プランター菜園のエダマメ栽培に必要な季節・道具・費用
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- 家庭菜園の悩み
- ジャンル
- エダマメの育て方
- 目的(解決できる悩み)
- プランターを使ってエダマメを育てる時に用意する資材がわかるようになること
- 準備に必要な費用
- 道具、肥料、タネを購入して約1450円です
- 目次
- 1.エダマメのプランター菜園の基本情報・季節・栄養素
- エダマメ栽培の基本情報と気を付けること
- エダマメの栽培に適した季節
- エダマメに含まれる栄養素
- 2.エダマメのプランター菜園で使う道具・肥料・種と総費用
- エダマメ栽培に必要な道具
- エダマメ栽培の肥料
- エダマメの品種
- エダマメ栽培の総費用
1.エダマメのプランター菜園の基本情報・季節・栄養素
エダマメは5月に種撒きをして7~8月にかけて緑色の未熟なさやを収穫する春植え野菜です。
栽培の難易度は簡単なのでどなたでも大量に実ったエダマメの収穫を楽しむことができます。
また、ベータカロテンを多く含んでいる緑黄色野菜なので健康に良いです。お湯に塩を加えて5~7分程ゆでて召し上がってください。
エダマメ栽培の基本情報と気を付けること
- エダマメの基本情報
- 原産地:東アジア
- 野菜の科:マメ科
- 育てやすさ:普通
- 日当たり:よい場所
- 肥料の量:窒素は少量で、主にカリとリン酸を追肥する
- 土の酸度:pH6.5くらい
- エダマメの栽培で気を付けること
- 寒さに弱く気温が低いと種は発芽しません。
- 種撒き後は発芽するまで土を乾燥させないこと。
- 酸性土に弱いので必ず苦土石灰を撒いて土を中和してください。
- 同じマメ科の野菜と連作(同じ土で同じ科の野菜を毎年育て続けること)すると病気に掛かりやすくなり生長が著しく悪くなるので2~3年休んでください。
- 窒素肥料を多くやりすぎると実つきが悪くなります。
エダマメの栽培に適した季節
エダマメ栽培を始める時は、一般的には5月中にエダマメの種撒きをして、7~8月にかけて大きく育ったエダマメのさやの収穫を行います。
- 用語の説明
- 植え付け:ビニールポットで育苗した苗をプランターへ定植すること
- 追肥:肥料を追加して足りなくなった栄養分を補うこと
この日程表は、比較的暖かい地域の場合を対象としていますので、北海道や内陸部などの涼しい気候では日程は異なります。
エダマメに含まれる栄養素
エダマメのベータカロテンの量は緑黄色野菜の基準値よりも若干少ないですが、1回の食事で食べる量が多いので緑黄色野菜に分類されています。
ですので、エダマメをたくさん食べることにより、抗酸化作用による老化防止の効果があるとされているベータカロテンを多く摂取できます。
エダマメは、ベータカロテンの他にも、タンパク質、糖質、ビタミンB1、ビタミンC、ミネラル、食物繊維などを多く含んでおりとても栄養価が高い野菜です。
タンパク質と糖質は体を作るのに必要なもので、ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きを助け、ビタミンCは肌を正常に整える働きをして、カリウムは塩分を排泄して高血圧を抑制と利尿作用によるむくみ解消、鉄分は貧血の防止、食物繊維は血糖値やコレステロール値を下げます。
一般的にはビタミンCは熱に弱いですが、マメはさやの中に入っているのでゆでてもビタミンCには影響ありません。
また、エダマメには大豆特有のサポニンという成分が含まれていて、血液中のコレステロール値や血圧を下げる効果があります。
エダマメはエネルギーと栄養が高い野菜です。おやつ代わりとして毎日食べて健康な体を作りましょう。
2.エダマメのプランター菜園で使う道具・肥料・タネと総費用
エダマメのプランター栽培を始める時は、プランター、培養土、肥料、タネなどの資材を用意しましょう。
ここでは、エダマメ栽培に最適なおすすめの資材を紹介しています。
エダマメ栽培に必要な道具
プランター栽培では畑を耕すという大掛かりな作業はいらないので、家庭菜園が初めての方でも手軽に始められます。ここでは、エダマメのプランター栽培で用意する道具を紹介します。
用意する道具
- プランター:普通の大きさのプランターを用意。スノコが付属しているのがよい。
- 培養土:ホームセンターの特価品でも大丈夫です。
- 移植ごて:土をプランターへ入れたり、苗の植え付け時に穴を掘る時に使います。
- ジョウロ:ハス口付き(水をシャワーにして出す)のジョウロを選んでください。
培養土以外は100円ショップで売っているもので対応できます。100円ショップを活用すれば費用を抑えられます。
エダマメ栽培で使うおすすめのプランター
商品名:アイリスオーヤマ レリーフプランター 650
ホームセンターの園芸売り場に行けばどこでも売っている14Lの培養土が1袋入る長方形のプランターです。
特徴は、根腐れ防止に役立つスノコが付いているので鉢底石を敷き詰めなくてもいいことです。
花用として売られていて底が深くなくサイズが小さいプランターですが、私はこのプランターでエダマメを育てて1苗から30さや収穫できたので野菜栽培に使っても問題ありません。エダマメの苗は3苗植え付けられます。
レリーフプランター650では小さいと感じた方や収穫期間を長くしたい方はアイリスオーヤマのベジタブルプランター480のような土が20Lくらい入る深底タイプのプランターを用意してください。
エダマメ栽培で使うおすすめの培養土
商品名:アイリスオーヤマ ゴールデン粒状培養土14L GRBA-14
ゴールデン粒状培養土は、普通の土ではなくペレット状の土で、粒が大きく団粒構造になっているので、保水性・通気性・排水性は抜群に良く、花と野菜用の培養土です。
粒状培養土の特徴は、加熱処理しているので雑菌が少なく安心して使うことができることです。
また、木質が入っていないのでキノコの発生確率は少なく、粒状なので雑草が生えてくる確率も少ないです。
家庭菜園が初めてでどの土を選べばいいのかわからない方や土に付着している菌が心配な方は試してみてください。
ゴールデン粒状培養土を使うと根の張りが良くなるので野菜が大きく育っていきますよ。
エダマメ栽培の肥料
プランター栽培では、肥料の効き目に速効性がある液体肥料か緩効性の化成肥料が向いています。
肥料の効き具合が早い方が肥料の扱いが簡単で、肥料を追肥するかしないかで野菜の生長に大きく影響してきます。
プランター菜園で使う肥料の種類
- 液体肥料:原液を水で500~1000倍に薄めた後に水やりの代わりとして使います。
- 化成肥料:形は細かいサイズの粒状になっていて臭いがなく扱いやすいです。定期的に土の上にばら撒いて使います。
なお、1回野菜を育てた土を再利用して栽培する時は苦土石灰を用意して酸度(pH)を調整してください。
エダマメ栽培で使うおすすめの肥料
商品名:住友化学園芸 マイガーデンベジフル 1.6kg
マイガーデンベジフルは、窒素・リン酸よりカリが多く含まれている緩効性の粒状コーティング肥料です。
一番の特徴は、肥料の表面がコーティングされているので気温の違いで肥料が溶ける量をコントロールして普通の化成肥料よりも肥料効果が長持ちすることです。
また、腐植酸と植物性の有機質が配合されているので土の環境を整える効果も期待でき、元肥・追肥のどちらでも使うことができます。
エダマメの品種
エダマメと一言でいってもいろいろな品種があります。ここでは、家庭菜園で人気があるおすすめの品種を紹介します。
エダマメの各品種の特徴
- おつな姫:香り甘味ともに優れた3粒ざやのエダマメ。早生種なので初心者でも育てやすく家庭菜園の人気商品です。
- 夏の調べ:香りがよい3粒ざやの茶豆が作れます。極早生で多収穫できるのが特徴です。
- 湯あがり娘:茶豆特有の香ばしい香りと甘みがすばらしい3粒ざやのエダマメ。
- 福成:風味がすばらしい3粒ざやの茶豆のエダマメです。中早生種なので家庭菜園でも育てやすいです。
おすすめのエダマメの品種
商品名:エダマメ おつな姫 サカタのタネ(25ml)早生
エダマメ栽培が初めてでどの品種を選べばいいのか迷っている方は、まずは育てやすいおつな姫を選んでみてはいかがでしょうか。
エダマメ栽培の総費用
プランターを使ってエダマメを育てる時に用意する道具、肥料、タネなどのおおよその費用を紹介します。
エダマメのプランター菜園の資材と費用
- プランター:250円(土が15Lくらい入るサイズ)
- 培養土:200円(ホームセンターで安売りしている培養土)
- 移植ごて:100円(100円ショップを利用)
- ジョウロ:100円(100円ショップを利用)
- 園芸ハサミ:100円(100円ショップを利用)
- 肥料:500円(液体肥料でも化成肥料でも構いません)
- タネ:200円(早生種が育てやすいです)
上記で紹介したアイテムはプランターのエダマメ栽培で最低限必要となるもので、それぞれの費用を合計すると1450円くらいとなります。
100円ショップのアイテムで代用できるものがあれば費用の節約になります。
各資材の準備が整いましたら、次はエダマメの育て方を見ていきましょう。
(記事作成日:2016年9月20日、最終更新日:2021年5月11日)