食物以外で起きる幼児期のアレルギーの要因

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生活環境が要因で発生する幼児期までのアレルギーの基礎知識

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何を食べると食物アレルギーになるの?
目的(解決できる悩み)
生活環境によるアレルギーの要因がわかるようになること
目次
1.幼児期までのアレルギーの基礎知識
アレルギーの原因になるものとは
2.生活環境が要因のアレルギーの種類
残留農薬による作物の汚染
PM2.5の粒子状物質による大気汚染
衣類の洗濯に使っている洗剤や柔軟剤の香料
除菌ウェットティッシュ、除菌消臭スプレー、薬用ボディーソープの刺激
アレルギーの原因は体質により変わる

1.幼児期までのアレルギーの基礎知識

幼児期までの食物アレルギーの原因は、鶏卵、牛乳、小麦などの特定の食べ物からです。

その他のアレルギーの要因では、食品添加物やPM2.5などのような生活環境の悪化によるものもあります。

アレルギーの原因になるものとは

鶏卵は食物アレルギーの原因の1つ

最近では、食物アレルギーの子供が増えていますが、その原因は幼児期までは、鶏卵、牛乳、小麦などに含まれるたんぱく質を摂取した時にアレルギーの症状が多く現れるとされています。

主なアレルギーの症状といえば、

アレルギーの症状

  • 吐き気がする
  • お腹が痛くなり下痢になる
  • 咳き込んでゼーゼーする
  • 体にじんましんが出る

などが一般的ですが、生命の危険に関わるアナフィラキシーショックになることもあります。

昔はあまり聞いたことがない言葉ですが、最近ではエピペン注射といってアレルギーの症状が現れたら医師の治療を受けるまでの間症状を和らげる目的でアドレナリンを自分で打つ人もいます。

幼児期までの食物アレルギーの主な原因は、鶏卵、牛乳、小麦などの特定の食べ物からたんぱく質を摂取することですが、その他には遺伝によってアレルギーになりやすい体質の可能性もあります。

また、アトピー性皮膚炎などの皮膚アレルギー症状では、遺伝的によるものと生活環境によるものの2つの原因が考えられ、生活環境が原因で起こっている場合は環境を変えれば改善することが多いです。
※皮膚アレルギー症状は、表皮のランゲルハンス細胞という体内に異物を発見した時に反応する細胞の過剰な働きによって起こることがわかってきています。

例えば、生活環境で起こる代表的な要因としては、作物の残留農薬や食品添加剤が多く含まれている食品を食べていたり、PM2.5の粒子による大気汚染、洗濯で使っている洗剤や柔軟剤の香料、部屋の中に吹きかけている除菌消臭スプレーなどでも体質によっては体にアレルギー症状がでるので、自分の身がさらされている環境によりアレルギーの要因は複雑に絡み合っていますが、それらの要因を除去したら症状が改善する可能性があります。

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2.生活環境が要因のアレルギーの種類

生活環境が要因のアレルギーは、残留農薬、PM2.5、洗剤や柔軟剤、除菌スプレー、体質により起こるか起こらないか変わります。

もし、アレルギーが発生してしまったら刺激が少なくなるように解決策を考えましょう。

残留農薬による作物の汚染

日本国内で消費される大部分の作物は輸入に頼っていて、作物を収穫した後に品質の低下を起こさない為にカビや害虫の発生を抑える防カビ剤や殺菌剤といったポストハーベスト農薬を散布してから輸入しています。

特に外国から大量に輸入されている小麦がポストハーベスト農薬で問題視されていることが有名なので、小麦を国産に切り替えるのも1つの方法です。

しかし、残留農薬の問題は、輸入される作物のポストハーベスト農薬だけが問題ではなく、日本で作られている野菜などの作物でも虫食いを避けるために農薬を使って栽培・収穫してスーパーに並べられるので、野菜の残留農薬が気になる方は庭先やプランターを使って自分で栽培するしか方法はありません。

また、大量生産して安売りしている鶏の卵は鶏の家畜のえさに殺菌剤・抗菌剤(抗生物質)が含まれて育てられており、私たちが口にする食べ物はアレルギーが起きやすい環境にさらされているので、信頼できる農場から商品を購入するのがアレルギーを防ぐ有効な方法です。

PM2.5の粒子状物質による大気汚染

PM2.5とは、粒径が2.5μm以下の微小粒子状物質のことです。汚れた空気で大気が淀んでいる映像が映し出されてテレビなどでよく話題になっていますよね。

PM2.5の粒子は中国から風に乗って運ばれてくるものだと思われていますが、ディーゼルエンジン車からの排出ガスに多量に含まれていますので、日本国内でもディーゼルエンジンを搭載した乗用車、バス、トラックが道路をたくさん走っていれば、その近くではPM2.5の粒子はたくさん舞い上がっています。

ディーゼル車が多く走っている幹線道路の近くにお住まいの方は,PM2.5に対応した空気清浄機やマスクなどで対策を行った方がいいでしょう。

衣類の洗濯に使っている洗剤や柔軟剤の香料

最近では香りが素晴らしいという洗濯用洗剤や柔軟剤がいろいろなメーカーから販売されていますが、洗濯用洗剤の本来の目的は衣類を洗うこと、柔軟剤の本来の目的は繊維を柔らかくすることで香りを楽しむものではありません。

良い香りはどのように付けるのかというと製品に人工合成香料を配合していることが一般的です。

良い香りを楽しむ為の人工合成香料は体質によって、頭痛、吐き気、咳き込む、かゆい、目がしぶしぶするなどの症状が起こることがあるので注意が必要です。

人工合成香料は洗剤や柔軟剤の他にも様々な商品に使われています。身近なものでは、ボディーソープ、シャンプー、芳香剤にも使われていますので、香り付きの洗剤や柔軟剤などに変えたら体の調子が悪くなったと言う方は一度確認してみてください。

除菌ウェットティッシュ、除菌消臭スプレー、薬用ボディーソープの刺激

除菌ウェットティッシュや除菌消臭スプレーなどは、除菌剤として陽イオン界面活性剤(カチオン系)の第4級アンモニウム塩(ベンザルコニウム、QUAT)が使われることが一般的です。

陽イオン界面活性剤は殺菌力があり皮膚への刺激性が強い化学物質なので、毎日のように除菌ウェットティッシュで肌を拭いたり、除菌スプレーを布団、カーペット、衣類、タオルなど部屋中のものに吹きかけていると、皮膚が弱い方はアレルギー症状を起こしやすくなります。

除菌スプレーは細菌を除去できてもウイルスを除去できない商品もあり、除菌スプレーを使って除菌しているから安全というわけではありません。大量に使っていると除菌剤自体が皮膚に害を及ぼすことがあることを覚えておいてください。

また、お風呂で身体を洗う時に使う薬用ボディーソープや薬用石鹸で殺菌力が強いことをウリにしている商品は、陽イオン界面活性剤が主成分なので大量に使うと刺激が強く皮膚にはよくありません。
※直接肌に触れるものなので敏感な肌の方は刺激により肌がヒリヒリしたり湿疹が起こりやすくなります。

人間の体は良い菌と悪い菌の割合がバランスよく保たれていますが、殺菌すると良い菌も悪い菌も殺してしまいます。

殺菌の効果がなくなった後に良い菌よりも悪い菌が増殖してしまうと免疫力が低下して炎症を起こすことがあるので気をつけましょう。

おすすめ商品おすすめのせっけん

商品名:ミヨシ無添加石鹸白いせっけん3P(1個108gのせっけんが3個パック)

ミヨシの無添加せっけんは、人工合成界面活性剤、香料、着色料、防腐剤を配合していない純石鹸なので、肌が弱い人でも安心して使うことができる商品です。

いつも使っているボディーソープが自分の肌に合わないと感じている方は、ミヨシの無添加石鹸を一度試してみてください。

アレルギーの原因は体質により変わる

アレルギー症状が現れるか現れないかは人それぞれの体質により変わりますが、ゴキブリやダニ用の殺虫剤、衣類の防虫剤、蚊取り線香、フッ素入り歯磨き粉、つぶつぶ(マイクロプラスチック)入りの歯磨き粉などの私たちの生活に身近なものでも現れることがあります。

日常的に使っている化学物質が実はアレルギーの原因だったということも考えられるので購買意欲をそそるテレビCMのイメージだけで商品を選ばないようにしてください。

化学物質は低濃度では問題なくても高濃度であったり多用して蓄積するとアレルギー症状が現れるようになることもあるので、アレルギーの原因がよくわからない時は身近にある化学物質を疑ってみてください。

もし、アレルギーの原因が食べ物ではなかったら、窓を開けてふとんに付着しているダニや部屋の床に溜まっているほこりを掃除機で吸い取る、湿気が多い場所に発生するカビをきれいに掃除する、洗剤や柔軟剤は無香料を使う、除菌消臭スプレーは多用しないようにする、ボディーソープは低刺激タイプを使うようにするなどの対策を施し皮膚へ与える刺激を極力少なくしましょう。

アレルギー症状を悪化させない為には、皮膚のトラブルは一般皮膚科、呼吸のトラブルは呼吸器科や耳鼻科を早めに受診して適切な治療・予防をすることが大切です。

(記事作成日:2017年11月6日、最終更新日:2019‎年9‎月10‎日)

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