プランター菜園のピーマン栽培に必要な季節・道具・費用
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- 家庭菜園の悩み
- ジャンル
- ピーマンの育て方
- 目的(解決できる悩み)
- プランターを使ってピーマンを育てる時に用意する資材がわかるようになること
- 準備に必要な費用
- 道具、肥料、苗を購入して約1700円です
- 目次
- 1.ピーマンのプランター菜園の基本情報・季節・栄養素
- ピーマン栽培の基本情報と気を付けること
- ピーマンの栽培に適した季節
- ピーマンに含まれる栄養素
- 2.ピーマンのプランター菜園で使う道具・肥料・苗と総費用
- ピーマン栽培に必要な道具
- ピーマン栽培の肥料
- ピーマンの品種
- ピーマン栽培の総費用
1.ピーマンのプランター菜園の基本情報・季節・栄養素
ピーマンは5月に苗を植え付けて6~9月にかけて緑色の未熟果を収穫する春植え野菜です。
栽培の難易度は簡単なのでどなたでも大量に実ったピーマンの収穫を楽しむことができます。
また、ベータカロテンを多く含んでいる緑黄色野菜なので健康に良いです。炒め物にして料理すると美味しいく食べられます。
ピーマン栽培の基本情報と気を付けること
- ピーマンの基本情報
- 原産地:熱帯アメリカ
- 野菜の科:ナス科
- 育てやすさ:簡単
- 日当たり:よい場所
- 肥料の量:多め
- 土の酸度:pH6.0~6.5
- コンパニオンプランツ:ニラ
- ピーマンの栽培で気を付けること
- 日なたと風通りが良い場所を選んでください。
- 高温を好むので暖かくなってから植え付けます。
- 徒長しておらず花が咲きそうな苗を植え付けます。
- 同じナス科の野菜と連作(同じ土で同じ科の野菜を毎年育て続けること)すると生長が悪くなるので3年休みます。
- 土が乾燥すると落花が多くなり収穫量が減ります。
ピーマンの栽培に適した季節
ピーマン栽培を始める時は、一般的には5月上旬に市販されているピーマンの苗を植え付けて、6月中旬~9月中旬にかけて大きく育った緑色の未熟の実の収穫を行います。
- 用語の説明
- 支柱立て:50cmくらいの長さの支柱を立てること
- 誘引:倒れないように枝をひもで支柱に結びつけること
- わき芽かき:たくさんの本数伸びた芽をいくつか摘み取ること
- 追肥:肥料を追加して足りなくなった栄養分を補うこと
この日程表は、比較的暖かい地域の場合ですので、北海道や内陸部などの涼しい気候では異なります。
ピーマンに含まれる栄養素
ピーマンのベータカロテンの量は緑黄色野菜の基準値よりも少ないですが、1回の食事で食べる量が比較的多いので緑黄色野菜に分類されています。
したがって、ピーマンをたくさん食べるとベータカロテンをたくさん摂取することができるので、ベータカロテンの役割である抗酸化作用による老化防止効果が期待できます。
その他には、ビタミンCが多く含まれているので肌荒れを抑える美肌効果や疲労回復が期待でき、ビタミンEによる血行促進作用、カリウムによる高血圧予防効果もあります。また、苦み成分であるクエルシトリンにも高血圧抑制の効果があります。
ビタミンCといえば熱に弱いですが、ピーマンのビタミンCは食物繊維がしっかりしているので加熱調理しても壊れにくい特徴があります。
ピーマンは、とても栄養価が高い野菜ですので炒め物などに利用して毎日食べて健康な体を維持しましょう。
なお、甘味種のピーマンと辛味種のトウガラシの違いは辛いか辛くないかの違いです。緑色の未熟果のピーマンよりも赤色に完熟したピーマンの方が栄養価は高く、赤色・黄色・オレンジ色に完熟したパプリカの方がより栄養価は高くなる特徴があります。
2.ピーマンのプランター菜園で使う道具・肥料・苗と総費用
ピーマンのプランター栽培を始める時は、プランター、培養土、肥料、苗などの資材を用意しましょう。
ここでは、ピーマン栽培に最適なおすすめの資材を紹介しています。
ピーマン栽培に必要な道具
プランター栽培では畑を耕すという大掛かりな作業はいらないので、家庭菜園が初めての方でも手軽に始められます。ここでは、ピーマンのプランター栽培で用意する道具を紹介します。
用意する道具
- プランター:大きくなくても大丈夫です。鉢底ネットが付属しているか確認。
- 培養土:値段は生長にあまり関係ないので、ホームセンターで安売りしている土でもOK。
- 移植ごて:土をプランターへ入れたり、苗を植え付ける時に使います。
- ジョウロ:ハス口付き(シャワーにして水を出す)のジョウロを購入してください。
- 支柱:50cmくらいの長さの支柱を用意します。
- ひも:誘引する時に使います。柔らかいひもなら何でもいいです。
培養土以外は100円ショップで売っているもので対応できます。100円ショップを利用すれば費用の節約ができます。
ピーマン栽培で使うおすすめのプランター
商品名:アイリスオーヤマ レリーフプランター 650
ホームセンターの園芸売り場に行けばどこでも売っている14Lの培養土が1袋入る長方形のプランターです。
特徴は、根腐れ防止に役立つスノコが付いているので鉢底石を敷き詰めなくてもいいことです。
花用として売られていて底が深くなくサイズが小さいプランターですが、私はこのプランターでピーマンを育てて1苗から30個収穫できたので野菜栽培に使っても問題ありません。ピーマンの苗は2苗植え付けられます。
レリーフプランター650では小さいと感じた方や収穫期間を長くしたい方はアイリスオーヤマのベジタブルプランター480のような土が20Lくらい入る深底タイプのプランターを用意してください。
ピーマン栽培で使うおすすめの培養土
商品名:アイリスオーヤマ ゴールデン粒状培養土14L GRBA-14
ゴールデン粒状培養土は、普通の土ではなくペレット状の土で、粒が大きく団粒構造になっているので、保水性・通気性・排水性は抜群に良く、花と野菜用の培養土です。
粒状培養土の特徴は、加熱処理しているので雑菌が少なく安心して使うことができることです。
また、木質が入っていないのでキノコの発生確率は少なく、粒状なので雑草が生えてくる確率も少ないです。
家庭菜園が初めてでどの土を選べばいいのかわからない方や土に付着している菌が心配な方は試してみてください。
ゴールデン粒状培養土を使うと根の張りが良くなるので野菜が大きく育っていきますよ。
ピーマン栽培の肥料
プランター栽培では、肥料の効き目に速効性がある液体肥料か緩効性の化成肥料を用意してください。肥料の効き具合が早い方が育てやすいです。
肥料の効き具合が早い方が肥料の扱いは簡単で、肥料を追肥するかしないかで野菜の生長に大きく影響してきます。
プランター菜園で使う肥料の種類
- 液体肥料:原液を水で500~1000倍に薄めた後に定期的に水やりの代わりとして使います。
- 化成肥料:小さな粒状になっていて臭いはなく扱いやすいです。定期的に土の上にばら撒いて使います。
なお、1回野菜を育てた土を再利用してピーマンの栽培をする時は苦土石灰も用意してください。
ピーマン栽培で使うおすすめの肥料
商品名:住友化学園芸 マイガーデンベジフル 1.6kg
マイガーデンベジフルは、窒素・リン酸よりカリが多く含まれている緩効性の粒状コーティング肥料です。
一番の特徴は、肥料の表面がコーティングされているので気温の違いで肥料が溶ける量をコントロールして普通の化成肥料よりも肥料効果が長持ちすることです。
また、腐植酸と植物性の有機質が配合されているので土の環境を整える効果も期待でき、元肥・追肥のどちらでも使うことができます。
ピーマンの品種
ピーマンと一言でいってもいろいろな品種があります。ここでは、家庭菜園で人気があるおすすめの品種を紹介します。
ピーマンの各品種の特徴
- 京みどり:病気に強くたくさん収穫できる小ぶりのピーマン。育てやすいので家庭菜園の人気商品です。
- 京波:実にしわがあまりなく肉厚で中くらいの大きさのピーマン。病気にも強く育てやすいです。
- ニューエース:中型のピーマンで肉厚があります。作りやすく多収穫可能です。
おすすめのピーマンの品種
商品名:【てしまの苗】ピーマン苗 京みどり 断根接木苗 9cmポット
ピーマン栽培が初めてでどの品種を選べばいいのか迷っている方は、まずは育てやすい接木苗の京みどりを選んでみてはいかがでしょうか。
ピーマン栽培の総費用
プランターを使ってピーマンを育てる時に用意する道具、肥料、苗などのおおよその費用を紹介します。
ピーマンのプランター菜園の資材と費用
- プランター:250円(土が15Lくらい入るサイズ)
- 培養土:200円(ホームセンターで安売りしている培養土)
- 移植ごて:100円(100円ショップを利用)
- ジョウロ:100円(100円ショップを利用)
- 園芸ハサミ:100円(100円ショップを利用)
- 支柱:100円(100円ショップを利用)
- 誘引用のひも:100円(100円ショップを利用)
- 肥料:500円(液体肥料でも化成肥料でも構いません)
- 苗:250円(接ぎ木タイプ)
上記で紹介したアイテムはプランターのピーマン栽培で最低限必要となるもので、それぞれの費用を合計すると1700円くらいとなります。
100円ショップのアイテムで代用できるものがあれば費用の節約になります。
各資材の準備が整いましたら、次はピーマンの育て方を見ていきましょう。
(記事作成日:2016年9月18日、最終更新日:2023年2月24日)