プランター菜園のミニトマト栽培に必要な季節・道具・費用
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- ミニトマトの育て方
- 目的(解決できる悩み)
- プランターを使ってミニトマトを育てる時に用意する資材がわかるようになること
- 準備に必要な費用
- 道具、肥料、苗を購入して約1800円です
- 目次
- 1.ミニトマトのプランター菜園の基本情報・季節・栄養素
- ミニトマト栽培の基本情報と気を付けること
- ミニトマトの栽培に適した季節
- ミニトマトに含まれる栄養素
- 2.ミニトマトのプランター菜園で使う道具・肥料・苗と総費用
- ミニトマト栽培に必要な道具
- ミニトマト栽培の肥料
- ミニトマトの品種
- ミニトマト栽培の総費用
1.ミニトマトのプランター菜園の基本情報・季節・栄養素
ミニトマトは5月に苗を植え付けて7~8月にかけて成熟した果実を収穫する春植え野菜です。栽培の難易度は簡単なのでどなたでも大量に実ったミニトマトの収穫を楽しむことができます。
また、ベータカロテンなどの栄養素を多く含んでいる緑黄色野菜なので毎日ミニトマトを食べると医者がいらないほど健康に良いといわれています。
ミニトマト栽培の基本情報と気を付けること
- ミニトマトの基本情報
- 原産地:南アメリカのアンデス山脈の高原地帯
- 野菜の科:ナス科
- 育てやすさ:簡単
- 日当たり:よい場所
- 肥料の量:普通
- 土の酸度:pH6.0~6.5
- コンパニオンプランツ:ニラ
- ミニトマトの栽培で気を付けること
- 日当たりが良い場所で育てないと実着きが悪くなります。
- 長雨が続くと成熟した実が割れることがあります。
- 同じナス科の野菜と連作(同じ土で同じ科の野菜を毎年育て続けること)すると生長が悪くなるので3年休んでください。
- 1番初めに花が咲く房は確実に実を着かせないとつるボケします。
ミニトマトの栽培に適した季節
ミニトマト栽培を始める時は、一般的には5月上旬に市販されているミニトマトの苗を植え付けて、7~8月にかけて成熟した果実の収穫を行います。
- 用語の説明
- 支柱立て:150cmくらいの長さの支柱を立てること
- 誘引:倒れないように枝をひもで支柱に結びつけること
- わき芽かき:たくさんの本数伸びた芽をいくつか摘み取ること
- 追肥:肥料を追加して足りなくなった栄養分を補うこと
この日程表は、比較的暖かい地域の場合ですので、北海道や内陸部などの涼しい気候では異なります。
ミニトマトに含まれる栄養素
トマトのベータカロテンの量は緑黄色野菜の基準値を満たしていませんが、1回の食事で食べる量が多いので緑黄色野菜に分類されています。
トマトは、大玉、中玉、ミニトマトがありますが、ベータカロテンの量はミニトマトの方が多いです。トマトをたくさん食べるとベータカロテンをたくさん摂取することができるのでベータカロテンの抗酸化作用により老化防止が期待できます。
その他には、ビタミンCが多く含まれているので美肌効果や免疫力アップ、カリウムによる高血圧予防効果もあります。
トマトの一番の特徴としてはリコピンが含まれていることです。リコピンとは、トマトの赤色や黄色の色素のことでベータカロテンよりも強力な抗酸化作用を持っています。
トマトはサラダとして生で食べるよりも、熱を加えた方がより多くのリコピンを体内に吸収できるようになるので炒め物として食べてみてはいかがでしょうか。
黄色いトマトはシス型リコピンが多く含まれるので生のまま食べても体内へ吸収しやすいです。
2.ミニトマトのプランター菜園で使う道具・肥料・苗と総費用
ミニトマトのプランター栽培を始める時は、プランター、培養土、肥料、苗などの資材を用意しましょう。
ここでは、ミニトマト栽培に最適なおすすめの資材を紹介しています。
ミニトマト栽培に必要な道具
プランター栽培では畑を耕すという大掛かりな作業はいらないので、家庭菜園が初めての方でも手軽に始められます。ここでは、ミニトマトのプランター栽培で用意する道具を紹介します。
用意する道具
- プランター:大きくなくても大丈夫です。スノコが付属されているか確認。
- 培養土:ホームセンターで安売りしている土で構いません。
- 移植ごて:土をプランターへ入れたり、苗を植え付ける時に使います。
- ジョウロ:ハス口付き(シャワーにして水を出す)のジョウロを購入してください。
- 支柱:150cmくらいの長さの支柱を用意します。
- ひも:誘引する時に使います。柔らかいひもなら何でもいいです。
培養土以外は100円ショップで売っているもので十分です。100円ショップを利用すれば安上がりです。
ミニトマト栽培で使うおすすめのプランター
商品名:アイリスオーヤマ レリーフプランター 650
ホームセンターの園芸売り場に行けばどこでも売っている14Lの培養土が1袋入る長方形のプランターです。
特徴は、根腐れ防止に役立つスノコが付いているので鉢底石を敷き詰めなくてもいいことです。
花用として売られていて底が深くなくサイズが小さいプランターですが、私はこのプランターでミニトマトを育てて1苗から100個収穫できたので野菜栽培に使っても問題ありません。ミニトマトの苗は2苗植え付けられます。
レリーフプランター650では小さいと感じた方や収穫期間を長くしたい方はアイリスオーヤマのベジタブルプランター480のような土が20Lくらい入る深底タイプのプランターを用意してください。
ミニトマト栽培で使うおすすめの培養土
商品名:アイリスオーヤマ ゴールデン粒状培養土14L GRBA-14
ゴールデン粒状培養土は、普通の土ではなくペレット状の土で、粒が大きく団粒構造になっているので、保水性・通気性・排水性は抜群に良く、花と野菜用の培養土です。
粒状培養土の特徴は、加熱処理しているので雑菌が少なく安心して使うことができることです。
また、木質が入っていないのでキノコの発生確率は少なく、粒状なので雑草が生えてくる確率も少ないです。
家庭菜園が初めてでどの土を選べばいいのかわからない方や土に付着している菌が心配な方は試してみてください。
ゴールデン粒状培養土を使うと根の張りが良くなるので野菜が大きく育っていきますよ。
ミニトマト栽培の肥料
プランター栽培では、肥料の効き目に速効性がある液体肥料か緩効性の化成肥料を用意してください。
速効性や緩効性の肥料は主に追肥として使い、肥料を追肥するかしないかで野菜の生長に大きく影響してきます。
プランター菜園で使う肥料の種類
- 液体肥料:原液を水で500~1000倍に薄めた後に定期的に水やりの代わりとして使います。
- 化成肥料:小さな粒状になっていて臭いがなく扱いやすいです。定期的に土の上にばら撒いて使います。
なお、1回野菜を育てた土を再利用してミニトマトの栽培をする時は苦土石灰も用意してください。
ミニトマト栽培で使うおすすめの肥料
商品名:住友化学園芸 マイガーデンベジフル 1.6kg
マイガーデンベジフルは、窒素・リン酸よりカリが多く含まれている緩効性の粒状コーティング肥料です。
一番の特徴は、肥料の表面がコーティングされているので気温の違いで肥料が溶ける量をコントロールして普通の化成肥料よりも肥料効果が長持ちすることです。
また、腐植酸と植物性の有機質が配合されているので土の環境を整える効果も期待でき、元肥・追肥のどちらでも使うことができます。
ミニトマトの品種
ミニトマトと一言でいってもいろいろな品種があります。ここでは、家庭菜園で人気があるおすすめの品種を紹介します。
ミニトマトの各品種の特徴
- アイコ:楕円形をしていて酸味が少なく甘いのが特徴。家庭菜園の人気商品です。
- 千果:ミニトマトの定番の品種です。着果不良はほとんどないので育てやすいです。
- ミニキャロル:皮は薄いが割れにくい。酸味と甘さのバランスがよく人気です。
- ピコ:育てやすくたくさん収穫できます。とても甘いです。
- ピンキー:赤いミニトマトです。フルーツのような甘さがします。
- キラーズ:黄色いミニトマトです。ピンキーと同様にトマトとは思えない甘さです。
おすすめのミニトマトの品種
商品名:【てしまの苗】ミニトマト苗 アイコ 断根接木苗 9cmポット
ミニトマト栽培が初めてでどの品種を選べばいいのか迷っている方は、まずは育てやすい接木苗のアイコを選んでみてはいかがでしょうか。
ミニトマト栽培の総費用
プランターを使ってミニトマトを育てる時に用意する道具、肥料、苗などのおおよその費用を紹介します。
ミニトマトのプランター菜園の資材と費用
- プランター:250円(土が15Lくらい入るサイズ)
- 培養土:200円(ホームセンターで安売りしている培養土)
- 移植ごて:100円(100円ショップを利用)
- ジョウロ:100円(100円ショップを利用)
- 園芸ハサミ:100円(100円ショップを利用)
- 支柱(2本):200円(100円ショップを利用)
- 誘引用のひも:100円(100円ショップを利用)
- 肥料:500円(液体肥料でも化成肥料でも構いません)
- 苗:250円(接ぎ木タイプ)
上記で紹介したアイテムはプランターのミニトマト栽培で最低限必要となるもので、それぞれの費用を合計すると1800円くらいとなります。
100円ショップのアイテムで代用できるものがあれば費用の節約になります。
各資材の準備が整いましたら、次はミニトマトの育て方を見ていきましょう。
(記事作成日:2016年9月15日、最終更新日:2021年5月13日)