プランター菜園のつるなしインゲン栽培に必要な季節・道具・費用
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- 家庭菜園の悩み
- ジャンル
- つるなしインゲンの育て方
- 目的(解決できる悩み)
- プランターを使ってつるなしインゲンを育てる時に用意する資材がわかるようになること
- 準備に必要な費用
- 道具、肥料、種を購入して約1450円です
- 目次
- 1.つるなしインゲンのプランター菜園の基本情報・季節・栄養素
- つるなしインゲン栽培の基本情報と気を付けること
- つるなしインゲンの栽培に適した季節
- つるなしインゲンに含まれる栄養素
- 2.つるなしインゲンのプランター菜園で使う道具・肥料・種と総費用
- つるなしインゲン栽培に必要な道具
- つるなしインゲン栽培の肥料
- つるなしインゲンの品種
- つるなしインゲン栽培の総費用
1.つるなしインゲンのプランター菜園の基本情報・季節・栄養素
つるなしインゲンは5月に種を撒いて6~8月にかけて緑色の未熟なさやを収穫する春植え野菜です。
栽培の難易度は簡単なのでどなたでも大量に実ったインゲンの収穫を楽しむことができます。
また、ベータカロテンを多く含んでいる緑黄色野菜なので健康に良いです。インゲンの味噌味えにして食べると美味しいです。
つるなしインゲン栽培の基本情報と気を付けること
- つるなしインゲンの基本情報
- 原産地:中南米
- 野菜の科:マメ科
- 育てやすさ:簡単
- 日当たり:よい場所
- 肥料の量:窒素は少量。主にカリとリン酸を追肥する
- 土の酸度:pH6.0~6.5
- つるなしインゲンの栽培で気を付けること
- 寒さに弱いので気温が低いと種は発芽しません。
- 種撒き後は発芽するまで土を乾燥させないこと。
- 酸性土に弱いので必ず苦土石灰を撒いて土を中和してください。
- 同じマメ科の野菜と連作(同じ土で同じ科の野菜を毎年育て続けること)すると病気に掛かりやすく大きく生長しなくなるので2~3年休んでください。
- 気温が高い季節に咲いた花は受粉する前に落ちやすいです。
つるなしインゲンの栽培に適した季節
つるなしインゲン栽培を始める時は、一般的には5月中につるなしインゲンの種を撒いて、6月中旬~8月中旬にかけて大きく育ったインゲンのさやの収穫を行います。
- 用語の説明
- 植え付け:ビニールポットで育苗した苗をプランターへ定植すること
- 追肥:肥料を追加して足りなくなった栄養分を補うこと
この日程表は、比較的暖かい地域の場合を対象としていますので、北海道や内陸部などの涼しい気候では日程は異なります。
つるなしインゲンに含まれる栄養素
つるなしインゲンのベータカロテンの量は緑黄色野菜の基準値(600μg)よりも若干少ないですが、1回の食事で食べる量が多いので緑黄色野菜とされています。
ですので、つるなしインゲンをたくさん食べることにより、抗酸化作用による老化防止の効果があるとされているベータカロテンを多く摂取できます。
その他の体に良い効果としては、ビタミンCが多く含まれているので肌を正常に保つ美肌効果や免疫力アップが期待でき、食物繊維により腸の働きを促進させて血糖値やコレステロール値を抑えたり、ビタミンB群によって糖質をエネルギーに変えるなどの効果があります。
また、ミネラルも豊富に含まれており、カルシウムは骨や歯を作るのに必要、マグネシウムは骨や歯からカルシウムが溶け出すのを抑える作用や便秘の改善を促し、カリウムは体内の余分な塩分を体外へ排泄する作用で高血圧の予防や利尿作用によるむくみ解消の効果があります。
インゲンは栄養やミネラルが多い野菜です。生のまま天ぷらとして、軽くゆでて和えものやサラダなど調理方法を選ばないので毎日食べて健康な体を作りましょう。
2.つるなしインゲンのプランター菜園で使う道具・肥料・タネと総費用
つるなしインゲンのプランター栽培を始める時は、プランター、培養土、肥料、タネなどの資材を用意しましょう。
ここでは、つるなしインゲン栽培に最適なおすすめの資材を紹介しています。
つるなしインゲン栽培に必要な道具
プランター栽培では畑を耕すという大掛かりな作業はいらないので、家庭菜園が初めての方でも手軽に始められます。ここでは、つるなしインゲンのプランター栽培で用意する道具を紹介します。
用意する道具
- プランター:普通の大きさのプランターを用意。鉢底ネットが付属しているのがよい。
- 培養土:ホームセンターの安売り培養土でもしっかり育ちます。
- 移植ごて:土をプランターへ入れたり、苗の植え付け時に穴を掘る時に使います。
- ジョウロ:ハス口付き(水をシャワーにして出す)のジョウロを選んでください。
培養土以外は100円ショップで売っているもので対応できます。100円ショップを活用して賢く家庭菜園をしましょう。
つるなしインゲン栽培で使うおすすめのプランター
商品名:アイリスオーヤマ レリーフプランター 650
ホームセンターの園芸売り場に行けばどこでも売っている14Lの培養土が1袋入る長方形のプランターです。
特徴は、根腐れ防止に役立つスノコが付いているので鉢底石を敷き詰めなくてもいいことです。
花用として売られていて底が深くなくサイズが小さいプランターですが、私はこのプランターでつるなしインゲンを育てて1苗から30さや収穫できたので野菜栽培に使っても問題ありません。つるなしインゲンの苗は4苗植え付けられます。
レリーフプランター650では小さいと感じた方や収穫期間を長くしたい方はアイリスオーヤマのベジタブルプランター480のような土が20Lくらい入る深底タイプのプランターを用意してください。
つるなしインゲン栽培で使うおすすめの培養土
商品名:アイリスオーヤマ ゴールデン粒状培養土14L GRBA-14
ゴールデン粒状培養土は、普通の土ではなくペレット状の土で、粒が大きく団粒構造になっているので、保水性・通気性・排水性は抜群に良く、花と野菜用の培養土です。
粒状培養土の特徴は、加熱処理しているので雑菌が少なく安心して使うことができることです。
また、木質が入っていないのでキノコの発生確率は少なく、粒状なので雑草が生えてくる確率も少ないです。
家庭菜園が初めてでどの土を選べばいいのかわからない方や土に付着している菌が心配な方は試してみてください。
ゴールデン粒状培養土を使うと根の張りが良くなるので野菜が大きく育っていきますよ。
つるなしインゲン栽培の肥料
プランター栽培では、肥料の効き目が早く現れる速効性タイプの液体肥料か緩効性タイプの化成肥料が向いています。
肥料の効き具合が早い方が肥料の扱いは簡単で、肥料を追肥するかしないかで野菜の生長に大きく影響してきます。
プランター菜園で使う肥料の種類
- 液体肥料:原液を水で500~1000倍に薄めた後に水やりの代わりとして使います。
- 化成肥料:形は細かいサイズの粒状になっていて臭いがなく扱いやすいです。定期的に土の上にばら撒いて使います。
その他、1回野菜を育てた土を再利用して栽培する時は苦土石灰も準備してください。
つるなしインゲン栽培で使うおすすめの肥料
商品名:住友化学園芸 マイガーデンベジフル 1.6kg
マイガーデンベジフルは、窒素・リン酸よりカリが多く含まれている緩効性の粒状コーティング肥料です。
一番の特徴は、肥料の表面がコーティングされているので気温の違いで肥料が溶ける量をコントロールして普通の化成肥料よりも肥料効果が長持ちすることです。
また、腐植酸と植物性の有機質が配合されているので土の環境を整える効果も期待でき、元肥・追肥のどちらでも使うことができます。
つるなしインゲンの品種
つるなしインゲンと一言でいってもいろいろな品種があります。ここでは、家庭菜園で人気があるおすすめの品種を紹介します。
つるなしインゲンの各品種の特徴
- さつきみどり2号:丸さやで標準的な長さです。極早生なので初心者でも作りやすく家庭菜園の人気商品です。
- サクサク王子:名前の通りサクサクした食感が味わえます。丸さやで少し長く育てやすいのが特徴です。
- つるなしモロッコ:平さやで標準的な長さです。肉厚ですが柔らかいです。
おすすめのつるなしインゲンの品種
商品名:つるなしインゲン サクサク王子 サカタのタネ
つるなしインゲン栽培が初めてでどの品種を選べばいいのか迷っている方は、まずは育てやすいサクサク王子を選んでみてはいかがでしょうか。
つるなしインゲン栽培の総費用
プランターを使ってつるなしインゲンを育てる時に用意する道具、肥料、タネなどのおおよその費用を紹介します。
つるなしインゲンのプランター菜園の資材と費用
- プランター:250円(土が15Lくらい入るサイズ)
- 培養土:200円(ホームセンターで安売りしている培養土)
- 移植ごて:100円(100円ショップを利用)
- ジョウロ:100円(100円ショップを利用)
- 園芸ハサミ:100円(100円ショップを利用)
- 肥料:500円(液体肥料でも化成肥料でも構いません)
- タネ:200円(早生種が育てやすいです)
上記で紹介したアイテムはプランターのつるなしインゲン栽培で最低限必要となるもので、それぞれの費用を合計すると1450円くらいとなります。
100円ショップのアイテムで代用できるものがあれば費用の節約になります。
各資材の準備が整いましたら、次はつるなしインゲンの育て方を見ていきましょう。
(記事作成日:2016年9月19日、最終更新日:2023年1月16日)