガイモ栽培で使うおすすめのプランター
商品名:アイリスオーヤマ ベジタブルプランター 480
アイリスオーヤマのベジタブルプランター480は、土の深さは約20cm、土の量は約20L入るので、ジャガイモの栽培をするにはちょうどいい大きさのプランターです。
また、ベジタブルプランターにはスノコがついているので、鉢底ネットを別途購入しなくてもそのまま使える手軽さがあります。
480サイズのプランターでジャガイモの種いもは2個植え付けられるスペースがありますが、種いもをたくさん植え付けたい方は480サイズより一回り大きい680サイズが適しています。680サイズのプランターでジャガイモの種いもは3~4個植え付けられるスペースがあります。
ジャガイモ栽培で使うおすすめの培養土
商品名:自然応用科学 花と野菜の土 W効果 25L
自然応用科学の花と野菜の土(W効果)は、花と野菜の両方に使える繊維質が多いふかふかの培養土です。ジャガイモは土の中にできるので硬い土よりもふかふかした土の方が適しています。
花と野菜の土(W効果)の大きな特徴は、ふかふかした土質だけでなく排水性と保水性のバランスがいいこと、天然の有機リン酸などの緩効性の肥料が元肥として配合されているので肥料効果は長い間効くことです。
ジャガイモ栽培の肥料
プランター栽培では、肥料の効果が早く現れる速効性タイプの液体肥料か緩効性タイプの化成肥料が向いています。
肥料の効き具合が早い方が肥料の扱いは簡単で、肥料を追肥するかしないかでジャガイモの生長に大きく影響してきます。
プランター菜園で使う肥料の種類
- 液体肥料:原液を水で500~1000倍に薄めた後に定期的に水やりの代わりとして使います。
- 化成肥料:形は小サイズの粒状になっていて臭いはありません。定期的に土の上にばら撒いて使います。
ジャガイモ栽培で肥料を与える時の注意点は、窒素肥料を与えすぎるとジャガイモが肥大しなくなり、カリ肥料が少ないとジャガイモのデンプンの量が少なくなるので気をつけてください。
なお、1回野菜を育てた培養土を再利用してジャガイモ栽培する時は苦土石灰も準備してください。
ジャガイモ栽培で使うおすすめの肥料
商品名:サンアンドホープ ホクホク美味しく大きく育てる いもの肥料 500g
サンアンドホープのいもの肥料は、窒素・リン酸よりもカリが多く含有しているので、ジャガイモ、サツマイモ、サトイモなどのいもの栽培に適した肥料です。
普通の肥料でもジャガイモを育てることはできますが、いもの生長をよくしたいとお考えの方はいも専用の肥料を使うとつるボケせずに上手に育てることができます。
ジャガイモの品種
ジャガイモと一言でいってもいろいろな品種があります。ここでは、家庭菜園で人気があるおすすめの品種を紹介します。
ジャガイモの各品種の特徴
- 男爵:スーパーでよく見かける定番のジャガイモです。食べ慣れていて早生種で作りやすいので家庭菜園の人気商品です。煮物に使っても構いませんが煮崩れしやすいです。
- メークイン:男爵よりも甘味があるので旨みを感じ、煮物に使うと美味しくいただけます。煮崩れしにくいのでカレーなどに使うと最適です。中生種なので男爵よりは作りにくいです。
- 北あかり:男爵よりも粘りがあり、メークインよりも甘味が強いジャガイモです。早生種で病気に強く多収穫できるので作りやすいです。
おすすめのジャガイモの品種
商品名:ジャガイモの種いも(男爵)1kg
ジャガイモ栽培が初めてでどの品種を選べばいいのか迷っている方は、まずは育てやすい男爵を選んでみてはいかがでしょうか。
ジャガイモ栽培の総費用
プランターを使ってジャガイモを育てる時に用意する道具、肥料、種いもなどのおおよその費用を紹介します。
ジャガイモのプランター菜園の資材と費用
- プランター:500円(深底型で土が20L以上入るサイズ)
- 培養土:400円(ホームセンターで安売りしている培養土)
- 移植ごて:100円(100円ショップを利用)
- ジョウロ:100円(100円ショップを利用)
- 肥料:500円(液体肥料でも化成肥料でも構いません)
- 種いも:300円(10個くらいで1袋パック)
上記で紹介したアイテムはプランターのジャガイモ栽培で最低限必要となるもので、それぞれの費用を合計すると1900円くらいとなります。
100円ショップのアイテムで代用できるものがあれば費用の節約になります。
各資材の準備が整いましたら、次はジャガイモの育て方を見ていきましょう。
(記事作成日:2017年8月14日、最終更新日:2021年5月7日)