車の燃料添加剤の効果を体感する方法

１．自動車用の燃料添加剤の基礎知識

ホームセンターやカー用品店に行くと車の燃料添加剤がたくさん売られていますが、本当に商品のパッケージに書いてある効果があるのかは今もな疑問でお謎に包まれたままです。

燃料添加剤を使っても効果がないんだったら、効果を期待して入れてもガッカリですし何しろ使う意味がありませんよね。

そこで、燃料添加剤（洗浄剤、水抜き剤）を入れるとどのような効果が期待できるのか説明します。

車の燃料添加剤（シュアラスターのループスムースショット、クレのバイタルクリアガス）

ホームセンターのカー用品売り場に行くといろいろな燃料添加剤が売られていますよね。

商品を手に取ってパッケージに書いてある説明文を読んで見ると、

燃料添加剤の効果

などと書かれていますが、家の近所のホームセンターで購入した燃料添加剤を車の燃料タンクに注入してみても、なんとなくエンジンの吹け上がりが良くなったというプラシーボ効果くらいしか感じないことが多いです。

しかしながら、すべての燃料添加剤の効果が期待できないのかというとそうではありません。ちゃんと効果が体感できる燃料添加剤もいくつかありますので心配しないでください。

私の実際の経験では、ホームセンターで販売されているいろいろな燃料添加剤を使ってみて効果が実感できたのは、上の写真のシュアラスターのループスムースショットとKUREのバイタルクリアの2つです。

また、ホームセンターではなくバイク用品店やカー用品店で販売されているワコーズのフューエルワン（F-1）という燃料添加剤も効果が体感できます。
※フューエルワンはホームセンターでは販売されていないと思うのでクルマ好きではない人は存在を知らないですよね。

どちらかといえば、シュアラスターのループスムースショットやKUREのバイタルクリアよりもフューエルワンの方がエンジンのアンドリングと吹け上がりは良くなります。

したがいまして、私が一番効果が体感できた燃料添加剤の商品は何かというとフューエルワンです。私は効果が体感できて以来フューエルワンを車やバイクに定期的に愛用しています。

このように、燃料添加剤は効果が期待できるものとできないものがあることを覚えておいてください。

ホームセンターやカー用品店では燃料添加剤のコーナーに水抜き剤が並んでいますよね。

水抜き剤って燃料添加剤なのと疑問に思っている人は多いと思いますが、燃料添加剤を大きく分けると、

燃料添加剤の種類

という3タイプがあります。

したがいまして、水抜き剤は水を排出する目的で使う燃料添加剤です。燃焼室の汚れを取り除く一般的な燃料添加剤の他には水抜き剤という商品もあるということです。カー用品店にはいろいろな燃料添加剤が販売されていますので、目的に応じて使い分けるようにしてください。

水抜き剤の使い方は、燃料タンク内に温度差で結露して溜まった水分を、ガソリンと水分を混ぜて燃焼室へ送る際に使いますが、極寒の地域以外では意図的に水を入れない限りはたいして溜まっていません。

少しくらいの水なら燃焼室で水蒸気になって排出されます。水抜き剤は入れ過ぎるとエンジンが不調になりますしゴム類の劣化が早まるので注入する量を守ってください。

但し、毎回燃料タンクの半分までしか燃料を給油しないという方は結露して水分が溜まりやすいので、パワーダウンや燃費の悪化に見舞われてきたら水抜き剤を入れた方がいいです。

また、有名石油メーカーの看板を掲げていない激安店のガソリンを入れるとアイドリングが不安定になったり、燃費が落ちるなどのエンジンの不調につながりやすいので注意した方がいいです。

シュアラスターのループスムースショット

洗浄系の燃料添加剤を入れるとエンジン内部が綺麗になるといわれてもエンジン部品をばらしてみないと本当に綺麗になっているのか確認できませんし、水抜き剤を入れると燃料タンク内の水が排出されるといわれても燃料タンクの中がどうなっているのかわかりませんよね。

洗浄系の燃料添加剤の効果の体感は、次のように、エンジン、アクセルの開度、上り坂、燃料計でも確認できます。

洗浄系の燃料添加剤の体感

なぜ、そのようなことが体感できるのかというと、エンジン内部の汚れが除去できると新車の時のような本来あるべき状態に近づくからです。

また、水抜き剤の効果の体感は、燃料タンク内の水が排出できると加速時や信号待ちなどで息継ぎしていたのが直ったりします。

なお、燃料添加剤を入れても効果が体感できない時は、エンジン内部があまり汚れていない、燃料タンクにあまり水が溜まっていない、効果が期待できない商品を入れているかのどれかが原因です。

燃料添加剤を入れると効果が体感できる時とできない時があることを覚えておいてください。

（記事作成日：2018年8月19日、最終更新日：2021‎年7‎月14‎日）